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3.味わい深い紅葉 @ あだし野 念仏寺

午後1時ころ、嵯峨野の奥にある「あだし野 念仏寺」に来ました。
いつの間にか、名前がひらがな混じりに変わっていたのですが、
「化野念仏寺」のほうが、場所の雰囲気をよく表している気がします。
3.味わい深い紅葉 @ あだし野 念仏寺_f0100593_15032569.jpg
この地は古来より葬送の地といわれ、1200年前弘法大師が開創して、
野ざらしになっていた遺骨を埋葬したところでした。
その後、法然上人の常念仏道場に変わった経緯から、
今では浄土宗の念仏寺となっているそうです。

紅葉をくぐるように参道を上がります。
3.味わい深い紅葉 @ あだし野 念仏寺_f0100593_15030789.jpg
嵐山から嵯峨野にまで来ると、次第に雰囲気は落ち着いてきますが、
それが奥嵯峨野まで来ると、少し寂しいような、わびさびの世界に入る感じもします。
紅葉も、派手さはなくとも、味わい深いものです。
3.味わい深い紅葉 @ あだし野 念仏寺_f0100593_15031954.jpg
本堂付近に来ました。このあと待っていたのは・・・
3.味わい深い紅葉 @ あだし野 念仏寺_f0100593_15033788.jpg
雰囲気のある竹林の小径です。
嵐山の天龍寺そばの竹林は有名ですが、この時期は大混雑でしょう。
ここのは坂道になっていて、違う雰囲気も有りますし、
何より人が少ないのが良かったのです。
3.味わい深い紅葉 @ あだし野 念仏寺_f0100593_15034330.jpg
坂道を登ったところに有るのが、六面体地蔵です。
周りながら順に、柄杓でお地蔵さんに水かけをすると・・・
3.味わい深い紅葉 @ あだし野 念仏寺_f0100593_15035962.jpg
罪障は洗い流されるのだそうです。
綺麗に流れたかどうか・・・判りませんが、たぶん大丈夫かと。
3.味わい深い紅葉 @ あだし野 念仏寺_f0100593_15040607.jpg
私の後ろにいた外国の方に、水かけの仕方を、伝授しましたら・・・
片言が通じて、その意味も分かって頂けたようで、幸いでした。

境内には八千の石仏、石塔が有って、これらは・・・
3.味わい深い紅葉 @ あだし野 念仏寺_f0100593_15041730.jpg
何百年という年月を経て、無縁仏となっていた石仏を
集めてここへ移したものでした。合掌。
3.味わい深い紅葉 @ あだし野 念仏寺_f0100593_15042492.jpg
半世紀前にここを訪れたのですが、
さみしい雰囲気だった記憶が残っています。
今回は紅葉の時期ゆえか、参拝者が多いせいか、
少し寂寥感は変わった感じもしました。

さて、ここからは嵐山に戻ります。
3.味わい深い紅葉 @ あだし野 念仏寺_f0100593_16023578.jpg
近くには古い町並みが保存されていて、
そこには「嵯峨鳥居本町並み保存館」が有ります。
3.味わい深い紅葉 @ あだし野 念仏寺_f0100593_15025732.jpg

見つけたのは、こちらの街並みの模型で、
街の右上のほうにS字カーブを描いているのは、今のバス道ですが、
学芸員さん?に聞いてみると、昔はここに鉄道が通っていたらしい!
3.味わい深い紅葉 @ あだし野 念仏寺_f0100593_15050331.jpg
ここに来るまで全く知りませんでした。
昭和のはじめ、嵐山からその愛宕山までを結ぶ「愛宕山鉄道」という鉄道が有ったと!
戦時中の鉄の供出で、鉄道は無くなってしまったらしい。
もし今残っていれば大人気のはずです。

