旅は5日目となり、お天気は少しづつ回復した朝、
SLに乗ってブリエンツ湖を見下ろす眺めのいいところに来ました。
(少し時間は戻ります・・・)
この日は3連泊したグリンデルワルトから降りて、宿泊先のインターラーケンのB&Bにスーツケースを預けて、10時ころブリエンツ駅に到着。ブリエンツ湖の船着き場の隣が鉄道駅、標高566mです。
少しのあいだ、船着き場の周辺を散歩することにします。
前日の名残の雲がたなびき、山の上の方は見えませんが、
湖畔の街はなかなか美しいところです。
遊歩道を歩くと春の花がいっぱい♪
そろそろ出発の時間なので駅に戻ることに。
5月のこの時期はブリエンツロートホルン鉄道は10時45分が始発なのです。
スイスでは鉄道はほぼ100%電化なのですが、ここだけが非電化路線で残ったところ。
登山電車ではなくSL登山鉄道で、後ろから蒸気機関車が押し上げるスタイルです。
まだ時間が早かったので、私が乗り込んだ一人目でした。
次々乗客が乗り込んできて出発です。
まずはスイス風の民家が綺麗なところが見えて、
少し登ると、ブリエンツ湖が眼下に広がります。
朝方より少し晴れ間が出てきて、
ブリエンツ湖の真上あたりから青空がのぞいて、
上の方ではまだ雲がかかって、何やら幻想的な光景が広がります。
だいぶ登ってきました。このように青い湖が見えているかどうかで景色はまるで違っていたでしょう。朝が曇り空でしたので、眺望はあまり期待せずに来たのですがとてもラッキーでした。
樹林帯に入ってきました。
機関車が有る方が列車の後方です。
しばらくすると霧の中に突入し、
次はトンネルに入ります。
一瞬見えた景色です。雲が薄くかかって、綺麗な湖!
次の瞬間、再び霧の中に突入し、
次のトンネルを抜けると・・・・一面の雪の世界!
こんな山の上にも家が有って、住んでいるのでしょうか。
マキが有るのでただの小屋ではなさそうでした。
もうすぐプランアルプ駅に到着です。
プランアルプ駅に到着。プラットホームはなく、直接線路に降りるという珍しいところ。まだ雪が残るこの時期はこの中間駅プランアルプ(標高1346m)までの運行で、終点のロートホルンクルム(標高2244m)には行きません。
周りは霧の中なのでさっさと折り返しの列車で降りることにします。
乗客のみなさんは駅の上のレストランに行ったので、私ただ一人がこれに乗っています。
まるで私の専用列車のようでした!
冒頭の写真です。列車すれ違い線路が有るところは標高1024m。
牧草地と小屋、なびく雲がポイントだったでしょうか。
黄色いのはハイキングコ-スの標識です。
ここを降りるのも登るのも相当ハードそう。
こういう散歩道なら歩いてみたいなと思いますが。
2016年5月24日(火)
次回は、「ストックホルンの山頂展望台は霧の中、中間駅は雪の中だった」です。