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29. ドイツ鉄道のストライキに遭遇し、ライプツィヒのトーマス教会へ

旅は旧東ドイツの領域をさらに進んでザクセン州、いよいよライプツィヒです。
写真は、素敵な女神?音楽の街にふさわしい銅像です。
ヴァイマルから朝移動したのですが、またまた大変なことになっていたのです・・・。
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この日の朝の新聞です。DB(=ドイツ鉄道)のストライキがトップニュースでした。
(でも中身はよく見ていませんでした)
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 折りたたんだ大きな紙は旅の予定表です。ヴァイマルからICEで1時間ほど、
ライプツィヒには9時前に到着するはずでした。
DBのストでICEは運休して、迂回ルートのローカル線で行ってくださいと、
窓口で渡されたのが下のメモです。乗り換えを一回して、10時半に到着すると。
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やれやれです。Gera行きに乗りました。
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本当はライプツィヒについている時間、やっとGera到着。
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どんな所かといえば、青い丸印・・・だいぶ回り道です。
でもこんな路線図が車内にあったのは褒めてあげましょう。
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次に乗り換えたのは、なんと一両編成。
本当にローカル!でも車両は新型です。
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このローカル線は、トロトロでもありませんが、あまり快速とは言えない、
ドイツとしてはのんびりの田舎の列車です。
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やっと着きました。近いのに遠かったライプツィヒ。
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ICEが運休とは知らずに券売機でその切符を買っていましたので、
駅の窓口で差額を払い戻してもらいました。

さて、やっと街歩きの開始です。
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観光案内所で、1日用のライプツィヒカードを買います。
見どころの割引+市内交通乗り放題のカードで10.5ユーロです。
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ライプツィヒはゲーテの青春時代の街です。
市役所の裏側にゲーテの銅像があるはず。
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有りました。まだ学生の頃の姿でしょうか。
ゲーテの体は大学のほうへ向いていますが、
右足だけは酒場の方に向かおうとしている!
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あとで、その酒場に行きます♪(次回登場)

すぐそば(ゲーテ像の背景左側)の市庁舎内にある歴史博物館に入場。 
それほど興味をそそるものは多くはなかったのですが、
この建物の雰囲気は悪くはなかったのです。
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少し歩くと別の立派な建物を発見。
ドイツの街で市役所の次に立派なのはたいてい銀行です。
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ライプツィヒの名前の由来はボダイジュなのです。
この辺りは歩行者天国で車も入らず、緑が有るとほっとするのです。
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さて、お目当てのところに来ました。
バッハゆかりのトーマス教会です。
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教会は古く1212年に作られました。
バッハはこの教会で1723年~1750年まで音楽監督を務め、
「マタイ受難曲」など数多くの作品を作曲しました。
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中に入りました。奥に見えるのはパイプオルガンでしょう。
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堂内のバッハのお墓です。
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パイプオルガンを聞いてみたいなと思ったいたのですが
別のところに行き、また戻ってきたらちょうど演奏していました。
ラッキーでした。
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戻ってきたのは、このステンドグラスを見忘れたためでした。
真ん中にバッハが描かれています。
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バッハの時代からあるというトーマス教会少年合唱団の歌声も聴きたかったのですが
残念ながらそれは聞けませんでした。

教会の脇にはバッハの銅像があります。
くるっと巻いたのは楽譜でしょう。
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銅像の前にはバッハ博物館があります。
黄色い建物がそうです。
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入場しました・・・が写真禁止なので、記録はなにも残っていません。
ここではバッハの作品の視聴コーナーがあって、自由に曲を選んで
素敵な音色に耳を傾ける時間がとても良かったのです。
(博物館リンクのTour of our permanent exhibitionから入れば展示内容が判ります。)
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トーマス教会の裏手の道路の緑地帯に、実はもう一つのバッハ像があるのです。
実は、これが初めに作られたバッハ像であり、
像を寄贈した人はメンデルスゾーンです。
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バッハ亡き後に「もう古臭い音楽」と世間から忘れられていた時期があったのです。
そのバッハを再評価して、世の中に残す重要な役割を果たしたのがメンデルスゾーンでした。

