1日目(4) パルテノン神殿は日差しが強くて日傘を差しながら

時刻は午後1時30分、アクロポリス Ακρόπολη の丘の直下に来ました。
見上げると大迫力で列柱が並んでいます。
でも、これらは有名なパルテノン神殿ではなく、その入り口にある前門です。
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それにしても暑い・・・・日陰は一切なく、照り返しが強いのです。
日傘をさしている人もいます。私も日傘兼用の傘をさしました。サングラスも、帽子もして・・・
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この下をくぐって・・・抜けると
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パルテノン神殿が見えてきました。 Ναός του Παρθενώνα
アテネの街の守護神、アテナ Αθηνά にささげられた神殿です。
アテナは全知全能の神、ゼウス Ζεύς, の娘で、ゼウスの頭から生まれたという不思議な神様で、知恵と戦いの神です。
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ギリシャ神話ではヘラクレスなどの英雄たちはアテナの応援を得て大活躍します。

神殿が壊れたのは、戦争による砲撃です。1687年9月26日、当時ここはオスマン帝国の占領下に有り、神殿はなんとモスクになっていました。それがヴェネツィア軍の砲撃で、内部構造は全滅、屋根も無くなりました。それでも、世界遺産なのはヨーロッパ文明の源流がここにあると考えられているからかもしれません。
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アクロポリスの丘はアテネ中を見渡せる、眺めのいいところです。
ギリシャ国旗がはためく下は要塞だったところでしょう。
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アクロポリスからの眺めです。
これから行こうとするところが、ここからよく見えました。
まずは北方向、足元はローマン・アゴラ、遠景はオモニア広場の方向でしょう。
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続いて北東方向。手前は朝方散歩した丘のふもとプラカ地区、
遠景の山はリカヴィトスの丘です。
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南東方向です。画面中央右側のある大きな四角い区画は、ゼウス神殿のあるところ。
その左手から広がる緑は国会議事堂裏にある国立庭園でしょう。
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南方向です。手前はディオニソス劇場の遺跡、
中央右手の大きな建物は新アクロポリス博物館です。
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南西方向です。遠景はフィロパポスの丘。そこから砲撃されました。
ズームアップして見ると・・・
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丘の向こうに海が見えます。
海の手前側はアテネの外港のピレウスで、海の向こうはたぶんエギナ島でしょう。
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周りには神殿の柱を飾っていた石がごろごろしております。
眺めは堪能したので、そろそろ降ります。
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オスマン帝国時代には弾薬庫にも使われていた神殿は、砲撃されて大爆発してしまい、
今では昔の姿を想像力で補うにはちょっと困難な状態ですが、
神殿は列柱だけで中はがらんどうだったという訳ではなく、

紀元前4〜5世紀のものという神殿内部には
ちゃんと壁や屋根もあったわけです。
そして、当時は神殿の大理石は彩色されていたというので、
ますます昔のイメージが掴みにくいのです。

祀られていたアテナ神はどんなだったでしょう?
グーグルで検索してみたところ、
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槍と盾を持っています。
後世の人が考えたイメージも混じっていると思われます。

アテナではありませんが、当時の彩色された彫像のイメージはこんな感じでは、
というのは新アクロポリス博物館のサイト中の color the peplos kore
というページで見つけました。
彩色はご自由にどうぞ、というので色は私が付けて見ました。
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ちょっとはイメージが膨らんだでしょうか??

パルテノン神殿の想像図を検索してみました。
古代のアクロポリス想像図とパルテノン神殿の内部とアテナ女神像
パルテノン神殿の彩色装飾
これらで、古代の色と形がイメージできるかもしれません。

来るときの途中から見えた円形劇場です。
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丘の中腹まで降りてきました。ここまで日陰は一切ありませんでしたが、
やっとここでオリーブの木蔭を発見、やれやれと一服します。
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見上げると先ほどまでいたアクロポリスの丘が迫ります。
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降り口は、南西側入口とは別の、アクロポリスの南東側(正門?)の方に向かっています。
途中で、この暑いのにどこへ行こうというのか?のそのそ歩くカメを発見!
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次回は、神殿に有った遺物が格納されている、新アクロポリス博物館の巻です。
神殿の遺物の中には、イギリスによってギリシャから持ち去られて、
大英博物館に展示されているものも有り、その辺のいきさつも・・・


# by ciao66 | 2018-06-08 21:56 | 不思議の国ギリシャ2018 | Comments(8)

1日目 (3)アテネの街歩きはアクロポリスのふもとから(続き)

