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4日目(その1:知床半島 前編)

2006年7月2日(日)
 屈斜路原野YGHで朝食の代わりに「おにぎり」を作っていただき、朝早く7時前に出発、摩周駅まで送っていただきました。
 7時29分発の網走行きに乗ります。
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↓途中、「斜里岳」1545mがずっと車窓から見えていました。昨日登った方がいましたが、何処から見ても形のいい山です。
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↓斜里駅に8時31分着。遠方に斜里岳が見えています。
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↓ここで、斜里バスの観光バス「知床ロマンふれあい号」8時40分発に乗り換えです。 
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↓オシンコシンの滝で途中下車。朝から、下のほうだけ霧で、半島は良く見えませんが上空のほうは晴れています。海の影響でこのようになるらしいのです。
バスガイドさん:「亀岩です。そのへんに亀の形をした岩が有ると想像して下さい」
・・・ユーモアでナイスカバーです。
 知床観光船は、朝の第一便は「欠航」のようです。眺めがまったく見えないので・・・
でも乗る予定は、午後2時30分出航の船なので多分大丈夫でしょう。
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↓「ウトロ」で追加の乗客がバスに乗った後、北海道らしいワイルドなアクシデントが・・・・
「エゾ鹿」が道路わきに現れました。ガイドさんが発見して、ドライバーは乗客に見せる為に停車です。サービス満点。
実は、エゾ鹿が交通事故に遭うケースが多いようです。屈斜路原野YGHでは警告のポスターが貼ってありました。「鹿は交通ルールを守らない」・・・
 野生動物に注意!の黄色い交通標識もあります。
エゾ鹿は道路わきに居ただけなので、幸いぶつかりませんでしたが、事故に遭えば大変可哀想ですし、自動車もかなり被害があるようです。大破しても鹿が相手では保険が出ないとか、ガイドさんが言ってました。 
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↓第一の観光ポイント「知床峠」(yahoo地図 航空写真版)に到着。羅臼岳1661mがくっきり見えています。
下のほうは霧でしたが、ちょっと上に上がれば晴れているのです。
羅臼岳は学生時代に登りました。岩尾別YHから行ったのですが、景色が美しく感動しました。
 今回も登りたかったのですが、イージーにバスで来ました。学生時代にこんな道路は有りませんでした。自然破壊のような感じの道路ですが・・・静かなままの知床のほうが良かったと思います。
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↓国後島が見えます。雲海になっていますがその上にはっきり見えます。
以前羅臼岳に登ったときは見えませんでしたので、念願がかないました。
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↓今度は「キタキツネ」に面会です。バスから車上見学。
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↓今度は、「知床五湖」(25,000分の1地形図)に来ました。
右端が先ほどの羅臼岳。山並みが美しい。
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↓「一湖」です。綺麗な水です。
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↓「二湖」です。湖面が鏡になっています。
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↓知床五湖入り口の看板です。三湖~五湖は現在「ヒグマ専用」です。人間立ち入り禁止。
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↓この近くに開拓部落があったのですが、気候が厳しく挫折してしまったようです。
ガイドさんの話では、あの相撲の「大鵬」は岩尾別開拓村の出身のようです。
 開拓の試みの後、森林を再生させる試みが「100平方メートル運動の森・トラスト」です。
 バスガイドさんからも紹介がありました。
 地元、斜里町が行っている、日本版の「ナショナル・トラスト」運動。
 ・・・私たち斜里町は全国からの寄付金をもとに、知床半島に残された開拓跡地に森林を再生する運動、「100平方メートル運動の森・トラスト」を行っています。100年、200年先によみがえった森林の姿を夢見て、運動に参加しませんか? ・・・・(斜里町HPより)
 ちょっと長くなりますが、経緯を抜粋・要約してみます。(詳しくは斜里町HPに有ります)
・・・知床国立公園の岩尾別・幌別地区は、大正3年に開拓の鍬が入って以来、戦前・戦後を通して国の開拓計画によって、福島県や宮城県などからの入植者が開墾を試みた場所でした。しかし、この地区は、道路はもちろんのこと、水利も悪く、台地は転石に覆われ、入植地として最悪の条件だったのです。開拓者たちは、開墾の厳しさと生活の不便さ、さらにはバッタの大発生被害などによって次々と離農しました。昭和41年までに全ての開拓者がこの地を去り、大正時代から続いた開拓は終焉を迎えたのです。・・・
 昭和39年に知床は、全国で22番目の国立公園に指定され、その結果、秘境知床として一躍全国の注目を集め、特に昭和46年・・頃「日本列島改造論」による土地投機ブームで開拓跡地が不動産業者によって買収されはじめました。
 そこで、開拓跡地を保全し、原生林の再生を夢みていた当時の町長は、朝日新聞の「天声人語」でイギリスのナショナル・トラスト運動・・これは美しい海岸や歴史的遺産などを買い取って保存する市民運動です・・・が紹介されていることに注目し、・・「しれとこ100平方メートル運動」のスタートを発表したのです。
 現在は、土地の市民による買取は達成されて、次の目標は植林した木を育て、森をつくり、そこに生息していた野生の生き物たちを再び迎え入れるという、自然の生態系の再生をめざす運動に発展しています。 
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↓「ナショナル・トラスト」には興味が有りましたし、知床は大好きなところなので、斜里町の「100平方メートル運動の森・トラスト」に参加してみることにしました。5000円の1口だけですが、チョッといいことした気分に。・・自己満足?
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↓「二湖」。
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↓「ミズバショウ」です。花はもう終わっていますが、ちょっと「踏みにじられています」。
「犯人」はヒグマです。根元がヒグマの大好物らしい。
 ここの主人公は動物です。
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↓「五湖」の入り口の展望台ですが、やっと「下界」も晴れてきました。
オホーツクの海の青が美しい。観光船にも乗れそうです。
向こうに見えているのは網走?
(続く)
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by ciao66 | 2006-07-13 07:08 | 北海道旅行 | Comments(2)
Commented by futakiです at 2006-07-13 20:03 x
今回の知床はまさに大自然の醍醐味を感じさせてくれますね♪
自然の威力は本当にすごい!素晴らしいですね~
ブログの写真からも雰囲気が伝わってきますね~(*^。^*)
Commented by ciao66 at 2006-07-14 06:48
いつも見て頂いて有難うございます。知床がやはり一番でしょう!
自然が本当に残っています。さすが世界遺産です。
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