もう一つのバッハ像の付近からトーマス教会を見上げます。

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メンデルスゾーン作のバッハ像の視線が向かう先、この通り沿いに
メンデルスゾーン自身の像が建っています。
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メンデルスゾーンにふさわしい、美しい立派な銅像でした。
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冒頭の写真はこの女神?だったのです。
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この銅像はもとは1892年に建造されたのですが、
ナチスの時代に破壊されて、
今の銅像は2008年になって復元されたものです。

ナチスの時代のユダヤ迫害、かの有名な音楽家にも及んでいました。

メンデルスゾーンは教会音楽も数多く作曲しているのにユダヤとはどいうことでしょう。
元はユダヤ教徒でしたが改宗してクリスチャンになっていたのです。
もうクリスチャンだったし、立派な教会音楽を書いているのに、それでも迫害した。

ナチスの時代にはユダヤ人迫害の結果、メンデルスゾーンの音楽は禁止。
それでも、人々は聞いたそうです。
人気があったバイオリン協奏曲ホ短調だけは作曲家の名前を伏せて演奏されたと。
そんな時代があったとは・・・。

メンデルスゾーンについては少し先の回で再登場します。

次回、ゲーテゆかりのスポットに続く。


by ciao66 | 2015-08-01 09:32 | ドイツを巡る2015 | Comments(8)
Commented by cahieretstylo at 2015-08-01 22:21
トーマス教会、大きくて美しいですね。
パイプオルガンの音色がぐんと広がりそう。

メンデルスゾーン登場♪好きな作曲家のひとりです。
ナチスに禁止されてもかくれて演奏されていたなんて、
愛されていたのですね。
Commented by ciao66 at 2015-08-02 11:36
トーマス教会は1212年に出来た時はカトリックでしたが、ルターが説教をした場所でもあり、バッハの頃にはすでにプロテスタントのルター派の教会になっていて、その後の改装があっても、昔の雰囲気を残しているように思われました。

メンデルスゾーンの曲は、旅行前はそれほどでもなかったのですが、メンデルスゾーンの家にも行き、いろいろ曲も聴いて、すっかりファンになりました。
Commented by mamejiro19 at 2015-08-02 17:36
こんにちは!ストライキ大変でしたね。でも、その代わり変わった電車にも乗れて、ちょっとラッキーなような?車窓の景色もいい感じ。
ライプツィヒの雰囲気もいいですね。さすがドイツ、なんとなくシャキンとしているような気がします(^^)
歴史を思うと、いろいろ複雑な心持ちになってきますね。
メンデルスゾーン、初めてのピアノの発表会で彼の曲を演奏した記憶が✨
Commented by ciao66 at 2015-08-02 20:28
ストライキのせいでローカルな景色を見ることができたのは良かったのです。
時間の遅れはさっと割り切って、旅を楽しむようにしました。
次の日もストになり、その時はさすがにうんざりしたのですが・・・。
ドイツはシャキンとした雰囲気というのはその通りですね。
フランスはどう言えばいいのだろう?ほわ~んとした?プリッとした?
メンデルスゾーンはドイツらしくピシッとして、しかもとても優雅に思います♪
Commented by iris304 at 2015-08-02 23:21
こんばんは

懐かしいドイツの風景の数々を
拝見いたしましてとても嬉しく思います。
沢山の写真をゆっくり見させて頂いています。
どれもとっても綺麗で色鮮やかな写真ばかりで
見入ってしまいます。
ありがとうございます^^
Commented by ciao66 at 2015-08-03 06:33
おはようございます。

懐かしいドイツを思いだす写真と、お褒め頂いてとても嬉しく思います。
旅に出たのは5月のこと、緑が美しく花も咲き、とてもいい季節でした。
旅から2か月以上経過して、今ごろドイツはどんな様子かなと想像しつつ、
少しの間の滞在なのに、私自身もドイツ懐かしいね、と感じております。
続きをどうぞお楽しみに!
Commented by ciaomami at 2015-08-03 22:48 x
2008年に復元された像・・・なんだろう~重みを感じるのが不思議。像がまとっている衣装のせいかしら???
Commented by ciao66 at 2015-08-04 07:38
像の色彩と光沢のせいかもしれませんね・・・?そういえば、ゲーテもバッハもメンデルスゾーンもどれも同じような黒でつるっとした像でした。
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