16. 見上げるアーチが続く Maesta Delle Volte 通りから11月4日広場へ

マエスタ・デッレ・ヴォルテ 通りに入りました。複雑なアーチがわくわくするところ。
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これは予想外の登場です。
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近づくにつれ、少しづつ景観が変わります。
アーチのラインが真上に来て、
建物の上のほうの窓が姿を見せました。
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途中ではこのような立派な水飲み場が有ります。
昔は水道橋からの水だったのでしょう。
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何重にも重なるアーチが音楽のリズムのように登場します。
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また、上を見上げます。凄い迫力です。
上のほうから攻撃されたらあっという間にアウトでしょう。
ここを曲がると・・・
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道路左手の奥に大聖堂が姿を現しました。
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大聖堂の階段下。
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11月4日広場の噴水、フォンタナ・マッジョーレです。Fontana Maggiore を訳せば巨大噴水、
この噴水に水を引くためにあの水道橋が出来たのです。
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 11月4日広場の向こう、正面の建物はプリオリ宮殿 Palazzo dei Priori です。
左手の道はペルージャのメインストリートのヴァンヌッチ通りで、
街の西側部分をほぼ一周して戻ってきました。
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 ところで、なぜ11月4日広場なのでしょう?(ここから歴史混じりの余談です)
11月4日はイタリアの戦勝記念日なのです。第2次大戦はイタリア敗戦国ですが、第1次大戦のほうは戦勝国だったわけで、イタリアは負けたオーストリアから「未回収のイタリア」といわれた南チロル地方を手に入れます。ローマでは11月4日通りがあります。(・・・余談終わり)

大聖堂 (Cattedrale di San Lorenzo) の中に入りました。
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アーチをくぐったのは地図のg地点、11月4日広場はh地点です。
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時間はまだ午前10時ころ、まだまだ散歩は続きます。
次回は、ちょっと息抜きして、広場の光景の巻です。

# by ciao66 | 2014-06-26 06:38 | イタリアを歩く2014 | Comments(2)

15. 眺めのいい坂道 Via Cesare Battisti を行く

 朝、ホテルを出てから30分ほど経過しました。晴れていて気持ちのいい散歩です。
チェーザレ・バッティスティ通りは眺めがいいので、登り坂は気になりません。
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先ほど通ってきた街が眼下に見えます。
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左手は城壁が続いています。その陰になっているので、暑く無くて好都合でした。
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眺めいいなー♪
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ミズキでしょうか。日本でもこの時期に見かける花です。
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歩いてきたルート図です。現在位置はF地点、水道橋は青いラインです。
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 右手の高い城壁の直下をこちら側に登ってきました。画面中央にはペルージャ外国人大学も見えます。
チェーザレ・バッティスティ通りのほうが、下の道をオーバークロスするところに来ました。(北方向の眺め)
 下では、二つの道が重なるようにクロスしていて、縞模様の道が Via Appiaアッピア通り、細い水道の樋の形が Via dell`Acquedottoアクエ・ドット通りです。 
 水道橋の「たもと」に相当する場所を眼下に発見した♪のですが・・・
ここからは降りられません・・・先ほどは頭上に見上げて、今度は見下ろして。
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 少しだけ道を戻ると、水道橋(=アクエ・ドット通り)が谷間を渡って古い教会に向かって伸びているのが見えます。緑の手前あたりが谷底で、少し前に通ってきた道です。
 
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 ちょっと拡大してみるのも面白いのです。人の通るところを撮ればよかったのですが・・・。
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 そして、同じ場所から北側を見るとこうなります!下はアッピア通りです。
なんと素晴らしい、面白い景色でしょう!
アッピア通りから見ると、こちら側はその上を渡る橋になっています。
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同じ場所から西方向。絶壁の上に家が並びます。
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北西方向。いい眺め。
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 眺めのいいところが終わると、街の中に入り、ごく普通の広場が現れます。こっちは行く方向ではなく、
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Piazza Cavallotti (カヴァロッティ広場)をまっすぐ向うへ。
そして、この角を曲がるとまた面白い光景が登場します。
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次回に続く。


