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22. エアフルト行の列車は途中で止まってしまい・・・

ヴュルツブルク中央駅の11番線、エアフルト行の列車です。
赤いドイツ鉄道のカラーでいいデザイン、これから乗ります。
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その少し前、駅の切符売場です。
Reisezentrum(ライゼツェントルム)・・・日本語では旅行センターでしょう。
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番号札を取って待ちますが、すぐに順番が来ました。
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乗車券はこれ。
午後2時にヴュルツブルクを出て、午後5時ころにヴァイマルに到着の予定。
エアフルトまで2時間20分、乗り換えまちで30分、そこからは10分ほどです。
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ルートはいくつかあったのです。
ここからはICEの通るメインルートはちょっと遠回りで、
エアフルトまで最短で抜けるローカル線がこのルートでした。

電光掲示板で確認します。
14時01分発は3本の列車が同時に発車。乗り間違えないようにしないといけません。
一つ目はフランクフルト方向で行先が違います。
残り2つはどちらもプラットフォーム11番線、同じ時間なのに行先が違います!
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11番線に上がります。私は階段で・・・キャリーバッグはベルトコンベアで!
これは便利です♪
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冒頭の写真です。時刻はまだ余裕の20分前。
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DBの職員が丸い案内板を持ってきてホームに据え付けました。
「ここからはエアフルト行」と書いてあります。
2つの行先、バートキッシンゲン行きとエアフルト行きの連結列車!
乗る車両を間違えると、途中で切り離されてとんでもないことになります。
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プラットフォームの電光掲示板です。同じ列車で違う行先が並んでいます。
(列車番号はそれぞれ違います)
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ヴュルツブルクのブドウ畑は駅のすぐ後ろに広がっています。
エアフルト行の車両に乗車しました。
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街中を少し走って・・・
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田園地帯に出ました。黄色い菜の花の丘が見事です。
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色彩豊かなパッチワークです。
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今度は緑一面の畑。快調に列車は飛ばしていきます。
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どこまでも緑の美しい田園が続きます。
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1時間20分経過して、シュバインフルトに到着。
二つの列車はここで切り離しだったのか・・・。
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20分後、木の上屋が雰囲気有る駅に到着。
しばらく停車したまま動きません・・・。
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車内アナウンスが有って、列車はここまでで運行中止、降りてくださいだと。
(車内にいた人に何事が起きたのか英語で聞いて、教えてもらった)
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時刻は午後3時前、ぞろぞろ列車を降りる人々です。
列車がなぜ動かなくなったのか?近くの人に聞いてみました。
次の次の駅で支障が有って、そこへは列車が入れないのだと。
事故なのか、故障なのかは不明なのですと。
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着いたところは、バートノイシュタットという駅。
しばしホームでたむろする乗客です。
15分ほどして案内放送が有って・・・バスで代行運転するので、外で待って下さいと。
(これも、近くの方に何を言っているのか教えてもらった)
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青のラインが予定していたルートです。現在位置は×マークのところ。
バイエルン州の北の端で、間もなくチューリンゲン州に入るという所。
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バスを待つ人々。
でも、なかなか来ません。

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そういう中、なかなかドイツ人は親切です。
異国人が困っているのでは、と思ったのでしょう
「状況はお分かりですか?」と尋ねてくれる方がいました。
「バスが来るのを待っているのは理解しています」と私。
次の駅で降りる予定だったという方でした。

