<< 第45話:オーヴェール・シュル... 第43話:ゴッホ終焉の地、オー... >>

第44話:美しい村の散歩道@オーヴェール・シュル・オワーズ

(2010年4月14日その2)
午後2時、ゴッホゆかりの「ガシェ医師の家」からの眺めです。
オーヴェール・シュル・オワーズはゴッホの当時の姿の残る美しい村でした。
第44話:美しい村の散歩道@オーヴェール・シュル・オワーズ_f0100593_20432074.jpg

その名もRue du dr. Gachetガシェ医師通りという、散歩道のメインコースの高台にその家は有ります。
精神科医だったガシェ博士は印象派のピサロとも交友が有り、支援者だったようです。
その画家ピサロの紹介でゴッホはガシェ医師を訪ねてこの家に来ます。




第44話:美しい村の散歩道@オーヴェール・シュル・オワーズ_f0100593_211878.jpg

そして、ゴッホとも縁が有ると思うのは、彼自身神経症で、ゴッホと有る意味では同病でもあったのです。
ゴッホのガシェ医師に対する第一印象は
「かなりエキセントリックな印象を受けたが、医師の経験から神経症と戦いながら自分で精神のバランスを保っているのだろう。確かに、僕と同じくらい重い発作をやっているように思えた。」というものでした。
第44話:美しい村の散歩道@オーヴェール・シュル・オワーズ_f0100593_20423136.jpg

2階からの眺め。ここはオーヴェールの村一望の素敵な場所です。冒頭の写真もこの2階から。
第44話:美しい村の散歩道@オーヴェール・シュル・オワーズ_f0100593_216329.jpg

昔の雰囲気が少し残ったような部屋。ゴッホもこの部屋に来たでしょう。
ガシェ医師はゴッホの作品を評価して、前向きに制作するように励ましたそうです。
ガシェ医師の庭」、「庭にいるマルグリッド・ガシェ」、「ガシェ医師の肖像」等、多数の作品がここで生まれました。
第44話:美しい村の散歩道@オーヴェール・シュル・オワーズ_f0100593_20425594.jpg

当時のエッチングのプレス機が残っています。
第44話:美しい村の散歩道@オーヴェール・シュル・オワーズ_f0100593_2143676.jpg

岩山をくりぬいたワイン貯蔵庫や物置のある裏庭は、明るい表側とは対照的な雰囲気の裏庭。
洞窟の入り口に漢字で・・・貴有・・という文字が見え、ここは確かに変わった家という感じもします。
第44話:美しい村の散歩道@オーヴェール・シュル・オワーズ_f0100593_2132063.jpg

でも、表庭には色とりどりの花が咲き乱れて、楽しませてくれます。
第44話:美しい村の散歩道@オーヴェール・シュル・オワーズ_f0100593_20433662.jpg

ゴッホの描いた「ガシェ医師の肖像」です。
第44話:美しい村の散歩道@オーヴェール・シュル・オワーズ_f0100593_2046921.jpg

ここでは、昔の姿を残したゴッホゆかりの地を訪ねて、その雰囲気に浸ることが出来ました。
続きはゴッホや印象派の画家の愛した村の散歩道を歩きます。
第44話:美しい村の散歩道@オーヴェール・シュル・オワーズ_f0100593_2042665.jpg

石の家と屋根の形が景観と有っています。
第44話:美しい村の散歩道@オーヴェール・シュル・オワーズ_f0100593_2043586.jpg

こういう長屋をゴッホはよく描きました。でも当時は藁葺きだったようです。
第44話:美しい村の散歩道@オーヴェール・シュル・オワーズ_f0100593_20443367.jpg

こんな風に。
第44話:美しい村の散歩道@オーヴェール・シュル・オワーズ_f0100593_20455573.jpg

石の塀が続きます。
第44話:美しい村の散歩道@オーヴェール・シュル・オワーズ_f0100593_20445435.jpg

ちょっと大きな家もあります。
第44話:美しい村の散歩道@オーヴェール・シュル・オワーズ_f0100593_20451089.jpg

犬の散歩のマダム。
第44話:美しい村の散歩道@オーヴェール・シュル・オワーズ_f0100593_20452925.jpg

ゴッホの絵。コルドヴィルの藁ぶき屋根の家Chaumes de Cordeville à Auvers-sur-Oise 
屋根のうねった表現が素晴らしい。
第44話:美しい村の散歩道@オーヴェール・シュル・オワーズ_f0100593_20462144.jpg

