バスで出会ったイタリア人と一緒にティリンス遺跡に向かって歩いています。
バス停の近くにある遺跡ですが、意外にも入り口はちょっと判りにくいのです。

バスを降りて、目の前に見えたのは、写真の建物。
これが入り口ですかと、守衛さんに聞いたところ、
「ここが何だと思う?」と逆に質問されて、
「政府機関ですか」と私、返ってきた答えは、
「ここは刑務所です!遺跡の入り口は道路沿いに、もっと北の方ですよ」と。

写真は撮ってはダメだったようです。
一枚撮った後に注意されました・・・。
グーグルマップで、バス停と遺跡の入り口はこういう位置関係です。
バス停から500m、一番遠いところが入り口。

遺跡入り口の厳重な門です。遺跡になぜ槍のような鉄柱が有るのか?
入って石畳をさらに進むと・・・

やれやれ、やっと切符売り場です。

入場しました。イタリア人のマリア・アンジェラさん、遺跡の見学にはよく慣れているようで、さっさと迷わずに行くのです。先に進むと・・・

大きな石積みが見えてきました・・・

この迫力ある石積みを造ったのは、伝説によると人間ではなく、

神話では、一つ目の巨人、キュクロプスが造ったといわれ、
ホメロスはここを「強力に囲まれたるティリンス」と呼び、
神話の英雄、ヘラクレスの生地であるともされています。

石積みの上に上がってきました。
ここはアクロポリスと呼ばれ、王宮の有ったところです。
王宮内は自由に歩き回れますが、だだっ広いところに基礎の石が残るのみ。
シュリーマンが見つけた王宮の出土品はどんなものでしょう。

発掘で王宮から見つかった壁画です。描かれているのは猟犬とイノシシ、
海洋文明らしく、伸び伸びとして素晴らしい!
アテネの国立考古学博物館で見ました。

ギリシャ政府のサイト(
Οδυσσέας)からお借りしたフレスコ画 ❝ Lady with pyxis❞ (紀元前13~14世紀) 。
女性が持っているのは化粧道具入れ小箱でしょう。少しエジプトの影響もある?

城壁の周りは、みかん畑に囲まれたのどかな風景で、
マリアさんが周りを見て、マーレ、マーレと言っていますが、
それはイタリア語の海のこと。
海洋文明なので、ここは海に囲まれていたということ。
海がすぐそばまで迫っていたわけではないと思うのですが・・・。

こんどはマリアさんが面白いものを見つけたようで、その後を付いていきます。

石積みの下に降りてきて、さらに先には
地下に入るような通路が続いている!

さらに進むと、石積みはどんどん高くなって、カーブしながら・・・

最後には地下道になって、不思議な感じで外に出てきました!

出てきた穴を振り返ります。意外感があってなかなか面白いところ♪
サイクロプ式(巨石積み)地下道がティリンスの特徴だったのです。

石積みはずっと向こうまで続いています。

途中で、切れ込みに階段が有ったりして、これも面白い。

お昼時の遺跡巡りは暑いのです。
訪れる人も少ないところですが、いいところでした。
1時間ほどの見学の後、バス停に戻ります。

お店でアイスクリームを補給して、バスはいつ来るか判らないので・・・

タクシーを拾って、相乗りで4kmほど先のナフプリオンに戻ります。

ナフプリオンに着いた後、マリアさんとお別れし、
私だけそのままタクシーでパラミディ城塞へ行くことに。
次回に続く