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虚空蔵尊の年末風景

2006年12月28日(木)の散歩の続きです。
 愛宕神社の隣の「虚空蔵尊」に来ました。ここも、山の上にあります。歴史は古いのです。
もともとは、今の青葉城の場所に有ったのですが、伊達政宗の仙台開府の際に場所を移転してここに来たようです。
↓八角形のメリーゴーラウンドみたいなお堂は「十二支守り本尊」です。
本尊は8体で十二支ですから、1体で2つ受け持つ本尊が4体有る計算。
写真は不動明王(酉年)と阿弥陀如来(戌年・亥年)。
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地図はここ
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↓お堂の手前には寅の置物が!生き生きとして、よく出来ています。
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↓モ~一つ牛さんもいます。
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虚空蔵菩薩は丑・寅年生まれの守り本尊ということなのです。
・・・「虚空蔵」は文字通り「虚空を蔵する」の意で、虚空蔵菩薩とは広大な宇宙のような無限の智恵と慈悲を持った菩薩、という意味だそうです。(wikipeddia)
↓もう一つの置物はユーモラス。小僧さんとねずみと木魚。
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↓八角堂の全景はこんな感じ。ミニ・メリーゴーラウンド・・・廻りませんが。
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↓これが虚空蔵菩薩です。ウナギに乗って天から舞い降りるらしい。
剣は知恵の宝剣。もう一方には福徳の宝珠。
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菩薩には
1.修行者としての菩薩・・・悟りを開く前の修行時代の仏陀 (弥勒菩薩等)
2.現世で活動するための菩薩・・・いわば仏陀の手足となって活動する者(文殊菩薩・普賢菩薩等)
が有るようです。(wikipeddia)
虚空とは
現在の概念でいえば、ほぼ空間に相当しています。そこでは、いっさいのものがなんのさまたげもなく、自由に存在し運動し変化し機能することができます。虚空蔵菩薩の功徳の大きさを宇宙空間の大きさになぞらえて「虚空」と呼ぶようです。
↓普賢菩薩。(辰・巳年)・・・像に乗った慈悲の菩薩。
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↓十二支守り本尊にお参りした後、坂道を下って行きます。初めて通りますが、雰囲気のあるいい散歩道です。
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↓この竹林、京都のお寺の雰囲気ですね。
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↓降りてくると大満寺です。先ほどのお堂はこのお寺のお堂なのです。
お寺よりもお堂のほうが有名。
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↓本来の山門はこちら。(私は山の上の裏手からお参りした格好です・・・
階段を登れば先ほどのお堂に出ます。)
右の看板に「奥の細道33番霊場 第3番」と有ります。
奥の細道霊場って聞いたことが有りませんが・・・
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↓階段を登った正面に有るのが、虚空蔵堂です。先ほどの十二支守り本尊はこの横。
虚空蔵堂に有る虚空蔵は十二支守り本尊の虚空蔵とは別。暗くてよく見えません。
お寺のHPには虚空蔵菩薩の写真がありました。
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↓敷地内に有る千躰観音です。
「千躰」→仙台
仙台の地名のルーツ!
仙台開府に伴い、仙台城(青葉城)に場所を譲り、ここに移転した大満寺ですが、もともと千躰佛を祀っていたわけで、その千躰佛から仙台の地名が採られた経緯があるようです。
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↓千躰観音横の広場から見た仙台市内。冬の青空に木々が映えています。
市街地の向こうに七ツ森の山まで良く見え、気分のいい場所です。
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 後で考えたのですが、ひょっとしてここも伊達藩の「隠れ軍事基地」だったかもしれません。
松島の瑞巌寺はそうでした。
大崎八幡、東照宮(仙台の)もここと同様に眺めのいい高台で、侵入者を見張るのに最適・・・
 気候も穏やかでいい散歩でしたが、帰りにはちょっとパラパラとみぞれが降りだし、家に帰ると又快晴に戻るという、忙しい天気でした。
by ciao66 | 2006-12-29 16:50 | 青葉山・広瀬川散策 | Comments(0)
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