3日目 (1)美しい聖エカテリニ教会と巨大なゼウス神殿

ギリシャの旅の3日目、街歩きの途中で、ガイドブックにない素敵なところを見つけました。聖エカテリニ教会です。
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Εκκλησία Αγίας Αικατερίνης  エクレシア・アギア・エカテリニ と読みます。
( エクレシア=教会、アギア=聖 )

敷地内には古代遺跡が有り、その遺跡のうえに中世の教会が有ります。
この歴史の重なり具合がなんとも素晴らしい♪。
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古代には女神アルテミスの聖域だったところに、
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11世紀に聖人テオドロスに捧げられた教会が建てられ、その後18世紀に教会はシナイ山の聖エカテリナ修道院に寄進されて、聖エカテリナ教会になりました。
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アーチのリズムが美しい。
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堂内の様子です。
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美しく掃き清められ、緑が美しいお庭で、
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無邪気に遊ぶネコにも癒されて、
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ブーゲンビリアの花もちょうど花盛りで、
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心休まるような素敵な教会でした。
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グーグルマップでは赤いマークが聖エカテリナ教会ですが、たまたまそこを通りかかったのは、マップの右側の広大な敷地=ゼウス神殿から戻る途中だったのです。
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そのゼウス神殿ですが、巨大でした。
アクロポリスの丘のパルテノンよりももっと大きい!
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ゼウス神殿は高さ17m、横幅108mと大きいのです。
パルテノンは高さ10.5m、横幅70m。
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全知全能の神ゼウスには敬意をちゃんと払って、アテネ最大の神殿を捧げたのでしょう。
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ところで、冒頭の聖エカテリナ教会から地下鉄のアクロポリス駅に向かう途中、
ディオニソス劇場を見落としていたことを思い出したのです。

初日は入場口を「スルーパス」してしまい、共通入場券は後で買ったので、幸いこの分がまだ残っていました。
上から見たのはこの眺めでしたが、肝心の現地はスルー(汗)。
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丘のふもとに有りますので、もうすぐそこです。
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古代の雰囲気のままというのが、素晴らしい。
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この日思い出して、見る機会が有って良かったのです。

続きはケラミコスの遺跡へ

# by ciao66 | 2018-06-22 19:45 | 不思議の国ギリシャ2018 | Comments(2)

2日目 (4)国立庭園を散歩し、リカヴィトスの丘に歩いて登る

午後5時、リカヴィトスの丘に来ました。
海抜277mの丘ですが、そこからの眺めは絶景、
頂上は尖っているので、山と呼ぶのがふさわしいところです。
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1時間ほど時刻は戻り、国会議事堂裏の国立庭園に来たところ。
ちょうど、薄紫の美しい花「ジャカランダ」が満開でした。
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国立庭園はもとは王宮の庭園でした。ギリシャがオスマントルコからの独立後、バイエルンから国王を迎えて、当時は王国だったのです。

乾燥した土地のアテネですが、ここだけは別世界。
みどり滴る公園で、歩いていても気持ちがいいのです。
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「やれば出来るじゃないの!」と一瞬思ったものの
雨が少ない風土では、結構大変なのでしょう。

南国らしいソテツ?とても背が高かった!
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みどりの風情のある池です。
アテネらしくないかも?と思いつつも、やはり心が和みました。
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公園を抜けたところで、タクシーを拾って、リカヴィトスの丘へとお願いします。
「ケーブルカーですか?」とドライバー。「ケーブルカー、ノー」と私・・・
私は山腹をぐるっと巻く道を行き、丘の中腹辺りで車を降りようと思ったのです。
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英語がうまく通じません。ドライバーも私も、どちらも英語が得意ではありません。
地図を見せて、ぐるぐる山の周りをまわるジェスチャー(笑)
・・・これでちゃんと通じました!

