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「三太郎の小経」の緑のトンネル

ここは東北大学川内キャンパス内の「三太郎の小経」というところで、
前回の散歩の続きです。なぜ三太郎なのか・・・
哲学者・ 阿部次郎の著作「三太郎の日記」に因んでつけられたというのですが、
大正時代(1914年)のこの本、私はまだ読んだことがないのです。
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散歩道は涼しそうな緑のトンネルです。
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影が心地よい。
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ここも緑の小径が続き、
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しばらく行くと、東北大学川内キャンパスの建物で応援団が練習中でした。
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藤棚は震災で壊れたのかロープが張られていたのですが、ここも心地よい空間。
ここで持ってきた本を読む。最近はもっぱら歴史の本が多いのです。
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アヤメが咲いていそうな池なのですが花は見当たらず残念。
でも、通り道に終わりかけのアジサイは咲いていました。
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散歩道の最後は大手門跡そばの支倉常長像のところです。
江戸時代初め、伊達藩の慶長遣欧使節としてローマまで行ったのですが
8年後に帰国したらすでに時代は変化して、江戸幕府によってキリスト教は禁止になっていたという、「はしごを外された」気の毒な方です。
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像の下をよく見ると、乗って行った帆船サン・フアン・バウティスタ号が描かれています。
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昔はこの付近一帯まで仙台城(=青葉城)の敷地に含まれ、ここは「二の丸」でした。
by ciao66 | 2011-07-22 20:48 | 青葉山・広瀬川散策 | Comments(4)
Commented by はなみずき at 2011-07-28 14:46 x
地元にいても、知らない事がいっぱいです。
本当に涼しそうな緑のトンネルですね。
何の植物なのでしょう?
 サン・ファン・バウティスタ号は大分津波の被害を
受けた様で、心配です。
Commented by ciao66 at 2011-07-28 20:24
今日は夕立が有って涼しくなり、すっかり過ごし易くなりましたね。
ところで、緑のトンネルの植物は名前判らずです。(汗)
サンファン館は建物が流されたものの、幸い肝心の船は残ったとのことで、
再建される日が早く来ればいいと思っています。
Commented by トムソーヤ at 2011-07-29 21:07 x
三太郎の小経、初めて聞きました。京都の哲学の小径と同じかな。
緑の影が気持ちよさそうで、ここで読書なんて、まさに緑陰の読書ですね。最近は、暑さもさりながらムシムシして、スポーツクラブのサウナでぐったりです。

でも、せみの声も聞こえて、どこか季節の変わり目を感じます。
Commented by ciao66 at 2011-07-30 15:00
名前の付いた散歩道というのは意外に少ないですね。
ここは京都の向こうを張って付けたのでしょうか。
雰囲気としては歩きながら思索できそうなところでは有ります。

もう夏は終わり?という位に、すっかり涼しくなりましたが、
もう終わりの訳は無く、まだ残暑がしっかり残っているんでしょうね。
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