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2日目(その1:朝の散歩とブルーモスクの「絵葉書売り」との攻防)

2007年3月12日(月)続き (・・・・イスタンブール歴史散歩その2)
 トルコ2日目の朝は早朝5時15分の「アザーン」で目が醒めました。
「アザーン」【adhan】は1日5回のお祈りの時間を知らせる呼び声です。
良く透り澄み渡る、なかなかいい声です。まるで心地よい音楽のようです。
イスラム教の国に来たんだ、という実感が沸いてきました。
「アザーン」が終わると今度は、鳥の声も聞こえてきます。
 うとうとと一眠りした後、7時頃に朝食の前の散歩に行きます。
↓ホテルのすぐ近くです。向こう側はトプカプ宮殿の城壁。 
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(写真は後日の晴れた日のものです。)
この日は朝、雨では有りませんでしたが曇っていました。
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↓さて、散歩ですがホテルから5~6分歩いたところでトプカプ宮殿の門の前に来ました。
写真はアヤソフィアですがちょっと曇り空です。
ここは1500年前の建物ですが、
キリスト教の大聖堂として約1000年
その後イスラム教のモスクとして約500年
→さらにその後1934年にトルコ共和国となった後は宗教施設でなく「博物館」として、現在の状態になっています。
今日は朝の散歩で外観だけです、素晴らしいモザイク画がここにあります。翌日入館。
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↓アフメット3世の泉・・・18世紀のオスマントルコ時代の建物です。アラビア文字が見えますが今はトルコではアルファベットを使っています。
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↓遠くに見えるのはブルー・モスクです。
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↓歩いてブルー・モスクまで来ました。
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ここは早朝から開いています。
 入り口に、靴を脱ぐところがあります。靴を建物で脱ぐのはモスクだけだと思いますが、そこは、なにやら日本に似ている感じも有ります。
 自分のビニール袋を持ってきていましたので、そこに入れて入ろうとしますと
トルコ人が門番みたいにして
「10ドル払って絵葉書を買わないと中へ入れない」と英語で言います。
モスクに入場料があるはずが有りません!押し売りのようです。

私:「ジャーミー(現地語でモスクのこと)、no money!」
 どうしても入れてくれないので帰ろうとしますと、仕方が無いというジャスチャーで入れてくれました。
「later」(あとで)と言っていますので、「later no!」と私。
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堂内の写真は朝早くて暗いので、上手く撮れませんでした。
さて出てきてから、またトルコ人が絵葉書を売りに追いかけてきます
私が 「no need」と言っても付いてきます。(途中省略しますが、段々安くなった。)
 結局、根負けして6YTLで2セット・・ブルーモスクとアヤソフィアの各12枚セットを買ってあげることにすると、さらにちょっと歪んでいたトプカプ宮殿の1セットををおまけに付けてくれました。
2セット=10ドルは高かったのですが、3セットで6YTLなら妥当だった様です。(・・・・後日トプカプ宮殿の公式売り場で確認)
 トルコ人は本当に商売人です!モスクに入場料などというとんでもない騙しも!
早くも、スルタナフメット地区の悪名高い物売りの「洗礼」を受けてしましました。
もっとも、値切りましたから、ほとんど被害はありませんでしたが。
 
 騙しの本命は馴れ馴れしく日本語で呼びかけてくる悪質な「じゅうたん屋」の客引きでしょう。
要注意外務省海外安全HPは見ていきましたが、被害の情報や手口はネットのそこらじゅう出回っています。 
 この後、一切、旧市街中心部のスルタナフメット地区で声を掛けられても、メルハバ(こんにちは)だけで適当に受け流して、相手にせずにやり過ごすことにしました。
 一部の悪質な物売りや睡眠薬強盗!は例外として大多数のトルコ人は善良でとってもフレンドリーです

↓朝の散歩から帰ってきました、ホテルの玄関は普通の民家みたいな感じです。(写真は後日の晴れた日のものです。)
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「お父さん」に聞きましたら曇り、のち晴と言っています、TVの予報でも「晴れ」!Lucky!
4階にある食堂は眺めがいいのです。写真の向こうの海はボスポラス海峡の南端部で、丁度海峡がマルマラ海に出る辺りです。
こちら側はヨーロッパです。向こう側はアジア大陸。
ヨーロッパとアジアの間を市民の足のフェリーが行き来しています。 
大きな貨物船やタンカーも黒海からこの海峡を通過してエーゲ海・地中海方向に向かいます。
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 朝食は、バイキング方式でパン・蜂蜜・チーズ・ヨーグルト・シリアル・牛乳・茹で卵・きゅうり・トマト・オリーブ・プラム・チャイ(トルコ紅茶)等でしたが写真撮るのを忘れました。 

 さて、本日の予定ですが、本当はトプカプ宮殿の予定でしたが、今日は「晴れ」そして、明日・明後日が天気が悪いということなので、急遽予定を変更してボスポラスクルーズに行くことにしました。・・・ここは天気のいい日に行きたかったのです。

(下の写真は後日の晴れた日のものですが、窓を開けるのを忘れていましたので、ガラスが反射してちょっと失敗。)
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↓朝食の後、トラム(市内電車)の通る坂道を降りながらエミノニュ桟橋に向います。
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↓オリエント急行の終着駅、シルケジ駅です。
ここのインフォメーションでフェリーボートの時刻表を入手。
これは役に立ちましたが、他には役に立ちそうな資料は特になしでした。
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桟橋はもうすぐです。(次回に続く)
by ciao66 | 2007-03-22 20:41 | トルコ旅行2007 | Comments(4)
Commented by はなみずき at 2007-03-23 21:53 x
歴史的な建造物は美しいですね。あなた達はどんな歴史を見てきたの?と
語りかけたくなる様な風情あるたたずまいです。
 物売りとのやり取りも楽しく?拝見しました。
朝食のチャイはインドのような甘いミルク紅茶ですか?
ヨーロッパとアジアの間に位置しているのですから、なんともエキゾチックな
景色です。

 
Commented by ciao66 at 2007-03-23 22:25
ビザンティン自体が西洋文明でありながら大変オリエンタルな雰囲気を持った文化でしたし、そこに、オスマントルコの文化が重層的に重なって何とも言えずに面白いのです。
 建物と言えば、トルコでも文化財の「修復作業」が今色んなところで懸命にされているのに感心しました。イタリアがその面で一番進んでいると思いますが、「ほったらかし」は美しく有りません。ところで日本はこの面?ですね。
 チャイはウーロン茶と紅茶の中間のイメージでしたが、普通はミルク無しで甘くして飲むのです。カップは小さい目ですが、一日何度も、何かとすぐチャイを飲むのです。
私はチャイ好きでしたね。
旅行中、何度も親切なトルコ人にチャイをご馳走になりました。
Commented by futakiです at 2007-03-24 20:00 x
すてきな風景ですね~(^・^)。ジャーミーでの物売りとのやりとりが面白かったです。
わたしもタイのバンコクへ旅行した時、ワット・ポーで同じような物売りに会ったことがあるのを思い出しました(笑)。わたしも最終的に値切って買ってしまいましたけどね。
ゆっくりと時間が流れている国なんだぁと感じました。今後も楽しみ、楽しみで~す☆
Commented by ciao66 at 2007-03-24 20:54
買い物と言えば、エジプシャンバザールの市場の買い物が面白かったのです。「ロクム」というお菓子の試食後、キロ売りのを混ぜてもらって、お店と店員さんの写真を撮りました。・・・後ほどアップします。お楽しみに。
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