午前10時20分、St.Jame's Park到着です。
ここは広々とした公園。ロンドンの都心部とは思えません。 あっ、何やらかわいい動物! リスがクルミを食べているのでした♪ 水鳥ものんびり。 私ものんびり。 ところで、この公園の歴史はエリザベス1世の父親、ヘンリー8世(1509-47)まで遡るそうです。 ヘンリー8世は、ここを王様用の狩り場にして、それが時を経て今の姿に。 (歩いているときは、ヘンリー8世のことは忘れていましたが・・・)気持ちのいい散歩道。 向こうにバッキンガム宮殿が見えてきました。 池に架かる橋から撮っています。 ちょっとアップで撮ります。金に輝くビクトリア女王の記念碑が見えました。 反対を見ると、お城のような建物。オリンピック中継の時に何だろう?と思っていたのですが、 帰国後調べたところ、The Royal Horseguardsという五つ星ホテルでした。 後ほど、テムズ川の船から眺めます。 公園の公衆トイレ。発見したら早めに行っておく(笑)。 すぐそばで黄葉の木を発見。 散歩ルートの地図です。(クリックで拡大します。) セント・ジェームス・パークを抜けると、ザ・マルという通りで、 オリンピックのマラソンのスタートとゴール地点です。 ここからもバッキンガム宮殿が見えます。 近づきたいのですが、歩行距離を少し節約、ここから眺めるだけにします。 ザ・マルを東に進むと、オリンピック中継で見覚えのある、海軍門Admiralty Archです。 1911年にビクトリア女王を称えて造られたという立派な建物。 オリンピックのマラソンはこのアドミラルティ・アーチを潜って行くコースでした。 馬に乗った警官が目の前に来ました。 “Admiralty Arch”と検索したところ、今は海軍が使っているわけではなく、 イギリス政府は、この歴史ある建物を、スペインの開発業者Rafael Serranoに、“99-year leasehold” という方式で売却し、建物は高級ホテルなるとのこと。・・・知らなかった事実! ランドマークの建物なので、外観は維持されるようです。 以下は、“The Telegraph”の記事 26 Oct 2012の抜粋です。 Admiralty Arch to open to public for first time as luxury hotel Admiralty Arch will be transformed into a luxury hotel and restaurant with views over Trafalgar Square and Buckingham Palace, after the iconic gateway was sold to Spanish developers for £60 million. After a competition among private bidders, ministers will today announce the new owners as Prime Investors Capital, run by Spanish developer Rafael Serrano. Ministers have sold 80,000 square foot space on a 99-year leasehold on the condition the arch and its interior will be restored to its original glory based on the designs of its architect, Sir Aston Webb. ////////////////////////////////////////// すぐそばの、トラファルガー広場Trafalgar Squareに来ました。 ネルソン提督の記念碑が正面に見えます。 約200年前、トラファルガーの海戦でナポレオンに勝った英雄です。 ナショナルギャラリーの横を通って、坂を上がると、 ロンドンパスLondon Passのオフィスに到着。 日本でネット注文していたのですが、郵送のつもりが、間違えて「現地受け取り」にした為、ここまで来ないといけなかったのです(汗)。 そのおかげで郵送料分は掛らずに済みましたが。 ロンドンは、無料スポットである大英博物館やナショナルギャラリーなどは有るものの、 有料スポットの場合、結構高額な入場料で、大体£15前後のところが多いのです。 ところが、このパスは、水戸黄門の印籠のような!威力を発揮して 行きたいと思ったスポットは殆んどどこでも入場オッケーという優れもの! (使えないところも一部には有ります) 6日間の「ロンドン・パス」 のお値段は£89.10。(1万1千円ほど。) これを使って、私は1日平均2か所廻り、以下のスポットに行きました。 〇 テムズ・リバー・クルーズ £10.50 〇 ロンドン塔 £20.9 〇 ウェストミンスター寺院 £16.00 〇 ロンドン交通博物館 £13.5 〇 キュー・ガーデンズ £16.0 〇 ハンプトン・コート宮殿 £16.95 〇 ウィンザー城 £15.30 〇 ジェイソンの運河クルーズ £8.00 〇 タワー・ブリッジ £8.00 〇 HMSベルファスト号 £14.00 〇 セント・ポール大聖堂 £15.00 〇 チャーチル・ウォー・ルームズ £16.50 街歩き、公園歩き、無料のミュージアムにも行きましたので、 このロンドンパスだけを回ったわけではないのですが、 結果的には、12か所計 £170.65のところを、ほぼ半額で済みました! London Passの付録のガイドブック。 その中身はこんな感じ。 オイスターカードとLondon Passの二大アイテムが揃って、これで準備完了♪ 2階建てバスに乗って、ウェストミンスター桟橋へ行きます。 次回は、テムズ・リバー・クルーズの巻です。
by ciao66
| 2012-10-27 23:20
| イギリスを歩く2012
|
Comments(15)
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catitude at 2012-10-28 06:52
ロンドン、友人がイギリスに暮らしていた1998年と1999年に2度ほど行きました。なんか懐かしいな〜って思ったら私が唯一ステイしたロンドンのドミトリーがBayswaterでした!!
