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4. 朝の散歩は電車に乗ってゲットーの跡へ@Frankfurt

 前日の夕刻のマイン河畔の風情も良かったのですが、
翌日の眺めはすっかり明るい青空でした♪
時刻はまだ9時半、ここに来る前はトラムと電車で街をうろうろしていました。
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朝8時、ホテルの前の電停です。まだ博物館も開いていない時間、電車は動いていますので、乗ってぐるぐる回ってみようというわけです。
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自動販売機で一日乗車券を買います。
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無事買えました。フランクフルトでは切符の刻印は要らないのでした。
(gultig am 16.Mai.2015と有効日付がすでに入っている?)
 ガイドブックにはそんなことは書いていませんでしたし、ヨーロッパのほかの街では経験なしで、へぇ~という事実。空港からのDB(ドイツ鉄道)でも同様に刻印機が無かったのですが、ドイツの別の街で刻印が要るところも有ってなかなか難しい・・・。
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 トラムが来ました。どれでもいいから来たのに乗ろうと思ったのです。
準備よく日本で調べてプリントした路線図は持っていますので、
それを見れば「私は何処?」ということにはならないでしょう。
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トラム路線入りの路線図です。ちょっと見にくいですが。
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トラム11番で中央駅を通り過ぎ北西方向の郊外に向かったのですが、いい被写体がなく、
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適当なところで折り返して、今度はSバーンに乗ります。
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向うに街が見えます。
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電車が来ました。
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Sバーンは中央駅手前で地下に入ってそのまま街中へ、そしてTaunusanlageで降りました。
後ろは金融街のビルですが、ここは昔の城壁跡で今は公園になっているのです。
銅像を見て、そそくさとSバーンに戻り次に向かいます。
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 Konstablerwacheで下車したところに、ちょうど居合わせたトラムがあって、
歩かずに済んでよかったのです、一駅先のBörnelpatzで下車しました。
ここにあるのはユダヤ人墓地。この塀の向こうです。
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塀の向こうは芝生で墓碑は何処?
無いのには訳があったのですが、それは後で判ります。
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すぐ横にあるのが、ユダヤ人街博物館のある建物(・・・建築中に地下に発掘されたユダヤ人街の遺構)です。でも、改修中で休館なのは日本で調べていました。
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博物館の裏側に石碑がありました。ドイツ語の下に英語があって、読んでみると、
Here stood the Börnelpatz synagogue.
「ここにベーメル広場のシナゴーグが有った。」ユダヤ教の教会です。
そして「教会は1938年11月9日にナチスの犯罪行為で破壊された。」と続いています。
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Wikipedia によると、水晶の夜(すいしょうのよる、 Kristallnacht、クリスタル・ナハト)とは、1938年11月9日夜から10日未明にかけてドイツの各地で発生した反ユダヤ主義暴動である。ユダヤ人の居住する住宅地域、シナゴーグなどが次々と襲撃、放火された。(世界史に出てきました。)破壊されたガラスが月明かりに照らされて水晶のようにきらめいていた。(こんな詩的な名前はどうかと思うのですが)これが後に起こるホロコーストへの転換点の一つとなった。

教会とともにお墓も破壊されたのでしょう。気の毒なことでした。

 通りの向こうのほうに見えるのがユダヤ人街博物館の有る所(カーブを描いたファサード)
この広い通りは昔は城壁でした。今では想像ができませんが、城壁外にへばりつくようにしてユダヤ人ゲットーがあったのです。
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 中世にはとても狭くて衛生状態も悪く小さな家に密集するように住んでいたそうです。
下層のユダヤ人はもちろん多かったのですが、ドイツ各地の諸侯を顧客とする金融業でお金持ちになったロスチャイルド(これは英語読みです)の店と家もゲットーに有りました。お金持ちでもそれは驚くほど狭く、店はたったの12㎡、一部屋に10人が寝起きした。ユダヤ人隔離居住区として住む場所を強制され、市民権が制限されていたのがユダヤ人であり、ゲットーだったのです。