その鉄道跡のバス路線で、
昔の鉄道に乗った妄想に浸って?
鳥居本バス停から、バスは大覚寺へ寄り道した後、嵐山まで戻りました。
(乗車したのは13分ほど。途中の人ごみエリアは上手くスルーしたのです。)
3.味わい深い紅葉 @ あだし野 念仏寺_f0100593_15402927.jpg
阪急嵐山駅の一つ手前でバスを下車して、山門まで歩いて20分ほど、
この日の朝、保津川の対岸から眺めた「 大悲閣 (千光寺) 」 が次の目的地です。
(次回に続く)

by ciao66 | 2024-12-12 17:04 | 関西うろうろ | Comments(10)
Commented by Kj at 2024-12-13 10:10
素晴らしい写真!
To my surprise, not much people there. You are lucky...
Commented by inakamon55 at 2024-12-13 15:36
紅葉が綺麗な季節になりましたね。京都の嵐山は有名な観光地なのに人影まばらとは。
鉄道の線路跡がバスが走る道路になっているとは、廃線がかなり古いのかな。
今なら自転車道とか遊歩道になっている場合が多いので。

私は、旅行は一区切りつけ、尾道の旅に行ってきました。
今月下旬からまた仕事復帰します。
Commented by photo510ひろし at 2024-12-13 15:41
「化野念仏寺」私も一度訪れたことがあるのですが、
やはり人も少なく淋しい雰囲気だったと記憶しています。
竹林の小道もこちらは、人が少な目で落ち着きますね。

ここに愛宕山鉄道、路線があったとは、知りませんでした。
確かに残っていたら観光スポットになっていた気がします。
残念。
Commented by ciao66 at 2024-12-13 19:19
Kjさん、混雑しそうなところはなるべく避けるように、
嵐山の混雑しそうなエリアは朝のうちにすまして、
お昼前後には人の少なそうな嵯峨野の外れのほうへ行くことに。
小倉山登山の寄り道で時間が遅れて、お昼頃に少し混雑にぶつかりましたが、
まぁ許容範囲だったかと。作戦は成功だったようです。
Commented by ciao66 at 2024-12-13 19:24
inakamon55 さん、人影がまばらなわけでは無かったのです。
人のいないところを撮れば、そう見えるというだけで。
街はずれのあだし野でも観光客は多かったのです。大混雑では有りませんでしたが。

廃線になったのは戦時中のこと、鉄の供出が原因でした。
鉄道跡らしい優雅な曲線の緩やかなカーブが地図に残っていますね。
尾道の旅、そちらに拝見に行きます。
Commented by ciao66 at 2024-12-13 19:28
photo510ひろしさんも、あだし野に行かれたことが有ったんですね!
昔よりは寂しさは人が増えたせいで減ってしまったのかもしれません。
もっとも、季節外れになれば、元に戻るかもしれませんが・・・

愛宕山鉄道、確かに残っていたら観光スポットは間違いなしでしょうね!
ない物ねだりはできませんので、
まだ乗っていないトロッコに次回は乘ってみたいです
Commented by tawrajyennu at 2024-12-14 10:08
こんにちは♪
化野念仏寺に行ったのは、私も半世紀近く前かも。
上手に人混みを割けて回られたのですね。
竹林も人が居なくて、よい雰囲気です。
愛宕山鉄道というのがあったというのは、初めて知りました。
先日お知らせした愛宕念仏寺は、同じ字で「おたぎ」と読みますが
こちらは普通に「あたご」と読むんですね。

Commented by ciao66 at 2024-12-14 19:48
tawrajyennuさん、「おたぎねんぶつじ」と呼ぶのは今まで全く知らずでした!
実は行ったことが有ったようです・・・半世紀前に。
山肌に沿って並んでいるお地蔵さんの写真を見て、
あぁここだったと思い出しました。
私は愛宕と、化野と、二つの念仏寺を混同していたようです。
半世紀前のあやふやな記憶ですね!
Commented by milletti_naoko at 2024-12-15 03:06
なんとも紅葉のすばらしい場所ですね!
徒然草で兼好さんの言葉から想像していた寂しい
煙の上がる風情とは、秋はがらりと景色が違いますね。
特に2枚目から4枚目のお写真の紅葉のみごとなこと。
Commented by ciao66 at 2024-12-15 17:56
milletti_naokoさん、どうも有難うございます。
少し場所を移動するだけで、紅葉の風情が違っているのには感心しました。
秋も深まれば、もっと寂しい景色になるのでしょうが、
今年は秋が短く一気に冬になったような・・・

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