2017年 10月 30日 ( 1 )

13. 美術史博物館に行き、アン・デア・ウィーン劇場で『魔笛』を見る。


午後3時頃、ウィーンでの必須ポイント、美術史博物館に来ました。
宮殿のように華麗なエントランスの階段を上がって、
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天井画を見上げます。
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何しろ巨大な美術館です。見たいものに絞って、
ブリューゲルをじっくり見ることにします。

ブリューゲル「農民の踊り」1568年
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ブリューゲル「農民の婚宴」1568年
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作品名が判りません・・・?でもブリューゲルでしょう。
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ブリューゲル「謝肉祭と四旬節の喧嘩」1559年
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人間の愚かさを風刺していても、対象への深い愛情、そして観察眼の鋭さが有り、
どの絵も思わず引き込まれます。

ブリューゲルではこれが一番有名でしょう。
「バベルの塔」1563年
構図もすごいし、アリのように見える人々まで微細に描きこんでいます。
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これは見たことのない絵でした。
ブリューゲル「十字架を担うキリスト」 1564年
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ブリューゲルの中では、これも有名でしょう。「雪中の狩人」1565年
フランドルの風景を描いたのでしょうが、物語が感じられる作品です。
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この部屋すべてがブリューゲルの作品という、とても贅沢なところ。
ゆったりしたソファも有り、人もそれほど多くはなく、
絵を見る環境もまた贅沢なものでした。
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その他の印象的な作品も二つほど・・・

Jan Massys(=ブリューゲルと同時代人)作 
"Merry Company" 1564年
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絵の中に絵が有って、更に一つ一つの絵が驚異的に細かく描かれ、感嘆しました。
「レオポルト・ ウィルヘルム大公の画廊」1651年 ダフィット・テニールス作
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午後3時過ぎ、美術史博物館と自然史博物館の間にある、
マリア・テレジアの銅像をあとに、カールス広場へトラムで移動します。
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カールス広場の東端にある「ウィーンミュージアム・カールスプラッツ」です。
昔は歴史博物館だったところですが・・・
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歴史絵画がやはり有って、庶民の姿を描いた作品や、
街の歴史を見るのに相応しい作品が展示されています。
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産業革命の時代?いつ頃の作品でしょうか。
こういうのは美術史博物館にはあまり無さそう。
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カーレンベルクの丘からの風景画です。
ノスタルジーな時代の物でしょう。
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ウィーン運河の昔の様子です。
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ウィーンの街の立体模型です。
手前は市立公園。中央やや奥にシュテファン大聖堂。
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クリムトの作品がここにも有りました。
「エミーリエ・フレーゲの肖像」
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ウィーンミュージアム・カールスプラッツのお隣にあるカール教会です。
建てたのはカール6世(=マリア・テレジアの父)で、
ペスト流行の平癒を祈願したところだそうです。
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カールス広場を西の方にさらに歩いていくと、
右手奥に小さな青屋根のパビリオンが有って、
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オットー・ヴァーグナーの作品で、実際に使われた地下鉄の駅という。
いかにもウィーンらしい香りのする建物です。
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これでウィーンの3日間で見るところはほぼ終了して、
アン・デア・ウィーン劇場のそばに来ました。

見えているナッシュマルクトという市場で簡単な夕食にしましたが、観光客向けと思われるお店で今ひとつでした。たまにはこういうことも有ります。
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アン・デア・ウィーン劇場の横手に今は使われていない玄関が有り、
その横にはウィーンの歴史的建物の旗が4本立っています。
右手の庇部分を拡大して見ましょう。
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モーツアルトのオペラ『魔笛』の主人公、鳥刺しパパゲーノの像です。
天使たちも周りにいて、鳥かごが有り、笛を吹いています。
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『魔笛』の台本を作ったのはシカネーダーですが、ここは彼が設立した劇場です。
『魔笛』ゆかりの劇場で、この日の演目は偶然にも『魔笛』!
旅に出る前に、劇場のサイトを調べて「これだっ」とばかりに切符を手配。

当日のポスターです。
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劇場内のカフェは、ちょっと飛んだような、変わった雰囲気でした。
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オーダーしたのは、アプフェルシュトゥルーデル(リンゴのケーキ)と
メランジュという名前のミルク入りのコーヒー。
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入場しました。
造りはオペラ座に似ていても、少し気楽で庶民的な雰囲気。
天井桟敷の席は€25とお安かったのです。
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見下ろすとこんな感じで、オペラグラスさえあれば大丈夫でした。
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ネットからお借りしました。
この日の『魔笛』はこんなイメージの、ちょっと現代的な演出でしたが、
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「夜の女王」のアリアは素晴らしい出来でしたので感嘆して聞き入り、
パパゲーノとパパゲーナ(相手役)はユーモラスな演技だったので、
とても楽しめるオペラでした。

ホテルに帰ったのは夜の10時頃です。

次回はモーツアルトの故郷、ザルツブルクに移動します。


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by ciao66 | 2017-10-30 07:09 | オーストリア2017 | Comments(2)