<< 8. フロイト博物館とシューベ... 6. シェーンブルン宮殿をパノ... >>

7. 軍事史博物館とベルヴェデーレ宮殿に行く

ここはウィーンの軍事史博物館ですが、ここに来てみるまで、こんな建物だとは思ってもいませんでした。ここが元々は武器庫だったとは、驚きです。
7. 軍事史博物館とベルヴェデーレ宮殿に行く_f0100593_20061453.jpg
まるで王宮のような金色の輝き。
7. 軍事史博物館とベルヴェデーレ宮殿に行く_f0100593_20063221.jpg
大きなドームに美しい絵。
7. 軍事史博物館とベルヴェデーレ宮殿に行く_f0100593_20062630.jpg
絵画以外の部分は、ちょっとオリエンタルなデザインです。
絵が無ければモスクのドームに似ています。
7. 軍事史博物館とベルヴェデーレ宮殿に行く_f0100593_20063977.jpg
アールの天井が美しいのですが、
展示部分は、エントランス部分のようには豪華ではなく、普通の感じです。
7. 軍事史博物館とベルヴェデーレ宮殿に行く_f0100593_20065356.jpg
さて、展示を見て見ましょう。
軍事博物館というのはちょっと珍しいジャンルです。

歴史的にオーストリア帝国は軍事的にはあまり強い国では無かったのです。

でも、オスマントルコに攻められた1683年には跳ね返しました。
有名なウィーン包囲(2次)です。丸い砲弾はその頃のもの?
7. 軍事史博物館とベルヴェデーレ宮殿に行く_f0100593_19560645.jpg

それからほぼ100年後の1757年、
オーストリア継承戦争で負けっぱなしだったマリアテレジアが、
初めてプロイセンに勝ったコリンの戦いの時の戦利品でしょう。

相手はフリードリヒ2世の時代です。その時の記念碑があのグロリエッテでした。
その後またプロシャにはやられっぱなしになるのですが・・。
7. 軍事史博物館とベルヴェデーレ宮殿に行く_f0100593_20072331.jpg
フランス革命(1789年)のあと、ヨーロッパ中がナポレオンに占領され、オーストリアも同様でしたが、そのころ使われた始めたのが気球です。
7. 軍事史博物館とベルヴェデーレ宮殿に行く_f0100593_20071841.jpg
その天才ナポレオンも、結局は全ヨーロッパを敵に回して、負けて島流しになってしまいます。
7. 軍事史博物館とベルヴェデーレ宮殿に行く_f0100593_20070840.jpg
その後、ウィーン体制の平和な時代になったかと思ったら、次は革命の時代。
パリの2月革命がヨーロッパ中に波及して、オーストリアでも大変なことに。
内戦があちこちで起こります。
7. 軍事史博物館とベルヴェデーレ宮殿に行く_f0100593_20072977.jpg
その後、平和な世紀末の時代を経て、飛行機の飛ぶ時代になって、第一次大戦がはじまります。これはアルバトロスB2というドイツの飛行機です。
7. 軍事史博物館とベルヴェデーレ宮殿に行く_f0100593_20074907.jpg


その第一次大戦の引き金となったのがサラエボ事件です。

1914年6月28日、オーストリア=ハンガリー二重帝国の皇位継承者フランツ・フェルディナント大公と妻のゾフィーは、ボスニアの州都サラエボで銃撃されました。

このサラエボ事件の1カ月後、オーストリア=ハンガリーはセルビアに宣戦を布告し、それが第一次世界大戦の端緒となりました。

その時フランツ・フェルディナント大公夫妻が乗っていたのがこの自動車です。
軍事史博物館で一番の見るべき展示物はこれでしょう。

7. 軍事史博物館とベルヴェデーレ宮殿に行く_f0100593_20080048.jpg
運転席です。
7. 軍事史博物館とベルヴェデーレ宮殿に行く_f0100593_20080985.jpg
銃弾の貫いた跡が生々しく残っている車体。
7. 軍事史博物館とベルヴェデーレ宮殿に行く_f0100593_20364992.jpg
残されたフランツ・フェルディナント大公の服です。
7. 軍事史博物館とベルヴェデーレ宮殿に行く_f0100593_20082557.jpg
当時の報道写真などを纏めた記事のリンク。↓

