BRTに乗って南三陸と気仙沼に行く、の続きです。
バスは志津川の市街地に入るところで、美しい海岸に出ました。
左手を見ると砂の山です。まだ地盤の嵩上げ工事中なのでしょう。
昔の志津川駅はこの左手辺りですが、今は何もないところ。
テレビで見覚えのある建物を発見。津波をかぶって骨組みだけになった南三陸町防災庁舎です。
多くの方がここで犠牲になりました。
旧駅舎は川の手前(西側)でしたが、BRTの駅舎は川を渡って少し先に行ったところです。
10時57分の定刻にBRT志津川駅に到着。仮設の小屋が駅舎になっています。
仙台からここまで90kmを2時間27分掛かりました。前谷地からは33.7kmを1時間で。
土を盛り上げて小山にした見晴台に上がります。
海がよく見えます。黒っぽい建物は真新しい食堂でした。
右手方向です。
パネルが有りました。
震災前の南三陸町志津川の市街地です。
震災直後の様子です。津波で全てが流されました。
約8年経過した現在の様子です。嵩上げ工事と区画整理がほぼ完成しましたが、
空地だらけで人が住んでいる気配はあまり有りません。
この日は風が強く、砂ぼこりが舞っていました。
見晴台の近くにあった松原食堂です。海の眺めがいいところ。
開店してまだ1年ほど、綺麗な建物です。
カキフライ定食を美味しくいただきました。
少し歩いてモアイ像のところに来ました。
南三陸町とイースター島は昔のチリ地震の時以来交流が有り、
震災後にイースター島から贈られたものだそうです。
モアイ像の有るのは「南三陸さんさん商店街」ですが、
ここは
仮設店舗ですが28店舗も有って想像以上に大規模でした。
ランチと街の散策で一時間経過。次の気仙沼行きBRTに乗ります。
在来線は風の影響で遅れが出ていましたが、BRTは定刻で運行していました。
12時02分発に乗って、しばらく行くと山を登っていきます。
右手は南三陸町役場、山の上に引っ越ししてきました。
南三陸病院の玄関が次のバス停でした。
ここはBRTになってから出来た駅(バス停)です。
写真は撮り忘れましたが、震災後に出来た団地、志津川中央団地駅を通って、また山を登っていくと鉄道の陸橋を潜りますが、ここはまだBRTの工事中で、未完成の部分です。
山を降りたところに工事中の高架線を発見。BRT清水浜(しずはま)駅です。
昔の線路は流されたのでしょう。
まったく新たにBRT専用路を造っているようでした。
見かけは鉄道の工事中にしか見えませんが、間違いなくBRT用の工事中でしょう。
こんどは鉄橋部分の工事中箇所に遭遇。
この付近は何時頃BRT専用路になるのでしょうか。
南三陸町のもう一つの集落に来ました。BRT歌津駅です。
土手の上は昔の線路で、当時は駅だったところでしょう。
BRTは土手の上に出ました。黄色いところから専用路に入って、
すぐにトンネルに入ります。
トンネルを抜けると専用路をはずれ、海岸に出たところがBRT陸前港駅ですが、
この付近でもBRTの路盤工事や架橋工事の最中でした。
続きは気仙沼までの最終回です。