ゴッホの精神状態が平安な時期は5月から6月まで続きますが、
そのうちにいろんな出来事から不安定になっていき、7月の終末=ピストル自殺へと繋がっていきます。

ここまでの歩いたルートです。右から左に移動。
第44話:美しい村の散歩道@オーヴェール・シュル・オワーズ_f0100593_2047494.jpg

次回は美しいいオーヴェール散歩の続きです。
↓クリックに感謝♪

にほんブログ村 旅行ブログ フランス旅行へ
にほんブログ村 


by ciao66 | 2010-08-22 16:18 | フランス紀行2010 | Comments(8)
Commented by ciaomami at 2010-08-22 20:08
最後は自殺だったのですね・・・それを知っていて彼の足跡を辿っていくのは辛くなかったですか?
それとも彼の絵に表れる心情を感慨深い思いで眺めながら歩かれたのかしら・・・
でも供養になったことでしょうね。。。
Commented by ciao66 at 2010-08-22 20:22
ゴッホの自殺という事実は悲しいことですが、残した芸術は素晴らしく、絵が感銘を与えてくれるので、
オーヴェールの地で彼の愛した美しい景色の中に身を置くこと、
絵を描いた場所に立つことは、つらい作業ではなく、
とても感慨深いものでした。
Commented by junnote at 2010-08-23 15:29
ついに旅はゴッホ終焉の地ですね。
この美しい村の風景が、短い間でもゴッホの心に響き、病に癒しを与えていたと思うと感慨深いですね。
5月6月と、青葉と陽光が美しい時期だったのが想像されます。
Commented by はなみずき at 2010-08-23 15:33
昔の姿を残したゴッホゆかりに地を、深い感慨をもって
歩かれた様子がよく伝わってきます。
 「ガシェ医師」は自画像などで知っていましたが、
ゴッホとのかかわりや背景など知ることが出来ました。
 「庭にいるマルグリッド・ガシェ」の絵は優しい色合い
で好きな絵です。こんな絵を描き心穏やかなに過ごせた
日もあったのでしょう。ほっとします。
Commented by ciao66 at 2010-08-23 21:18
junnote様、北へ回帰する心のゴッホを受け止めたのがこの景色、青葉の美しい頃だったでしょうね
ゴッホの前にはセザンヌやピサロもこの村で絵を描いていまが、
この美しい村はゴッホの存在によって、今も手厚く景観が保護されているようです。
Commented by ciao66 at 2010-08-23 21:44
はなみずき様、「庭にいるマルグリッド・ガシェ」、優しい気持ちが出ている絵ですね。
ガシェ医師の家でゴッホは久しぶりの家庭的な平穏な時間を過ごしたのでしょう。
マルグリッドはゴッホの墓に花を絶やすことがなかった、という優しい人だったそうです。
「ピアノを弾くマルグリッド・ガシェ」→ http://www.allposters.co.jp/-sp/Marguerite-Gachet-at-the-Piano-c-1890-Posters_i1732820_.htm
そして、ゴッホがマルグリッドに恋愛感情を抱いたという説も有りますが真相は不明です。
Commented by トムソーヤ at 2010-08-23 22:02
ゴッホ終焉の地ということで、この写真をみると、静かなときが流れているような村ですね。季節が良いせいか、花々も美しく見えます。
ガシェ医師というゴッホを理解してくれた人が最後まで近くにいたことは、幸せでしたね。



ガシェ医師
Commented by ciao66 at 2010-08-24 05:28
この村は気持ちのいい場所で住んでも居心地がよさそうでした。
ガシェ博士とのいい関係は、ゴッホにとって幸いだったのですが、7月頃には、ゴッホの精神が不安定になってちょっと変化をきたしてしまいます。
長続きしない平安の日・・・・でも作品の制作には最後まで励むゴッホでした。
名前
URL
削除用パスワード
<< 第45話:オーヴェール・シュル... 第43話:ゴッホ終焉の地、オー... >>