ココでバッグを盗まれ、大使館に行ってお金を借りたんだった。。。同室の女の子と仲良くなって今でもカードのやり取りをしています。 随分昔のはずなのにciaoさんの旅行記を読んでいたら思い出が甦ってきました! ロンドンは公園が沢山あって都市なのにとても寛ぎますね。郊外にハムステッド(Hampstead)というとても素敵なヒースが広がる広大な公園があっていつかまた訪れるのが夢です。
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日本の都市の中の公園も大好きなのですが、これは!完璧ですね。
リスに遭遇した日には足止め決定かも。えへへf^_^;) クルミあげてみたいです。 馬と警官のショットもいいですね。お馬さんがきれいなこと!
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ciao66 at 2012-10-28 11:36
catitude様、見覚えの有る場所だったんですねBayswater。
残念な思い出付きのスポットも、お友達が出来たことでちょっとは緩和して、 旅行客どおしの交流が有るドミトリーの良さもいいですね。 私は海外のドミトリーの経験はなしですが、イスタンブールのゲストハウスでは、 それに似たような雰囲気で気軽に各国の旅行客とお話しができて、いい思い出でした。 その、Hampstead Heathですが、滞在中にちょっとだけですが歩きましたよ♪ 1時間ほどの散歩、森の中に迷い込まないようにしながら行きました。 いずれ続編で、また懐かしい景色に出会えるかもしれませんね。
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ciao66 at 2012-10-28 11:47
junnote様、リスは青葉山でもなかなかお目にかかれないのですが、あのロンドンの街中で出会えるとは!
それにしても、日本の公園ではあまり見たことなしですね。 アメリカのポートランドでは街中の道路をリスが走っていましたが。 St.Jame's Parkは、昔は王様の狩場だったそうです。宮殿のすぐ隣! (記事に書き忘れましたので本文を補足) 結構大きな木がありますので、それがリスにいいんでしょうね。 リスで思い出したのは北海道の、とぅもろうhttp://www.biei-tomorrow.jp/というペンション。 ここではお庭の木にリスがやってきくるのを何度も見ました。もう一度行って見たいです。
ciao66様おかえりなさい。
イギリスの旅、興味深く拝見させてもらっていま~す。 青空のもとリスや水鳥がいる公園での散歩、のどかな良い雰囲気が伝わってきます。 ロンドンパスなるカード優れものですね。 ICチップも埋め込まれているようで、オリンピックに合わせて最近作られたのでしょうか? 日本では、ありそうで無さそうな気がします。
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ciao66 at 2012-10-28 17:25
無事帰ってまいりました。
ロンドンの大きな公園はとても魅力的で、別の日にはハイドパークも行きました。 東京では大名屋敷が現在の公園ですが、ロンドンでは王様の狩場が今の公園、 規模の違いはその辺に有りそうですね。 ロンドンパスは、オリンピックの前から有ったようですが、 入場料を気にせずに、どんどん回れるので、とても素晴らしいと思います。 続きをどうぞお楽しみに。
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ciaomami
at 2012-10-28 21:48
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リス・・・可愛い♪
オリンピックの時に「アドミラルティ・アーチの真ん中は女王だけが通れるので普段は閉まっています」 って言ってたけど本当なんですね! お城のようなホテル・・・日本にもあるけどラブホなんですよね(^^)
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ciao66 at 2012-10-28 22:37
リスはもう一度、別の日にちがうところでも出会いましたよ♪
アドミラルティアーチが、売却されてホテルになっても きっと女王の通路は残るんでしょうね。何とspecialなこと! でも、泊まっているときに、ロイヤルのパレードが有ったりすると・・・ 女王の頭上にいるのはどんな気分なんでしょう。落ち着きませんね~。