アテネのホテルのチェックインを済ませて一服し、もう時計は12時です。
先ほどの散歩で見つけておいた 木々に囲まれたお洒落なレストランに行くことに。
素敵な庭が眺められる屋内の席に着いて・・
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オーダーしたのはローストポークとジャガイモ・・・無難なチョイスですが、
お味はまずまずでした。
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5月というのに歩けば外はカンカン照りで暑いのです。
冷却材を体内に入れようとアイスクリームを食べて・・・
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お手洗いに行くと・・・こんななドアが迎えてくれました。
ギリシャ人はユーモア好きなのでしょうか?
態勢が整ったので再び散歩に・・・
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再びアクロポリスのふもとを目指して、
ここのレストランも気持ち良さそうだなと、考えながら・・・
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気持ちのいい散歩道が続きます。
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木陰は涼しいのです。
明暗のコントラストが強烈。
しばらく行くと・・・
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また教会を発見。とても古そうに見えます。1000年以上前のもの?
でも入り口が判らず、そのままアクロポリスのふもとを行くと、
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小高い岩場を発見して、みんな登っているので、私も登ってみることに。
アクロポリスの丘が一望です!
頂上に建つのはパルテノン神殿。
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麓には豊かな森が広がります。
足元の岩場、なかなかいいスポットです。
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反対側を振り返れば、アテネの市街地と、
三角の山・・・リカヴィトスの丘がよく見えました。
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アクロポリスのふもとを北側から西に回り込みました。
気持ちのいいオリーブの茂る丘を登ります。
先ほどのように遠くからは緑豊かに見えますが、地肌むき出しの地面。
やはり乾燥した土地だと判ります。
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アクロポリスの切符売り場は何処かと思いながら歩いていたのですが、
気づかずに入場料を払わずに、堂々とゲートを通過しておりました。

道の真ん中に人がたくさん固まっていて、通るのに邪魔だなと思って、
Excuse me❜ と言って道を開けてもらったのです。

後で考えると、どうもそこが入場ゲートだった(笑)。
切符のチェックをしていた所だったようです。
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どさくさ紛れに入場してしまったわけですが、裏入場口で、
看板も無く良く判らなかったのです。

切符はアテネ市内の遺跡5か所が入場できる30ユーロの共通券を買うつもりでしたので、
別の遺跡(ローマン・アゴラ)のところでちゃんと買いました。

見上げると、もうアクロポリス遺跡のすぐそばまで来ています。

次回はアクロポリス遺跡とパルテノン神殿の巻です。


# by ciao66 | 2018-06-06 08:54 | 不思議の国ギリシャ2018 | Comments(4)

1日目 (2)アテネの街歩きはアクロポリスのふもとから

アテネの5月はもう初夏でとても強力な太陽の下、日差しが強いのです。
でも意外にもこの時期は花盛りのアテネ。
アクロポリスのふもとで見つけた夾竹桃の花です。
ホテルのチェックインができるまで30分というので、朝10時半ころ散歩に出ました。
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ホテルアクロポリスハウスから歩いて少し行くと、美しい教会を発見。
ビザンティン時代の教会でしょう。
ガイドブックには書いていない、とても良いものを早速見つけました。
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ぐるっと回ると教会の美しいお庭です。
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帰国後に調べて、ここは Αγία Σωτήρα του Κοττάκη アギヤ・ソティラ・トウ・コッタキ という11世紀ころからの教会だと判りました。(アギヤというのは教会のこと)

堂内に入ります。
ギリシャ正教の教会はカトリックやプロテスタントとは全く違う雰囲気です。
神秘性と、厳かさと、敬虔さを感じます。
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入り口を振り返ると、ちょっとお洒落なステンドグラスで
色彩がリズミカルに並んで楽しそう♪
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教会の有った Οδός Κυδαθηναίων キダシネオン通りを西の方へずっと歩いています。Οδός はオドスと読んで(通り)のこと
お店がずらっとある賑やかな通りですが、
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しばらく行くと、緩やかな階段の Οδός Θέσπιδος セスピドス通りに変わり、
静かな街並みになりました。
石畳の道は歴史が古そう、濃いグリーンの木はオリーブでしょう。
もうすぐアクロポリスのふもとの方。ぶらぶら歩きます。
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セスピドス通りの突き当りに来ました。見上げれば大迫力、
アクロポリスの直下の場所まで来たのです。
(丘の上にギリシャ国旗が見えるでしょうか。のちほどそこまで行きます。)
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もうすぐ11時になるので、散歩はいったん終了して、
チェックインと一休みのためにホテルに戻ります。

