旅の最終日は修学院離宮の巻です。ネットで朝9時スタートの参観予約が取れました。
参観の終盤に見た眺めですが、屋根のかかった千歳橋と浴龍池が鏡のようになっています。
生憎の雨降りで、参観は傘をさしてのスタートです。
修学院離宮は3つの離宮からなっています。
まずは下離宮の寿月観のお庭ですが、雨降りもなかなか風情があります。
しっとり濡れたお庭のコケが美しい。
寿月観の建物で宮内庁職員の方の説明です。
結構な坂と階段が随所に有ります。
離宮内の松並木のメインストリートを通って、次は中離宮です。
道の両側は田んぼで、昔からずっとそうだったと。
田園と山を巧みに取り込んだ離宮。
田んぼは戦前は官有地で、戦後の農地解放で耕作者の所有になったのですが、その後環境保全のために宮内庁が買い上げて、今では国有地に戻っている。今も地元の農家の方が耕作しているそうです。
中離宮の客殿です。
また松並木に戻り、今度は上離宮へ移動します。
途中ちらっと京都の町が眼下に見えます。
歩いているうちに少し晴れ間が出てきて、傘は要らなくなりました。
上離宮の一番上のところ、燐雲亭からの眺めです。
ちょっとお天気が今ひとつですが、京都市内が一望です。
雨模様の中でも素晴らしい景色です。
眼下は浴龍池、かすんだ山々は鞍馬の向こうの方でしょうか。
春しぐれでしたが、天からのプレゼントでしょう、虹が出てきました。
冒頭の写真です。浴龍池を一周します。
中国風の千歳橋ですが和風の庭園に不思議とマッチしています。
広々した景観です。山の上なのに不思議な感じ。
機会が有ればまた別の季節に来てみたいものです。
さて、今回の京都の旅の最後は祇園にやってきました。中華料理のお店ですが、不思議に和風、以前は和食のお店だったのでしょうか、主が中華の店に変わってもそのまま使っているのだとか。京都らしくていい感じです。
メニューの詳細は覚えておらず、写真だけ抜粋して掲載します。
どの品も美味しかったのです。
蓮香(れんげ)今回の旅で一番の美味しかったところがここでした。