少し前に読んだ本は、伊東潤の『天下大乱』でした。
徳川家康が天下を取るために、準備周到な根回しをして、
秀吉の死から関ケ原の戦いまでに、いかに権謀術数をつかったのか、
脇役も本田正信や安国寺恵瓊など多彩で、面白かったのです。

同じ作家ですが、『潮待ちの宿』のほうは、瀬戸内海らしく穏やかで、ほんのりした小説で、
伊東潤らしくはまったく無いのですが、これもまた良し。
そして、『威風堂々』(上・下)は大隈重信の話ですが、意外に小説になっていない人物かもしれません。
この方は「耳学問」の人だったそうです。読書にかける時間を節約して、人から聞いてポイントを押さえる・・・いまでいう時短ですね。
とはいえ、誰に聴くのが良いのか、聴く人は選んでいたのでしょう。自分でも本は読んでいたようです。

佐賀藩の雰囲気も描かれ、中央政界に入ったいきさつや、
英国公使のパークスとの、キリシタン問題や太政官札発行を巡るやり取りも、興味深く、
これも面白い歴史小説でした。
そのほかに、
山本一力も、気軽な歴史関係の文庫本も読んで・・・

最近読み終えた本は、帚木蓬生の小説『聖灰の暗号』です。
フランスで中世に、キリスト教会から異端とされ、
弾圧された「カタリ派」がテーマのミステリー仕立ての小説で、
宗教や信仰について考えさせられました。

こちらはこれから読む本で、偶然図書館で見つけました。
千田嘉博さんは城郭考古学者で、テレビでお城博士として活躍している方です。
『歴史を読み解く城歩き』はお城巡りに役立ちそうな本でしょう。