走っている現在位置をスマホで確認しながら、
「ここで良し」と降りたところは、
グーグルマップで前もってチェックしていたポイントです。
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タクシーを降りたところから頂上までは標高差110mほど、普段から鍛えていますので?ひと息に登れるでしょう。つづら折りの山道を行きます。
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次第に木々が低くなり・・・
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木々の有るところを抜けて、岩場の辺りに差し掛かりました。
立体マップをご覧ください。つづら折りルートが判るでしょうか?
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途中で何人かに会いましたので、歩いて登る人も結構あります。
この辺りからサボテンが群生して、
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サボテンの花が咲いていました。近寄るととげが刺さります。
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さらに行くと、頂上が見えてきて、
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登り始めて15分後のこと、登頂しました!
素晴らしい眺めです。
風が気持ちよく吹きます。
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アテネの街が一望です。
パルテノンはもちろん、エーゲ海まで見渡せます。
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冒頭の写真ですが、Zenfone4の広角レンズで撮ったままだとこうなります。
(冒頭は両端をカットしました。)
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頂上には真っ白な教会が有ります。
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全体像はこんな感じで、
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フレスコ画が美しい教会でした。
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歩いて山から下りて、ホテルに戻って一休みしたあと、午後7時頃、「地球の歩き方」に載っていた近くの Byzantinó (Βυζαντινό )というレストランへ。
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テラス席は煙かったので、屋内に入りました。
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オーダーしたのはタコの煮物です。
新鮮で美味でした♪
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デザートの果物はオマケ!
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次回はいよいよ3日目。午前中はアテネ観光の続きです。
# by ciao66 | 2018-06-20 13:06 | 不思議の国ギリシャ2018 | Comments(4)

2日目 (3)国立考古学博物館でミノア文明とミケーネ文明の発掘品を見る

躍動感あるラインで描かれているフレスコ画は、サントリーニ島で発掘され、
今は国立考古学博物館のミノア文明のコーナーに有る、アンテロープの絵です。
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 ミノア文明とミケーネ文明は総称して、エーゲ文明と呼ばれる海洋文明で、
そのうちミノア文明はBC20世紀頃に、エーゲ海の島に勃興し、

一方、ミケーネ文明の方はBC15世紀頃に、ペロポネソス半島に勃興しました。
 ミケーネはミノア文明を征服し、また伝説のトロイ戦争の当事者にもなります。
今回の旅ではミケーネの遺跡を訪ねる予定で、その予習もあって博物館に来たのです。

 ミケーネ遺跡から出土した、黄金のマスクです。
シューリーマンが発掘して有名なマスクですが、
実物もなかなか迫力満点で、この博物館のメインとなる展示物です。
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目をつぶったマスクと、目を開けたマスク。
印象が違います。
目を開けた方は異彩を放っているような感じ。
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飾りも黄金で出来ています。
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オリエンタルな感じもする人型の不思議なオブジェです。
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黄金の飾りの数々。
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シューリーマンが発掘した時の興奮が判るような気がします。
凄いね〜と、何度もじっくり見入りました。

こちらはミケーネの壺。
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ここからは、お隣の展示室で、
サントリーニ島で発掘された、ミノア文明の発掘品です。

タコの図柄の壺ですが 
これが本当のたこつぼ・・・?
とても海洋文明らしい壺ですね。
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ちょっとオリエンタルな感じのするフレスコ画です。
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この明るい色彩!
描かれているのは犬とイノシシ?
素晴らしいフレスコ画です。
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部屋全面にユリを描いたフレスコ画です。
地中海のイメージでしょう。
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Boxing children (英題)という壁画です。
この曲線と躍動感が素晴らしい。
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冒頭のアンテロープ(レイヨウ)の壁画。
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博物館にはギリシャ各地の遺跡からの出土品が多く有りますが、
一番印象的だったのは、ミノア&ミケーネ文明のコーナーでした。

博物館に着いたのはお昼頃でした。
館内のカフェで、サラダとピザをチョイス。
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ここはオリーブの木を眺めながら、リラックスできるところでした。
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見るポイントを絞ったとはいえ、結構時間は掛かりました。
考古学博物館の見学を終えたのは午後3時半ころ。博物館をあとにします。
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アテネのトロリーバスです。連接で走っています。
路線はとても判りにくく、バス停も探しにくいのです。
でも親切なアテネ市民に聞きながら、なんとか往復しました。
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次回は美しい国立庭園&リカヴィトスの丘の山登りの巻です。