 1462年に出来たゲットーは(1938年のナチスの破壊では無く)そのだいぶ前の1796年にフランス革命の余波の戦争で炎上し無くなってしまいます。再建されずにユダヤ人は自由に市街地に住めるようになりましたが、その後もユダヤ人への迫害は延々と続きます。(ロスチャイルドも移転しましたが、移転後の邸宅跡はユダヤ博物館になっていて、後ほどそこへも行きます)。


回った順に番号が付いています。1がホテル。6がゲットー跡。7は大聖堂。
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 上の写真のすぐ南側の位置から撮りました。
明るい朝の光が気持ちのいい瞬間。
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川沿いには綺麗な家が並び、大聖堂の尖塔が見えます。
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これからそちらへ。高い所が好きなのです。。
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次回に続く
by ciao66 | 2015-06-09 11:10 | ドイツを巡る2015 | Comments(8)
Commented by ciaomami at 2015-06-09 23:08 x
鉄男さんは朝早くから楽しんだようですね~。
刻印要らないのは便利なようですが、前もって購入出来ないって事ですよね。
日本でも乗る時に切符を買うから慣れればなんてことないんだろうけど、
外国では要領を得ず、切符を買うにも手間取る事があるので、
前もって切符を買えないのはちょっと不安って思ってしまいます。
ユダヤ人について学んでみようと思って買った本が難しくて、未だに理解出来てません。もう一回読んでみようかなぁ・・・。
Commented by ciao66 at 2015-06-10 17:38
ciaomami様、このシステムでは確かに仰るように、1回乗車券は数日分のまとめ買いはできませんね。知らない人は、翌日は無効と知らずに、そのまま使ってしまうでしょうね。
 こんな記事を発見・・・検索で出てきて、公式サイトの何処なのかは?
http://www.traffiq.de/fm/20/TR.International_2015_final_web_14_Japan.pdf 私が買ったのは一日乗車券でしたので、記憶はあやふやながら、日付を選ぶ画面があったような気がします。

 旅行記ではユダヤ人についてはフランクフルトでもう一度、ライプツィヒでも少しばかり、ベルリンでは何度も出てくると思います。 続きをお楽しみに。
Commented by 変愚院 at 2015-06-11 09:09 x
ややこしい路線図を見て、切符を買って、トラムに乗って知らない町を歩き回る。
出発前に、いかに周到に準備を重ねられたかがうかがわれる、私にはとても考えられぬ素晴らしい海外の旅です。
美しい風景もさることながら、ユダヤ人のお話は勉強になりました。
Commented by ciao66 at 2015-06-11 19:38
ややこしい路線図を攻略するコツは、私の場合、紙に自分で書いてみて(関係の有りそうな路線にしぼって)行きたいスポットをそこに落としてみる。手書きルートマップの完成、というものです。
 旅行前に時間が有ればそのようにするのですが、今回はそこまで準備ができておらず、路線図を見ながら、ある程度は行き当たりばったりでした。
Commented by ひろし at 2015-06-11 22:34 x
トラムでの街めぐり楽しそうです。
朝8時頃の風景、人がずいぶん少なく感じますが・・・
日本はやはり人が多すぎるのでしようか?

ロスチャイルドの店や家、興味あります。
先日、世界の裏社会を操るユダヤ陰謀論的な本を読んだのでなおさらです。
Commented by Clearwater0606 at 2015-06-12 21:41
面白い旅の仕方ですね。大いにありだと思いました。
Commented by ciao66 at 2015-06-13 08:52
ひろし様、朝8時頃の風景で人が少ないのは、まだ通勤時間には早くて人がいなかったのでは? ドイツの人口密度は世界35位、230人/k㎡で、日本は21位、336人/k㎡だそうです、やはり少しは余裕がある?。
 ユダヤ陰謀論はうまく理屈付けがしてあって話はとても面白く興味深いのですが、そこには落とし穴も有るかもしれず、反論としては反ユダヤの一環として陰謀論が展開されているという主張もあるようです。
Commented by ciao66 at 2015-06-13 08:57
Clearwater0606様、前日にホテル周辺の散歩は済ませていたので、この日の朝は電車でぐるぐるとしてみました。
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