スイスの旅も6日目に入り、この日は朝から気持ちの良い天気で、青空が復活しました。
トゥーン湖畔から見えた三角形の山ニーセンがこの日の目的地です。
前日のシュトックホルンのお隣ともいえる山ですが、地図はこちらです。
シュピーツで乗り換えです。
駅から撮ったニーセンは綺麗な三角形そのもの。
ミューレンネンで降りて、ケーブルカーに乗りますが、駅にはニーセンバーンと書いてあります。スイスではケーブルカーもリフトもロープウェイも鉄道もみんなbahn(鉄道)という路線名で呼ばれています。
乗り込みました。
前日に見れなかった景色はこの山で見られるでしょう。
遠方にユングフラウ、メンヒ、アイガーが見えました。
丸い鏡?の上あたりがメンヒでしょう。
少し南側の景色です。左端がアイガーです。
いよいよ頂上駅に到着。
この遊歩道を通って・・・
まもなく山頂です。
360度のパノラマが広がっていました。
西北方向に前日は雲の中だったシュトックホルンが見えます。
クローズアップしてみます。
シュトックホルンは中央のぴょこんと飛び出したピークでしょう。
カメラを右へ振ると、北方向にトゥーン湖が一望です。
シュピーツの街と対岸のニーダーホルン。
東方向です。トゥーン湖の一番奥はインターラーケンの街、その向こうにブリエンツ湖。
南の方向も絶景です。
パノラマに満足して下山します。
ケーブルカーの運転士です。背中に Niesen Swiss Pyramid の文字が!!
なるほど、三角の形はピラミッドそっくりでした。
(少し離れてシュピーツ辺りから見ないと判りませんが、綺麗な三角形です。)
中間駅でケーブルカーの車両を撮りました。
縦軸が斜めに傾いています。麓の駅ではこれで丁度良く、まっすぐになります。
ミューレンネンの駅に降りてきました。
この駅は
「リクエストストップ」の駅です。
乗りたい人はボタンを押して、列車を停める!!黄色いのは出発の時刻表で、
その下にあるのが、列車を停めるボタンです。
自分の乗りたい列車のプラットホームを確認して、行先のボタンを押す。
右はシュピーツ、左はブリーク行き、ブリーク行きのボタンを押しました。
自分だけのために列車が停まってくれるというのも、なかなか面白い体験です。
この路線はスイスを南北に繋ぎ、ドイツからイタリアに抜ける幹線。
でも、並行する新しく長いレッチュベルクベーストンネル(34.6km)が2007年にできて、旧路線はローカル線になりました。
でも、旧線のほうが峠越えの眺めのいい路線なのです。
両側に雄大なアルプスの山々が見えます。
このあと長いトンネルを超えて、ヴァリス州(=ヴァレー州)に入りました。
(旧線のレッチュベルクトンネル14.6kmも充分に長いのです)
次に降りる駅、エッガーベルクもリクエストストップの駅です。
列車から降りるときにはどうリクエストするのか?
答えは「
列車が走っているときにドアの〈 開けるボタン 〉を押す」です。
(よく見ると、矢印マークの上に"Stop Request"と書いてあります。)
もちろん、ボタンを押してもドアが開くのは列車が停まってから。
エッガーベルクはブリークの少し手前の駅です。
時刻は12時15分頃、ここからハイキングを開始します。
続きは次回に。