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大梅寺から新緑の蕃山を歩く 

新緑の蕃山に登ろうとバスに乗って20分、大梅寺に来ました。
優しいお顔の石仏は羅漢像です。
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羅漢像がずらっと並んでいます。
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3年半前に見た石仏、まだ碁の勝負はついていないようです♪
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前に来たのは紅葉の季節で、いつか新緑の時に、と思っていたのでした。
見上げる新緑の山。これからハイキングコースに入ります。
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大梅寺で会った花。名前は何だったでしょう?
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急な階段を上ると、
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ヒメシャガが出迎えてくれました。
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これから蕃山開山堂まで、ずっと緑の木陰の尾根道を行きます。
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今度は、ヤマツツジです。山道にあちこちに咲いています。
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美しい新緑。
ここまでくればもう自動車の音は聞こえません。
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美しい新緑。
聞こえるのは楽しそうな小鳥の声。
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蕃山は緑の貴重な回廊です。奥羽山脈と仙台の青葉山を繋ぐ緑の回廊。

これもよく見かける花ですが・・・?
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ヤマツツジは山道にあちこちに咲いています。鹿もいるし熊もいるでしょう。
伊達政宗は鹿の巻狩りによくここを訪れたそうです。
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太白山の見えるところに来ました。
六甲山の麓の甲山によく似ています。
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大梅寺から1時間ほどで開山堂に到着。ここは蕃山の山頂で標高356m。
雲居国師が「山の上に庵を結び、そこに熊が遊びに来た。」というお堂です。
地震で倒れた灯篭がまだそのままになっていました。
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山頂からは南東方向の展望が有り、遥か太平洋まで望めるのです。
(写真ではよく判りませんが)
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尾根道をさらに行けば、西風蕃山の山頂です。
西風と書いて「ならい」と読みます。「ならいばんざん」。西の方角から吹く風が「ならい」。
東風は「こち」。北風は「あなじ」。南風「はえ」。風雅な呼び方ですね。
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西風蕃山の山頂は展望が有りませんが、
山岸コース最上部の展望台では北方向の眺めがいいのです。
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北方向(右端)には泉ヶ岳1172mと北泉ヶ岳1253mがよく見えます。 
中央の残雪の有る山は後白髪山1422mでした。
(レンズの左右にに異物が付いていました・・・汗々)
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住宅地の向こうの丘陵のような山は権現森314mで、
右手後方のポコポコっとした山は七つ森291mです。
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栗生西コースから下山します。
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降りてきました。縦走したルートは、大梅寺~蕃山~西風蕃山~栗生西コースです。
ゆっくり歩きましたので所要2時間半。コースタイム超過でもいいのです。
よく見ると地図の現在位置に「西館跡」と有り、史跡の記号付き?・・・行ってみます。
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西館跡」からの眺めです。陸前落合駅方向に展望が開けています。
ここは伊達政宗のお姫様、五郎八姫(いろはひめ)の屋敷跡だったのです。へぇ~!
姫は徳川家康の六男・松平忠輝の正室となったのですが、忠輝が改易されたのち離縁されて、父の政宗のもとに戻り、以後は仙台のこの地で暮らしました。キリシタンだったという。
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仙山線陸前落合駅に到着。
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西方向に奥羽山脈が見えます。
仙台駅までは電車で20分。このあと青葉まつり(前回記事)に行ったのです。
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by ciao66 | 2012-05-22 19:00 | 仙台散歩 | Comments(8)
Commented by はなみずき at 2012-05-23 11:11 x
なかなか行かれないのですが、写真を見せていただき
ながら、この場でいい山歩きができました。
 今にも、声がかかりそうな羅漢像・・穏やかな表情
ですね。
 風の呼び名は、とても興味深いものでした。
北風の呼び名は今まで聞いた事がありませんでした。
 山も森もそれぞれいい名前が付いていて、きっちり
勉強したら面白いですね。

 それにしても、何とタフなciao66さんなのでしょう!
Commented by Clearwater0606 at 2012-05-23 20:35
天候に恵まれた素晴らしい山行だったようですね。それにしても随分歩かれましたね。
Commented by ciao66 at 2012-05-23 21:35
はなみずき様、ここは3年半ぶりに行ったのですが、
季節に応じて素晴らしい所でした。
でも新緑の美しさは、もう葉っぱが大きくなっていましたので
少し前が一番いい時だったのかもしれません。
とはいえ、お天気が良かったので、いい写真が撮れ、満足な山行きだったのです。
 梅雨入りまでにどこかもう一度山行きをしたいのですが、
さて今度は何処へ?
秋田駒ヶ岳には行ったことが無く、花のシーズンに一度行きたいと思っているのですが・・・。
Commented by ciao66 at 2012-05-23 21:40
Clearwater0606様、結構歩きましたが、楽しみながら、写真を撮りながらでしたので
第2ラウンドの青葉まつりまで問題なしでした。(お祭りはささっと観ただけ)
Commented by junnote at 2012-05-24 10:30 x
蕃山って名前は聞いたことがあるけど、場所がピンと来ていなかったのですが、
今回の記事で納得いたしました。
新緑の季節の山歩きはいいですね!
どの写真も清々しいです。
太白山と目線を合わすような構図で撮られた写真は新鮮だし、
冒頭の羅漢像は会いに行きたいと思いました。
味のあるいいお顔ですねぇ。

「こち」と「はえ」は耳にしたことがあるけど、
「ならい」「あなじ」は初めてしりました。メモメモ
…。
Commented by ciao66 at 2012-05-24 18:07
大梅寺の羅漢像はとても表情が豊かで見飽きません。
お酒を飲んでいらっしゃる方も!
探せばひょっとして、自分に似たのが一体はあるかもしれません。

ところで、蕃山の「蕃」はそもそも何だろうと気になり調べてみました。
蕃の字には「えびす」(=未開or外国)の意味と、ほかに「繁る」という意味があるようです。
蕃=外国の用例では、蕃茄=トマト、とか 蕃瓜樹=パパイヤなど意外に登場します。
さて、蕃山は未開の山だったのか、樹木繁る山だったのか謎なのですが・・・。
Commented by トムソーヤ at 2012-05-26 20:30 x
今回のおすすめは、羅漢像とくに囲碁を打つ羅漢さん。
3年前から勝負がついてないそうですが、まだまだかかりそうですね。
羅漢さんの苔むした色もそうですが、新緑の緑が鮮やかです。
新緑、緑の回廊と青葉ずくしですね。
実は、先日京都に行き、身体中緑色に染まってきたのですが、やっぱりこの時期の色です。
Commented by ciao66 at 2012-05-27 07:16
どんどん緑が鮮やかに濃くなっていくこの時期。
まだ梅雨入りする前の爽やかないい季節ですね。
囲碁を打つ羅漢さんは多分ここにしかないユニークなもの?と思って、
調べたら、将棋をする羅漢さんがありました。川崎市麻生区上麻生にある浄慶寺。
http://www.drugsinfo.jp/2009/03/21-154400
新緑の京都も美しいでしょうね!
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