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はなみずき
at 2012-10-29 09:11
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天気が良く、青空に芝生の緑や木々の色が映えますね。
芝生の上の落ち葉も風情があり、いい感じです。 だんだん、私達もciao66さんのガイドよろしく 一緒に旅をしている気分になってきました。 ロンドンパスや、オイスターカードは、本当に優れもの ですね。 オイスターってどう言う意味? カキではないし? と思い辞書を引いたら、それらしき意味がありました。 本当のところどうなんでしょう? アドミラルティ・アーチの建物がホテルになるとは・・ 最新のニュースですね。
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ciao66 at 2012-10-29 13:19
オイスターカードの名前の由来とは!なかなか鋭いところを・・・
私はすっかり「牡蠣のカード」とごく単純に思っていました(汗)。 新グローバル英和辞典をyahoo!で見てみると、確かにそれらしいことを発見。 “The world is his oyster.” ・・・・意味は、 (世界は自分のものだ)好きなことは何でもできる。 (by Shakespeare , “The Merry Wives of Windsor”) イギリスだし、シェークスピアだし、これで決まりかな?と思ったら・・・、 真相は、 カード読み取り部分にぺたんとタッチするのが、 牡蠣に似てるから、ではないかと! http://norakulog.jugem.jp/?eid=3 ←この方の説です。 私は、文学ルーツと、ぺたんこルーツ、両方を懸けているのではないかと思ったのですが・・・。 続きをどうぞお楽しみに。
ロンドン、聞くだけで懐かしい響きです。1979年秋、仕事でヨーロッパにいた帰りにパリの空港ストで帰国できなくなり、急遽、フェリーでドーバー海峡を渡ってヒースローから帰ってことがありました。
そのとき、わずか半日の間に駆け足でロンドン市内を回りました。 もう一度ゆっくり訪れたいものです。 町の中の公園でリスがいるなんて、ほんとに素敵な光景ですね。
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ciao66 at 2012-10-29 14:18
先ほどの続きです。“The world is your oyster ” で、再度調べてみました。
これは、一般的には「世界は自分の思うがままだ。」という意味らしいのですが、 もう少し詳しい別の解説では、 If the world is your oyster, you have the ability and the freedom to do anything or go anywhere. と説明しています。すなわち、「何でもできる」の中に、 freedom to ・・・ go anywhere.というのが有り、 「どこにでも自由に行けるカード」ということが このOyster Cardのネーミングを通じて言いたかったんでしょうね。
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ciao66 at 2012-10-29 14:23
変愚院様、フェリーでドーバー海峡を渡るというのは、貴重な体験ですね!
ユーロスターの時代になっても、乗ってみたいのは、やはり ドーバーのフェリーの方ですね。景色を眺めながらのんびりと・・・ もっとも、ストライキの時は大変だったでしょうが。 リストの出会いはとても嬉しいものでした。
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はなみずき
at 2012-10-31 07:29
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ciao66 at 2012-10-31 08:26
Oyster Cardの名前の由来について、はなみずき様に頂戴したコメントをきっかけに
判明(・・・多分ですが・・・)したのは、調べる過程も含めて、興味深いことでした。 シェークスピア由来というのは多分間違いなさそうですが、 タッチする部分が牡蠣の形に似ているかどうか? 何回か後に写真が登場しますので、どうぞお楽しみに!
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