# by ciao66 | 2014-06-24 22:36 | イタリアを歩く2014 | Comments(8)

14. 朝のペルージャの散歩は緑のなかを・・・

 朝小鳥の声で目覚めました。この日は連泊しますので、じっくりペルージャの街を一周します。 ホテルを出て、まずは中心街と反対方向へ。
 Via dei Prioriプリオリ通りの坂道を下ると、目に留まったのは建物の壁にあるアーチに飾られた祠です。
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窓もアーチ、祠もアーチ。リズミカルに並んでいます。
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古い教会ですが今は使われていないのか修復中でした。
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また祠を見つけました。
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 ペルージャの街は、山の頂上に大聖堂と11月4日広場が位置していて、周りに行くとだんだん低くなり、ちょうど三つの丘がクローバーの葉っぱ or 花びらのような形で広がっています。(地図を参照ください)
 西側のほうの葉っぱ(or花びら)を一周するように歩いています。
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(地図は Perugia Citta Museo のガイドマップからお借りしました。
赤いラインは歩いたルートですが、この日の途中まで記載しています。)

 だいぶ坂道を降りてきました。 
こんな、階段のある通りも右手に見えて、そちらも面白そうなのですが、
少し未練を残してまっすぐ行ます。(地図a)
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 まずは S. Francesco教会へ行くという目的があったからです。
アーチのほうではなく教会は右手の影のほうへ。
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見えてきたのは お隣のS. Bernardino教会です。
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 サン・ベルナルディーノ教会の向かい側に、少し趣きのあるアーチの門を発見。
向うにお屋敷があるのか、と思ったのですが、単なる道路上のアーチだったようです。
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 サン・フランチェスコ教会が見える位置に来ました。(地図b)
教会はあいにく閉まっていましたが、
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 同じ位置から、展望が開けて、緑に包まれた向うの街並みが見えます。
城内の北端にあるサン・タンジェロ教会の付近でしょう。
こちら側は木陰になっていて歩いていても涼しいのです。
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ここからは、家はなくなって、緑一色。気持ちのいい緑の散歩道になります。
(振り返っています)
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 長い下り坂、下りだから楽ちんです。
あとで、上り坂が待っているのですが・・・。(地図c)
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 ほとんど、谷底というところへ降りてきました。今まで、車はほとんど通らない静かな道でしたが、ここを過ぎると車のよく通る道に合流。
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 少し行くと、面白いものに遭遇しました!(写真には写っていませんが)この橋の上を人が歩いていたり、走っていたりします。
橋の幅はとても狭くて、車は通らず、散歩道にはぴったりです。(地図d)
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 あそこに行ってみたい!と、思うのですが、近くには登り口がありません。
これは使わなくなった古代の水道橋だったのです。
高さは3階の位置くらいもあって、結構高いようです。
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 水道橋をくぐって振り返ります。考えてみれば、橋の「たもと」に行かないと水道橋にはアクセスできません。なんとかそこへ行ってみたい!
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この付近から右手を見ると、水道橋の西側直下を丘に向かって伸びるアッピア通りです。丘の上のほうに水道橋がちらっと見えました。でも、ここは谷間を通っていて眺めは有りそうにもないので、曲がらずにまっすぐ進みます。
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 しばらくすると、茶色い古風な建物が目の前に現れます。
ペルージャ外国人大学です。
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 その大学の目の前にあるのが、巨大なエトルリア門 Arco Etrusco です。
紀元前3世紀の!あいにく修復工事中で、真下からちょっと上を見上げます。
(これでは距離感や大きさが判りません)
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外観はこうですと、垂れ幕には絵が書いてあるものの、今一つピンときません。
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 Centronline.it から素晴らしい写真をお借りして、やっと判りました。
凄い門です。門と建物が一体となっていて、左上の迫力ある部分は何なのか?
2300年前の古代のままの姿で残っているというのは素晴らしい。(地図e)
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 エトルリアというのは、ローマ人よりも古くからここにいた人々で、文明も発達していたのですが、紀元前40年に、ペルージャはローマのアウグストゥスに攻められて、征服されます。
 ここを、どうやって攻めたのでしょう。
 そして、アウグストゥスは征服した後に、ちゃんと門の修復作業をしたので、
後世に残っているというわけです。

 さて、ここからは登り口はまっすぐの道、左手の道、
右手の眺めの良さそうな坂道と3っつあります。
 私は、水道橋(=アクエ・ドット通り)に近づきたかったので、
右手のほうへ行きます。

 その道を登りはじめました。なかなか良さそうな道、
チェーザレ・バッティスティ通りです。
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続きは、Via Cesare Battisti からの眺めです。
# by ciao66 | 2014-06-23 09:40 | イタリアを歩く2014 | Comments(8)