ここは東北大学川内キャンパス内の「三太郎の小経」というところで、
前回の散歩の続きです。なぜ三太郎なのか・・・
哲学者・ 阿部次郎の著作「三太郎の日記」に因んでつけられたというのですが、
大正時代(1914年)のこの本、私はまだ読んだことがないのです。
散歩道は涼しそうな緑のトンネルです。
影が心地よい。
ここも緑の小径が続き、
しばらく行くと、東北大学川内キャンパスの建物で応援団が練習中でした。
藤棚は震災で壊れたのかロープが張られていたのですが、ここも心地よい空間。
ここで持ってきた本を読む。最近はもっぱら歴史の本が多いのです。
アヤメが咲いていそうな池なのですが花は見当たらず残念。
でも、通り道に終わりかけのアジサイは咲いていました。
散歩道の最後は大手門跡そばの支倉常長像のところです。
江戸時代初め、伊達藩の慶長遣欧使節としてローマまで行ったのですが
8年後に帰国したらすでに時代は変化して、江戸幕府によってキリスト教は禁止になっていたという、「はしごを外された」気の毒な方です。
像の下をよく見ると、乗って行った帆船サン・フアン・バウティスタ号が描かれています。
昔はこの付近一帯まで仙台城(=青葉城)の敷地に含まれ、ここは「二の丸」でした。