2007年2月25日(日)
仙台市役所にハガキで申し込んでいて今回
抽選に当たったのです。
第21回市民能楽講座:「見て聞いて楽しもう狂言」@市民会館。
日曜の散歩の後、昼から行ってきました。
和泉流狂言師の石田幸雄さんのユーモラスな司会で進行。
石田さんの実技を交えての入門講座・・・イメージで補ってみることが大事と。
面白かったのは、「
自分で効果音を発しながら演技するのは狂言くらいではないか」との話。
鎌倉の鐘の音もお寺によって、「じゃがじゃが」だったり、「もーんもーん」だったりするのですが、ちょっと「金(カネ)の値」を聞いて来るはずが、「鐘の音」を聞いてきて報告するという落語にも似たユーモラスな話でした。
・・・日本人が好きなのは、「もーんもーん」でも、外人が好きなのは、「じゃがじゃが」!
次に、実際に演じられた狂言は「しびり」・・・太郎冠者が足の痺れの仮病で言いつけられたお遣いを回避しようとするお話です。
演じたのは石田さんの門下のアマチュア「狂言遊兎の会」の皆さんなので、プロのような出来は期待できませんが、
狂言を生で見たのは初めてで、とりあえず楽しめました。
太郎冠者のような「ずる」をするような生の人間の姿そのまま、をちょっと余裕を持って楽しむのが狂言です、みたいな感じで石田さんも言っていましたが・・
そのあと、
うぁ~ハハハという笑い声、
実際に大声出して観客自ら狂言風にやってみるという「実技指導」もあって、なかなか楽しい講座でしたね。
この講座、ラッキーなことに無料!でした。
当然有料でしょうがこんどはプロの演じる狂言を是非見てみたいですね。
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写真は、帰りに寄り道した広瀬川の景色です。・・・雲が綺麗でした。