次回に続く。

# by ciao66 | 2018-06-04 20:36 | 不思議の国ギリシャ2018 | Comments(4)

1日目 (1) 北京経由のフライトでアテネに着くまで

無事ギリシャから帰ってまいりました。これから、旅行記の連載開始です.
冒頭の写真はエギナ島の船の果物屋さんの様子で、
量り売りでギリシャの雰囲気が出ているかと・・・。
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まずは旅の出発に戻り、羽田空港の搭乗ゲート。
中国国際空港(エアチャイナ)の北京行き便を待っております。
日本からアテネへの最短ルートは、中国国際航空かトルコ航空のどちらかです。
アテネまで往復63,000円という破格値に惹かれて選んだのですが、さてどんな具合でしょうか。
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CA168便はANAと共同運航、19時40分発です。
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搭乗ゲート付近の様子です。
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北京までは雲の上で眺めなし、ひたすら寝ておりました。
東京で積み込まれた機内食はこんな感じ、まぁ普通というかんじ。
ANAとの共同運航ということも有るのでしょうか、客室乗務員の応対もまずますでした。
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さて22時40分に北京に到着。ここで乗り換えです。
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飛行機が二個並んだマークは24時間以内の国際線のりつぎ窓口へのルート。
ここは通り過ぎてしまうほど判りにくい、とせっかく予備知識を得ていたのに
・・・やはり見過ごしました。
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再度荷物の保安検査があり、これは無事通過、
トランジット時間は4時間でしたが、搭乗ゲートに着いての残りタイムは3時間。
北京空港の「Wi-Fiは使い物になりません」という情報を得ていましたが、航空便名を入れてパスワードを入手し、アクセスしたものの、噂通りに全く使えませんでした。

深夜の2時30分に北京を飛び立ち、約10時間でアテネへ。

北京からアテネへの便では客室乗務員は日本語は全く話しません。それはいいのですが、英語もあまり使いたくないのか?中国語で話しかけられ、何時まで経っても客を覚えていないのか、話しかけられるのはいつも中国語!なので、いちいち「 in English please!」と返すのです。機内は中国人が多すぎて、国内線の感覚?応対ぶりも丁寧とはいいがたい様子で、北京で積み込まれた機内食も口に合わずでした。

アテネ往復63,000円のスーパープライスですから、サービスはあまり期待はしておりませんので、まぁ運んでくれればいいかと。

ANAで行けはアテネまで17万円くらいとお高いし、時間はもっと長くかかり、深夜に到着することも有り、選びにくいのです。

エアチャイナは朝方着く便ですから、途中なるべく睡眠をとるようにしておりました。

座席前の画面で、間もなくアテネというところです。
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ギリシャの陸地が見えてきました!
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無事着陸です。朝8時15分ころ。
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飛行機は「沖止め」でした。
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タラップを降りて、ゲートまではバスで。
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入国審査を無事パスして、アテネ空港の玄関です。
日本出国から数えればは2日目ですが、ここから旅の事実上の1日目の開始。
さて、いろいろとすることが有ります。
市内地図を入手し、ATMでユーロキャッシュを調達し、スマホのヨーロッパ用のSIMカード(=イギリスのthree社発行の約1000円で1GB使えるプリペイドSIM)を起動します。さらに空港バスの切符を買って・・・
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準備完了して、バスに乗り込み、切符の刻印機を探します。機械は見つかりましたが入れる口が見当たりません!
周りの乗客が、タッチするのだと教えてくれました。ピッと言わせて、改札終了。
他のほとんどのヨーロッパの国では、切符を差し込みガリガリと音を立てて刻印するのに、ギリシャへは意外に進んでいるではないか!・・・と思ったのはここくらいでしたが・・・。
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アテネの空港は遠いのです、成田並でしょう。バスで1時間10分かかり、電車でも似たようなもの。
で、電車よりはバスが運行間隔が短く、お安いのですが、空港のバスは冷房がないのか、省エネなのか、窓を開けて走っておりました。
下の写真は市内のトロリーバスで、空港のバスではありません。
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キャリーケースをごろごろさせて、シンタグマ広場のバス停から、ホテルに向かいます。
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こんな路地を通って10分足らず。
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 アクロポリス・ハウスに到着です。ここに全部で4泊することになります。
アテネ以外ではペロポネソス半島で2泊、エギナ島で1泊、あわせて現地7泊です。
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ホテルのロビーです。古い写真が並んで雰囲気が有ります。
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これがお部屋で、201号室。
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部屋は狭いながらも、シャワー・トイレ付。ホテル代の高いアテネで、街の一番中心部というロケーションですから、一泊68ユーロはリーズナブルです。
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ホテルは黄色い星マークの所です。アクロポリスの近く。
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ホテルご紹介のついでに・・・
(翌日の)朝食ルームです。
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朝食はこんな感じで、生野菜や卵もあり、充分満足でした。
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ホテルに着いたのは朝10時20分、周りを少しだけ散歩して、部屋の用意が出来たと11時にはチェックイン可能になりました。
ホテルで一休みして、ちょうどお昼頃になりアテネ市内散策の始まりです。

次回に続く。


# by ciao66 | 2018-06-02 21:53 | 不思議の国ギリシャ2018 | Comments(4)