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6. ラウターブルンネン谷の崖上と崖下をぐるっと一周する。

ヴェンゲンから降りてきてました。ここはラウターブルンネン駅です。
ラウターブルンネン谷の崖上に行くため、ここで、ロープウェイに乗り換えます。
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このロープウェイは地元住民の生活路線になっているという珍しいもの。
ラウターブルンネンは標高800m、終点のグリュッチュアルプは標高1,486m・・・
標高差686mを登ります。
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だいぶ登ってきて谷の向こう側が一望です。
左手には先ほど登ったメンリッヘンの山頂が、その下にはヴェンゲンの中心部が見えます。ヴェンゲンで散歩したコースはどこでしょう。
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グリュッチュアルプに到着すると、ユングフラウが綺麗に見えました。
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 ロープウェイの終点、グリュッチュアルプからは小さな電車が崖の上の街ミューレンまで4.2kmを走っています。

 ロープウェイは急な崖のため電車路線が難しく窮余の策で、このロープウェイ部分もふくめて、全体がラウンターブルンネン・ミューレン鉄道(BLM)です。
Bergbahn Lauterbrunnen–Mürren 
・・・
berg(ベルク)=山、bahn(バーン)=電車、 Bergbahn =登山電車

 崖の上をほぼ水平に移動する、小さなかわいい電車です。丸いハンドルが特徴!珍しいですね。でも、カーブを切るわけではないでしょう。電車ですから。そして、運転席のすぐ横はオープンで、乗客も運転士のすぐ横に並んで立つことができるという素晴らしさ。
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特等席に陣取りました。
運転室内に入れるという電車は他ではあまりないのでわくわくするのです。
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これは横の窓からのショットですが、乗車中ずっとユングフラウ三山が見えていて、眺めもいいのです。
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運転士は女性でした。丸いハンドルはノッチの代わりでしょうか?
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中間駅のヴィンターエッグで下車します。
降りたのは一人だけ、周りには何にもないところです。
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ここから、先ほどのグリュッチュアルプまで戻るかたちでハイキングをしようというわけです。右手向こうにはメンリッヘンの山とヴェンゲンの村が見えます。
電車を降りたのは一人でしたが、ミューレンから歩いてきたのでしょう、ハイカーはちゃんといました。
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電車に乗って、ハイキングをして、ハイキング中に電車を撮るという理想パターン?
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ほぼ水平な、アップダウンがあまりない楽ちんコースです。
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アメリカ人の男性二人連れが追い越していきました。
サウスカロライナから来たと言っていましたが、地名は知っていましたよ。
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さて、1時間ほどのハイキングは終了してグリュッチュアルプ駅に戻り、改めて電車でミューレンを目指します。
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ミューレンまではわずか14分ほどの乗車。あっという間なので、この半分だけでもハイキングができてよかったのです。
ミューレンは崖の上の街で、いいところですがいい写真が撮れませんでした。
ここは崖の上ながら、目の前に見えるもまた崖、ユングフラウの側面の断崖です。 
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今度はミューレンから谷に下るロープウェイです。
圧倒的迫力で迫るユングフラウの岩肌。
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下を見ると、U字谷の緑、ラウターブルンネン谷の一番奥に有る集落、シュテッヘルベルクが見えてきました。
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ここからはU字谷の形がよくわかります。見えている一番向こうがラウターブルンネン付近でしょう。
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ポストバスの出発まで20分ほど時間が有ったので、シュテッヘルベルクではちょっと滝見の散歩です。ハイキングコースもあってなかなかいいところ。でも、それは別の日にすることにします。
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ちょうど滝が落ちるところ、こうなっていたんだと、来てみないと判らないのです。
バスを待って橋のそばにいたインド人カップルのも教えてあげました。
大多数の方は、おとなしくバスターミナルで待っていたのですが。
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 スイスのポストバスは初体験です。黄色いのがスイスのバスの特徴。
(イタリアなどオレンジ色のバスの国が多い。)
この日乗った乗り物すべて、リージョナルパスを見せるだけの面倒いらずでした。
このポストバスも通用します。ラウターブルンネンまで13分ほど。
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 ラウターブルンネンからグリンデルワルトへは、ツバイリューチーネンで乗り換えの別ルートもあるのですが、時間がかかっても峠越えのため眺めがいいクライネシャイデック経由(=ヴェンゲンアルプ鉄道)がお勧めです。

発車後すぐに、シュタウプバッハの滝が見え、タイミングよく撮ることができました。
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写っている乗客も途中のヴェンゲン駅でみんな降りてしまって、そこからはクライネシャイデックの山の上まで乗客は私ただ一人、
まるでプライベート貸し切り状態でした。この時間に山の上まで行く人はいない・・・。

クライネシャイデックで乗り換え。なんと、これが午後7時3分発のグリンデルワルト行きの最終電車!登山電車の終電はとても時間が早いのです。山から下りる終電の乗客は他にもいました・・・
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 トルコのイスタンブールから来たという一行。
私はトルコ旅行に行ったこともあるし、トルコ人は日本にとても友好的だし、ほかに乗客はいませんでしたし、すっかり話は打ち解けて、車内で盛り上がったのです。
スイス旅行は最終日でこのあとはヴェネツィアに行くといっていました。
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さて、グリンデルワルトに着いて、泊まっているホテルベルナーホフのお隣、ホテルポスト&クロイツのレストランです。
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野菜補給をしようとオーダーしたのはこれですが・・・
あまり上手に撮れませんでした。
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ドイツ語を使う地域だからかビールはとても美味しかったのです。
インターラーケンのビール、ルーゲンブロイです。
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さて次の日は、お天気下り坂、山には行けません。
さてどこへ・・・次回をお楽しみに。
by ciao66 | 2016-06-15 19:32 | スイス旅行2016 | Comments(2)
Commented by Clearwater0606 at 2016-06-15 23:44
典型的なU字谷なんでしょうね。それにしても巨大です。ここにどでかい氷河が、かつてあったんでしょうね。自然の力は偉大です。

この地形をくまなく利用するスイスの人の力も凄いッス。

ビールも美味しそう。
Commented by ciao66 at 2016-06-16 19:23
氷河がずるずるっと前進しながらできた谷と考えると不思議ですね。
氷河は厚さも幅もうんとあったのでしょう。今回は行きませんでしたが、ユングフラウ鉄道の途中駅アイスメーアからはとても巨大な氷河がよく見えます。 http://www.arukikata.co.jp/webmag/2015/rept/img/rept77_04_07.jpg 
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