京都の旅は大徳寺から始まりました。
ここは一休和尚ゆかりの禅寺です。
とんちの一休さんは創作の話だったようですが、実在の一休和尚は
戒律や形式にとらわれない人間臭い生き方の人だったという。
そして室町時代には応仁の乱で荒廃したこの寺を再興したのが一休和尚。
「釈迦といふ いたづらものが世にいでて おほくの人をまよはすかな」(一休)
大徳寺は地下鉄北大路駅から1.1km、バスで4分。
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千利休によって増築された三門の二階部分が見えます。
ここに利休の像を安置したことから秀吉の怒りを買い
利休自決の原因となったということです。
午前11時頃。この日の気温34℃。影を探して歩きます。
大徳寺の中でも涼しそうな所。
塔頭の高桐院 (こうとういん) です。
緑も綺麗です。紅葉ならもっと綺麗な場所でしょうが・・・
方丈の庭。じっくり座って休憩しました。
そして、ここにも利休の謂れのあるものが有ります。
右の方の「角」の部分が欠けているこの灯篭。
わざとキズものとしたのは利休。
豊臣秀吉と細川三斎公のふたりからこれが欲しいと請われて
「傷ものになったので差し上げられません」と秀吉の請を退け。
利休割腹の際、あらためて三斎公に遺贈されたという。
苔が美しい。
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大徳寺そばの今宮神社へ寄り・・・
佛教大学前まで徒歩5分。
ここから鷹ヶ峰へはバスで6分。
市バス一日フリーパス500円也が役立ちます。
ちょっと変わった丸窓の楼門は鷹峰山源光庵です。
迷いの窓。
悟りの窓。
ネーミングは見事ですが、
?????
「迷い」の方は四苦八苦。
「悟り」の方は、禅と円通の心??
円通とは「周円融通」の略で・・・
智慧によって悟られた絶対の真理は、あまねくゆきわたり、その作用は自在であること。
・・・凡人にはよく判りません。
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京都の夏、続きは
世界遺産、上賀茂神社です。
鷹ヶ峰から2km少々、ここはタクシーでショートカットします。(次回)