サラエボ事件から100年 第一次世界大戦の引き金となった暗殺を写真で振り返る

偶発事件から起こったというところが、危なっかしいですが、

今でも似たり寄ったりかもしれず、そんなことが起きないことを祈りつつ、

風格ある建物を振り返ります。
7. 軍事史博物館とベルヴェデーレ宮殿に行く_f0100593_20083885.jpg
30分ほどの駆け足見学でした。ホップオン・ホップオフバスにまた乗ります。
建物の真ん前まで付けてくれるので、これは助かりました。
7. 軍事史博物館とベルヴェデーレ宮殿に行く_f0100593_20312467.jpg
公園のようなところを抜け、次に向かうのはすぐそばに有る・・・
7. 軍事史博物館とベルヴェデーレ宮殿に行く_f0100593_20085310.jpg
ベルヴェデーレ宮殿です。到着しました。
7. 軍事史博物館とベルヴェデーレ宮殿に行く_f0100593_20091337.jpg
女性のような、羽の生えた馬のような・・・不思議な像です。
7. 軍事史博物館とベルヴェデーレ宮殿に行く_f0100593_20093268.jpg
建物に入りました。窓の形が独特です。
7. 軍事史博物館とベルヴェデーレ宮殿に行く_f0100593_20094495.jpg
昔はオイゲン公の宮殿でした。
オイゲン公は、オスマントルコが攻めてきたときに活躍した英雄ですが、
いまでは美術館になっていて、
7. 軍事史博物館とベルヴェデーレ宮殿に行く_f0100593_20100090.jpg
クリムトの「接吻」が有ります。うまく写せませんでしたが・・・。
7. 軍事史博物館とベルヴェデーレ宮殿に行く_f0100593_20472016.jpg
クリムトの遺作「The Bride」(未完成)。ぼやけてしまいましたが・・・。
7. 軍事史博物館とベルヴェデーレ宮殿に行く_f0100593_20104064.jpg
この庭はみごとでした。ベルヴェデーレ、美しい景色という意味の言葉通り。
視線の向こうはウィーンの旧市街。大聖堂の塔も見えます。
7. 軍事史博物館とベルヴェデーレ宮殿に行く_f0100593_20105587.jpg
ここも30分ほどの駆け足で見て、またホップオン・ホップオフバスに乗ります。
7. 軍事史博物館とベルヴェデーレ宮殿に行く_f0100593_20111618.jpg
こんどは最前列を確保。
やはりここが一番眺めがいい!
7. 軍事史博物館とベルヴェデーレ宮殿に行く_f0100593_20112673.jpg
オペラ座の前で、トラムD線に乗り換えて中心部を縦断し、
中心市街地の北側に出てきました。
7. 軍事史博物館とベルヴェデーレ宮殿に行く_f0100593_20125420.jpg
次回はフロイト博物館とシューベルトの家の周辺です。


オーストリアランキングに参加中。クリックして頂ければ幸いです。
by ciao66 | 2017-10-15 21:25 | オーストリア2017 | Comments(4)
Commented by Clearwater0606 at 2017-10-15 22:18
ホップオン・ホップオフバスのデザイン、良いですね。茶目っ気ありますね。
Commented by cahieretstylo at 2017-10-15 23:18
おお!ここでクリムトが見られるのですね。
建物全体が美術作品のような場所ですね。
庭園も美しい!遠景の旧市街も含めて絶景です。
Commented by ciao66 at 2017-10-16 18:45
Clearwater0606様、「目玉」のほうには気づいていましたが、下の方にちゃんと「口」まで書いて有るのは、今頃になって気づきました(笑)。
Commented by ciao66 at 2017-10-16 18:57
cahieretstylo様、王家ではない宮殿でこんなに大きくて立派なのは、ちょっと珍しい感じ、人気のスポットのようです。オイゲン公はもともとフランス人の貴族だったのが、なぜかオーストリアに仕えることになった人で、母国のセンスも混じっているのかも知れません。
名前
URL
削除用パスワード
<< 8. フロイト博物館とシューベ... 6. シェーンブルン宮殿をパノ... >>