ここでバスを待つこと30分、ようやく来ました。
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午後3時40分。
やれやれ、乗り込みました。
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バスは高速道路に入るところ。
思わぬドイツのアウトバーンの旅になり、
これまた良し、と前向きに考えることに。
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バスは景色が身近に見えて、鉄道とはまた違った趣が有ります。
遅れた旅ですが、車窓から菜の花を堪能できるというわけです。
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緑の牧草地です。そろそろ旧東ドイツの領域に入ったはず。
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これはいい眺めだ!
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眺めのいいところをバスは快調に飛ばします。
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雰囲気が変わりました、今度は森林地帯、チューリンゲンの森でしょう。
チューリンゲン州は旧東ドイツの領域です。
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高架橋で高いところを通ります。
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1時間ほどたって、途中の街に一か所寄って、乗客を降ろしました。
Suhlという駅。(何処だったのか後で調べました)
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また、アウトバーンに乗って、
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時々はトラックを追い越します。
(右側通行なので、左から抜く。)
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高速を降りて、街に入りました。
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何処でしょう?
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着きました。ここで降りてくださいと。
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午後5時半、バスを降りる乗客たち。降ろされたのはエアフルトでは無く、
2つ手前の駅、Arnstadtでした(先ほどの地図の△マーク)。
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今度は鉄道に乗り換えです。不通区間だけがバスだったようです。
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時間は過ぎていますが、列車はまだ来ないようで、
25分遅れという表示が出ていました。
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列車を待つ乗客たち。
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エアフルト行来ました!
最新式の車両です。
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新型車両で明るい大きな窓。鉄道の旅再開です。
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チューリンゲンの田園風景を行きます。
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午後6時過ぎ、エアフルトに到着です。
予定では4時22分着でしたので、1時間40分の遅れ。
みんなが降りたので車両の写真を撮ります。
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ここからは10分少々でヴァイマルなのですが、乗り継ぎ時間があります。
次のICEで行けば少し早くなるので、追加料金なしで乗れるように窓口で交渉です。
規則があるのでしょう、切符は取り換えてくれませんでしたが、勝手にどうぞというわけで、
プリントアウトされた紙をもって、次の列車に乗ることに。
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電光掲示板にライプツィヒ行は10分遅れ、の表示が出ています。
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乗りました。
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あっという間に到着。ヴァイマルです。
予定では午後5時2分のはずが、現在時刻は午後6時53分。1時間50分の遅れです。
この日はホテルのそばを散歩するくらいの予定でしたから、まぁいいのです。
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Weimarはヴァイマルと読みます。Wはドイツ語ではヴの音。
ワイマールというのは英語流の読み方なのでしょう。
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小さい街の割には立派な駅舎です。
昔はヴァイマル公国、ゲーテゆかりの街です。
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バスは行ってしまった後でしたので、タクシーで行くことに。
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5分ほど乗って、
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やれやれ到着です。
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泊まったホテル、アンナ・アマーリアです。
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時刻は午後7時6分、まだ明るいのです。
次回は「夕焼け空のヴァイマル散歩」です。
by ciao66 | 2015-07-17 17:59 | ドイツを巡る2015 | Comments(4)
Commented by cahieretstylo at 2015-07-17 23:27
これはなかなかのハプニング!
不安になってもしょうがない状況なのに、
車窓の美しい田園風景をちゃんと見逃さないのがさすがです♪
Commented by ciao66 at 2015-07-18 08:18
旅行にはいろんなことが起こるものですが、ヴァイマル2泊の予定でスケジュールの余裕があったのと、多少遅れただけで済んだのが幸いでした。
 バス振替という状況は把握できましたので、不安はなかったのです。トーマスクック時刻表の路線図のコピーで大体の位置が判ったのも、役立ちました。
Commented by ciaomami at 2015-07-19 22:56 x
トラブルって大変だけど何とかなっちゃうと楽しい思い出に変わっちゃいますよね~ってか、そういうスリルを味わえるので異国の旅は楽しいって思うのかなぁって思います。でも、国内旅行から帰ってくると「やっぱり言葉が通じるって『楽』やわ~」って思う自分もいますけど。
Commented by ciao66 at 2015-07-19 23:16
何とかなれば良き思い出、というのは有りますね。
でも、いい景色を見たので、トラブルを楽しんだともいえるかもしれません。
英語も通じないとなるとちょっと困りますが、ヨーロッパではそういうことは多分なさそうなので、旅の目的地には良いのかなと思うのです。
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