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三内丸山遺跡へ

ここは青森の三内丸山遺跡。久しぶりに行って見たのです。(・・・お仕事のついでに)
遺跡が公開されたのは10数年前だったでしょうか?(記憶は定かでは有りません)
そのころに比べて、建物がずいぶん増えています。
勿論これは現代人が建てたのですが(・・・想像も一部は交えて、復元して)。
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中にはもうすでに崩れかかって立ち入り禁止の建物も・・・
(・・・再現された土壁づくりの竪穴住居のようですが。)
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こんな建物は有ったかな?以前行った当時は二つくらいしかなかった記憶が・・・
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28号掘立柱建物だそうです。木の材料はクリの木。
丈夫で固いそうです。古代人はよく知っていた。
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おっ。有りました。この物見の櫓は遺跡公開開始当時から有るものです。六本柱建物。
これもクリの木で出来ているそうなのですが
当時のクリの木はとても巨大で、今の日本ではこんな木は存在しないとか。
でもシベリアには今でも有るそうで、ロシアから巨木を輸入して再現したんだそうです。
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以上はボランティアガイドさんの受け売りです(笑)。
説明付で回ると「なるほどそうだったのか」と。

お天気でよかった・・・・と思ったら曇ってきました。
最後は、昔の集会所らしき巨大建物。柱の穴が残っていてそれで復元したそうです。
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次は「さんまるミュージアム」の展示室です。
土偶ですが光線の具合がちょっと不気味?
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次の古代人は何をしているのでしょう?
答え・・・クリの木を植えている。
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4500年も前から植林が有ったんですね!初めて知りました。

展示室は写真写し放題です。展示も判りやすいし大変goodです。
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what is this?
答え・・・漆塗りをしている。
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本当に知らないことばかりです。縄文時代に漆器が有ったとは。

とてもリアルな生活ぶりですね。
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ムラが最も栄えたのは4500年前。
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当時の空中写真。もちろん想像の。
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当時は約400人も住んで栄えた村も
気候変動で次第に小さくなっていったそうです。寒冷化で。
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楽しめて勉強になるだけでなく、
これで入場無料というところがまた素晴らしい三内丸山遺跡でした。

次からは「おまけ」です。
写真は「あおもり犬」です。
きっと「青森県」との「しゃれ」でしょう。どこにも書いていませんが・・・私はそう思いました(笑)。
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「あおもり犬」を飼っている青森県美術館です。
ここでランチをしました。
あべ鶏と青森リンゴのカレーライス、美味でした。
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ランチしたのは・・・「café四匹の猫」。
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目玉商品?のシャガールのバレエ〈アレコ〉の巨大な舞台背景画はもちろん見どころなのですが、
他に普通の絵はあまり有りません。ちょっと変わっています。
寺山修二の前衛映画の映像が流れ続ける部屋は美術館の枠を超えていますし、
林丈二氏の展示物はとても面白く、これも 美術館の枠を超えています。
・・・マンホールの蓋や切符のパンチ屑、靴底に挟まった小石の収集まで、町の中で発見し、収集・研究してきた成果を実際のモノや写真、イラスト等で紹介する林丈二的“現代版”考現学展。・・・・
この美術館はタダでは有りませんが(笑)・・・あれこれ見れて常設展500円はお値打ちです。
by ciao66 | 2011-11-10 21:31 | 東北あちこち | Comments(4)
Commented by junnote at 2011-11-11 15:49 x
三内丸山遺跡、10年くらい前に行ってます。
当時はこんなにいろいろなかったはずです!
なぜか写真も残ってないし、記憶が曖昧なのだとciaoさんの記事を読んで気づきました^^;
なので六本柱が栗の木というのは初めて知りました。
確かにあんなに大きな栗の木って見たことないですね~

青森県美!行ってみたい美術館の一つです。
カフェも素敵。カレーおいしそうです☆
Commented by ciao66 at 2011-11-11 18:03
六本柱の高さは14.7m。5階建てくらいの高さになりますね。
でも建物の高さや構造は結局、柱穴の大きさや間隔から、こうだろうと想像してのもの。
ところで、北海道の野幌森林公園にあるクリの巨木は、
樹齢が推定500年、樹高18mも有って、
シベリアまで行かなくても、びっくりするような大きなクリの木が現存しているようです。
縄文時代は暖かかったそうで木の成長も良かったのかもしれません。

青森県立美術館に行くのは私も念願だったのですが
ここはとても広くて迷い子になりそうな規模でした(汗)。
Commented by トムソーヤ at 2011-11-12 10:08 x
三内丸山遺跡、久しぶりに聞く名前です。
以前NHKの特集番組をみましたが、狩猟採集と言われる縄文時代に、農業(実は栗の栽培)をやっていた、とのことで、ヘーえと驚いた記憶が有ります。
栗は、主たる栄養源であり、家の材料だったのでしょうね。
こういう世界大好きですね。
あおもり犬もなかなかキュートで、カレーも本当に美味しそうです。
青森県立美術館も一度いってみたいですね。
Commented by ciao66 at 2011-11-12 14:51
美術館の「あおもり犬」ですが、調べてみると
実際の犬種として青森犬が存在したが、今は残念なことに絶滅したらしい。
それで青森県立美術館に巨大な8.5mも有るものが出来たんでしょうか。
(そうだとすると、結構いいセンス)
絶滅した犬の写真はこちら。別名は津軽犬。縄文時代にいたかどうかは?
http://wiki.livedoor.jp/dogdoggod/d/%B8%A4%A4%CE%BC%EF%CE%E0#content_23

さらに、実は仙台犬というのも有った!
美術館に造ったらいいのに・・・と思ったのでした。
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