# by ciao66 | 2018-06-18 17:41 | 不思議の国ギリシャ2018 | Comments(4)

2日目 (2)オリーブの木陰が心地よい古代アゴラ

古代ギリシャの市民が歩いた昔の様子を想像できるところ・・・
古代アゴラ Αρχαία Αγορά は紀元前6世紀ころの遺跡で、オリーブや糸杉の茂る丘の上には紀元前5世紀から建っているヘファイストス神殿が有ります。
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古代遺跡には中世の遺跡も重なっていて、
これは聖使徒聖堂 Ναός Αγίων Αποστόλων Σολάκη という中世の素敵な教会です。
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中に入ってみると、古いフレスコ画が有り、
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見上げるとドームの天井にもフレスコ画が。
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日差しは強いのですが、朝9時過ぎなのでまだ、さほどではなく、
木陰では心地よい風が吹きます。
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この道はとても古い道で、おそらくソクラテスもプラトンも歩いた道。
その道が今もちゃんと残っています。
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こちらは古代の水時計でした。
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アテネでは何処へ行っても夾竹桃が美しいのですが、
このように古代にも咲いていたことでしょう。
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冒頭の写真ですが、アゴラの歴史を説明すると・・・
 アゴラとは「人の集まる所」を意味し、古代ギリシアでは市場や集会所などがある公共広場のことで、 アテネ市民にとって信仰の中心がアクロポリスであるのに対し、その麓にあるアゴラは生活の中心でした。
 ここには商店や評議会場、裁判所などの公的施設が置かれ、市民はここで商取引をし、政治家の熱弁に耳を傾け、様々な情報交換を行いました。
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ヘファイストス神殿の丘からの眺めです。
遠景はアクロポリスの丘で、手前の平地は古代アゴラ。
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ヘファイストス神殿はその形が良く残っていて、
そうか神殿はこうだったのかと良く判ります。
私はパルテノン神殿よりも気に入りました。
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中世はキリスト教会として使われていて、パルテノンのような爆撃も無かったので、
神殿の内部構造も良く残っています。中には入れませんが・・・。
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現代の航空写真です。
古い建物で現在残っているのは、神殿と先ほどの教会の二つだけですが、
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実は広いアゴラ内に、昔は建物が多数建っていたという復元想像図です。
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紀元前2世紀の建造物で完全に復元された、アッタロスのストアは当時の巨大な姿が実感できる建物でした。
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美しい列柱ですが、商店が並ぶアーケードとして使われていたと考えられています。
現在は博物館になっています。中に入ってみましょう。
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古代アゴラからの出土品でしょう。
BC1400年ころのもの。
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古代のワインクーラーだそうです。
エジプトのような模様がついています。
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これは面白いものでした。 κληρωτήριον (kleroterion)
横向きの穴に市民が持っている小さな円盤(ピナキア)を入れると・・・
当たりか外れかどちらかの色の玉が出てくる仕組みになっていて
当りくじを引いた人が市民代表として評議員を1年間務めることになっていました。
(博物館の説明では陪審員または裁判官なのかも知れません。)
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英文の説明文です。
英語版 wikipediaの説明はこちら
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「陶片追放」に使われた陶器のかけらです。デザインがなかなか面白い。
昔習った教科書では、僭主登場を防止するためということでしたが、
近年の有力説では貴族たちの激しい抗争を平和的に解決するための手段だったと。
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これは水時計です。
同じような器を上下二個並べ、上下をパイプを繋いで、水を流して時間を計ります。
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柱のあとだけ残る巨大建築物ですが、
柱のレリーフが見事でした。
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アテネの遺跡の中では私が一番気に入った所かな・・・

次回は国立考古学博物館の巻。

# by ciao66 | 2018-06-16 20:58 | 不思議の国ギリシャ2018 | Comments(6)