小さな噴水が光に照らされて、小川になって流れる・・・
ザルツブルク2日目の夜、ちょっと不思議な空間に遭遇しました。
時刻は夕刻にさかのぼり、シュタイン通りからカプツィーナベルクに上がる階段の入り口です。ここに目印のキリストの磔刑像が有るはずが、壁には四角い穴が開いていて、像は修理中?でも道はここで間違いないでしょう。
建物の間を潜り抜けるような階段を行きます。
追い越していく若者たち。夕焼けを見ようと?
少し平な場所に出て、路地の向こうに教会らしきもの発見。
扉は開いています。入ってみましょう。
堂内の天井のレリーフが美しい。
また階段を昇って、トンネルになった建物の下を潜ります。
こういうのが面白いのです。これを潜っていくと・・・
先ほどの教会の塔でしょう。意外なところから姿を現しました。
階段の上に出て、先ほどの教会の塔を見下ろすところに来ました。
ドラマチックな景観の変化は、まるでモーツァルトの音楽のよう。
右手の崖上の建物は近代美術館で、(=メンヒスベルクのエレベーター)
そこからノンベルク修道院まで崖の上を歩いたのは数時間前のこと。
階段を昇りきり、ヘットヴェアバスタイという砦に行く道に出ました。
気持ちのいい散歩道です。
砦から見下ろすザルツブルクの街は、川を挟んだ景観が迫力満点で、
遠くにはこの日の朝登ったウンタースベルクの山が見えます。
映画「サウンド・オブ・ミュージック」ではドレミの歌を歌いながら、
次々と変わる景観のうち、ここからの眺めも入っていました。
少し角度を変えて、ホーエン・ザルツブルク城塞を正面にすると、
さらに左下の方にもう一つの砦が見えて、
道はかなり急坂ですが、面白そうなので行ってみます。
また眺めが変わって、ノンベルク修道院が正面に見えます。
ハイキングの終点だったところです。
急坂を戻って、
一番高いところに出ました。
夕焼けを見ようと人々が集まっています。
後ろに見えるのはカプツィーナ修道院です。
ここから眼下には三位一体教会のドーム(=宿泊先のプリースターゼミナール)が見えます。
時刻は午後6時半。うっすらした夕焼けです。
メンヒスベルクの丘の向こうに、静かに夕日は沈みました。
カプツィーナベルクから降りる道は登ったのとは別の所を通ります。
振り返って撮りましたが、かなりの急坂でした。
降りてくると、ちょっと賑やかなところ。上に見えるのが先ほどまでいたカプツィーナ修道院の建物で、その下の建物のアーチから出てきました。時刻はもう7時前です。右手の建物に見つけた夕食の場所は、
ガブラーブロイ Gablerbräu という地ビールの酒場でした。ローストポークとスープの写真はピンボケで没にしました。
ビールは前日とはまた違う味で良かったのです。
お店の前の噴水です。
午後7時40分、冒頭の写真です。
右手背景は泊まっていたプリースターゼミナールの建物で、こちらは裏側の通りになります。意外なところで夜景が面白かったのです。
次回はザルツブルクからポストバスに乗ってちょっと田舎の方へ、
ザルツカンマーグートの入り口、ザンクトギルゲンの街歩きの巻です。
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