朝9時過ぎ、ハプスブルク家の王宮巡りは「銀器博物館」から始まります。
第一次大戦後にオーストリア帝国は解体され、王宮は博物館になりました。 50か所以上のスポットが見放題のウィーンパス (=3日間€89.1)を使用します。 ![]() 本来の宮殿はこちらの旧市街の王宮。 銀器博物館には美しい絵皿や、 ![]() ![]() その次は、SISI MUSEUM(シシーミュージアム)と KAISER APARTMENTS (皇帝家族の居室)です。 ![]() 公式HPの Hofburg Vienna から10枚を抜粋しました。 シシーというのは愛称で、エリザベート皇后のこと、 最後の大物皇帝だったフランツ・ヨーゼフの妃です。 ![]() 皇帝と自身の姉とのお見合いが有り、 それについて行ったところ、彼女の方が皇帝に見初められ、 本来の相手であった姉をさておいて皇帝から求婚されました。 しかしながら結婚後は 元来が自由で家庭的な雰囲気の中で育ったので、 エリザベートは厳格なウィーンの王室になじめませんでした。 皇帝の母ゾフィーと対立し、というよりも戦いを放棄して?宮廷から逃げ出し、 療養を名目にして旅へ逃避。 エリザベート専用の列車が有って、それが再現されています。 ![]() オーストリア帝国の傘下に有ったハンガリー王国では絶大な人気で、 王室からは逃避したものの、 ハンガリーの大幅な自治権を認めることとなった オーストリア・ハンガリー二重帝国への変化には彼女も一役買いました。 持ち物なども展示されていて、最後は暗殺の場面。 スイスに旅行中に「誰でもいいから」という犯人に殺害されました。 ![]() フランツ・ヨーゼフ(在位1948~1916)の執務室。 エリザベートの写真が机の上に有ります。 とても愛妻家だったが妻とはすれ違いの生活。 彼はとてもまじめに仕事をした皇帝で、毎朝5時から執務をこなし、 週2回は謁見を行いましたが、帝国内の誰でも謁見の申し出を行うことができました。 ![]() その美貌とウェスト50cm、体重50kgという体型を維持するために、 毎日エクササイズにいそしんでいた。 吊り輪や梯子段にぶら下がったりしていたのでしょう。 ![]() ![]() ![]() ![]() ロシア皇帝アレキサンダーが宿泊し、 のちにはカール1世(=本当の最後の皇帝。在位1916~1918)の居室になりました。 ![]() ![]() ここまでの見学時間は1時間ほど、 詳しくは、先ほどのリンク Hofburg Viennaからどうぞ。 ここからは撮影オッケーでした。行列に並んで入場したのが、 10時から始まっていたスペイン乗馬学校の朝の調教見学です。 ![]() あまり変化がなかったので途中で退出。 ![]() 写真は神聖ローマ帝国の皇帝ルドルフ2世の王冠(1602年)で、 ルドルフはオーストリア大公、ハンガリー王、ボヘミア王を兼ねました。 (=ハプスブルク帝国) 1806年の神聖ローマ帝国解体の後にはそのままオーストリア皇帝の王冠になりました。 ![]() ![]() ![]() ![]() 「戦争は他家に任せておけ。幸いなオーストリアよ、汝は結婚せよ」 の言葉が示すとおり、 ハプスブルク家は婚姻により領土を拡大してきたましたが、 その最も成功した例はマクシミリアンの時代でした。 ![]() 女帝といわれたマリア・テレジア(在位1740~1780)の娘たちは 各国に政略結婚させられます。 一番有名なのはマリー・アントワネット。 フランスのルイ16世に嫁ぎ、フランス革命で断頭台に消えました。 時代は少し下がって、写真は、ヨーロッパ中を支配したナポレオンに 政略結婚で嫁いだマリー・ルイーズです。 ナポレオンはヨーロッパ中を支配しましたが、 それはイギリスとロシア以外のほとんどでした。 オーストリアも占領されましたが、 王女を差し出して、嵐を逃れようとしたわけです。 当時の皇帝はフランツ2世(在位1792~1835)でしたが、 ナポレオンの圧力で神聖ローマ帝国を廃止して、 オーストリア帝国(=やはり実態はハプスブルク帝国ですが)になりました。 その後ナポレオンはロシアでの戦いで負けて、 失脚して有名なウィーン会議開催(1814年~1815年)になり、 メッテルニヒ宰相の主導により 「会議は踊る」と言われながらもヨーロッパの戦後体制を決定し、 マリー・ルイーズは当時ハプスブルク帝国傘下だった パルマ公国(イタリア)の女王になります。 ![]() ハプスブルク帝国の解体のドラマが有るのですが、 それは翌日のシェーンブルン宮殿等の際に併せて記載します。 王宮見学を始めて2時間ですが、まだ王宮見学は午前中いっぱい続きます。 一旦建物の外に出て、ヨーゼフ広場にやってきました。 騎馬像はヨ-ゼフ2世(=マリア・テレジアの子)です。 王家は似た名前が登場して紛らわしいのです。背後は国立図書館プルンクザール。 ![]() ![]() これも権威の象徴だったのでしょう。 ![]() ![]() フランツ・ヨーゼフとエリザベートもここで。 ![]() アルべルティーナは、マリア・テレジア女帝の愛娘マリー・クリスティーネ女大公の夫君で、現在は収集された品をもとに美術館になっています。 ![]() ![]() ![]() ![]() 観光客風の行列で・・・進まず、ここはギブアップしましたが、 ザッハートルテは「激甘」と聞きますので、敬遠したのは正解かもしれません。 ![]() 仙台にも同名カフェが有りますが、ここに因んでつけたのでしょうか。 ここも行列が有りましたが、それは短くて、少し待てば入れました。 ![]() 地元人御用達という雰囲気で、観光客比率は先ほどよりも低そう。 こういうところの方がいいのです。 ![]() レストランではなくカフェだったからでしょうか、ボリュームは控えめで丁度良し。 意外なことにピラフ付きでした。 ![]() 食後のコーヒーはウィーンではこれでしょう、というメランジェにしました。 エスプレッソにミルクを加え、その上からミルクの泡を乗せたという、 カプチーノみたいなもの。 ![]() 次回も有名どころが続き、 カプツィーナー教会とシュテファン寺院です。 (それを済ませたのち、気ままな街歩きに。) ![]() オーストリアランキングに参加中。クリックして頂ければ幸いです。
by ciao66
| 2017-10-03 22:32
| オーストリア2017
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Comments(4)
お写真を拝見して、ヨーロッパの人の情念みたいなものを感じました。凄いですね。
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ヨーロッパの人の情念?と思って、キ-ワードにして検索したら
「ナポレオン フーシェ タレーラン 情念戦争1789―1815」鹿島茂 著 というのがヒットしました。なるほどピッタリだ! さらに言えば情念を芸術に昇華したのが19世紀末のウィーンかもしれません。
本場のシュニッツェル☆おいしそうです。
お米も一緒というのが日本人にはなんだかうれしいですね。 本場のザッハートルテも味わっていただきたかった(笑) エリザベートのウエスト50cmがすごい。 コルセットでぎゅううううと締めていたのでしょうね。
ピラフ付きのシュニッツェルはこの日の日替わりランチだったのです。
シュニッツェル€11.5+コーヒー€5.5+チップ€1にして=€18でした。 場所と中身を考えればとてもリーズナブルだったと思います。 エリザベートはちょっとエクササイズのやりすぎだったようで、晩年にはその無理がたたった感もあり、やはり何事も程々がいいようですね。
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