写真はグリンデルワルトで泊まったホテルのテラスから見たアイガー北壁です。
当初インターラーケン7連泊の予定を、変更してグリンデルワルト3泊、インターラーケン2泊、ヴェンゲン2泊にしたのは正解でした。 やっぱり山のすぐそばのホテルはいいね、と思ったのです。 駅員に「リージョナルパス・ベルナーオーバーラント」という乗り放題切符を買おうとしたところ、 女性駅員「ここでは売っていないので、(ベルン州にある)マイリンゲン駅で買ってください。(ルツェルン~マイリンゲンはパスの有効区間には入っているので)そこまでの切符代はマイリンゲン駅でパスの代金と差し引く形で戻します。」 私・・・「へぇ~、ここで売っていないとは」と思ったのですが、余計な分を戻してくれるならいいかと思ったのです。 気の利く駅員はパス購入時に23.4CHF払い戻しの旨を切符の紙に書いて署名して渡してくれました。 インターラーケン行きの列車に乗りこみます。 自転車乗りには天国のような列車です。 単線ながらローカル線のようにのろのろという感じではなく、新幹線のように速すぎるわけでもなく、ちょうどいい感じ。 13年前はバスの旅で、今回は同じところを列車で行きますが、雪をかぶった山が呼んでいるかのようです。 列車が徐々に高度を上げ、スイスらしい光景が広がります。 ここで事件発生です。 列車の中にジャケットを忘れていました! 駅員さんに伝えると、インターラーケン・オスト駅で申し出てくださいとのことでした。 ミスは重なるものでもう一つ、間違いがあったのです。 「リージョナルパス・ベルナーオーバーランド」8day`sとお願いしたのに、後で気づいて切符を見ると手にしているのは10day`sの切符でした! 340CHFと380CHFのお値段の違いの40CHFは5千円ほど。だいぶ経った後で気が付いても仕方ありません。 振り返ると、この切符はずいぶんお得で何倍もの価値がありましたので、十二分に元は取りましたし、楽しみましたので割り切ることに。 フリーパスの通用範囲を載せましたが小さすぎてさっぱり判らないでしょう。(先ほどのリンクページに通用範囲の案内が掲載されています。)右上がルツェルン、左上はベルン、中央部の2つの湖の間にあるのがインターラーケン、その下側がユングフラウ地域です。 1.ベルン~インターラーケン~ルツェルン間の鉄道 2.○で囲ったユングフラウ地域は登山電車・ロープウェイ等が集中する地域ですが、その大部分の乗り物。 3.それ以外のベルナーオーバーラント地域内の鉄道・ポストバス・湖の観光船など多数。 それらが全部、何度でも乗り放題です。 忘れ物のことは気を取り直して、一方10day`sの切符だったことは気づかないまま、 先ほど乗っていた列車から30分遅れで出発するローカル列車でインターラーケン・オスト駅に向かいます。 湖の向こうの端がインターラーケンです。 オスト=ドイツ語で東。英語のイーストとやはり似ています。 インターネットでスイス国鉄のサイトにアクセスして、忘れ物の登録をしてくださいと。 専用のサイトが書かれた名刺大の紙をいただきました。 ちゃんと後ろの方に乗りました。 後ろの方がグリンデルワルト行き、前のほうはラウターブルンネン行き、同じ列車が途中で分割されます。 白いユングフラウの山が遠方に姿を現しています。 インターラーケンは標高570ⅿ位、30分ほどでこれから向かうグリンデルワルトは標高約1,000ⅿです。 車内が急ににぎやかになり歓声が上がります。 カメラを抱えて立ち上がる乗客たち。 冒頭のテラスから写した写真です。 シングルルームで狭いながら、バスタブ付き!という快適なお部屋。
by ciao66
| 2016-06-06 07:02
| スイス旅行2016
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Comments(8)
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mamejiro19 at 2016-06-06 08:48
おお~。この景色をみられるなんて、最高の列車旅ですね!ホテルからの眺めも最高です。間近に見たら感動しそう~!詳しい切符の説明もありがとうございます^^。この辺りは基本的にはドイツ語なんでしょうか?看板など・・・?
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トムソーヤ
at 2016-06-06 18:00
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ciao66さん
無事に戻られて良かったですね。 アイガー北壁、テレビや映画で見ますが、本物をホテルの近くから見るとまた一段と迫力でしょね。 スイスはどこを取っても、絵葉書のように見えます。 次回も楽しみにしています。
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ciao66 at 2016-06-06 21:47
mamejiro19様、今回の旅はほとんどがドイツ語地域なのですが、ベルン付近からおおむね東側は全部ドイツ語がメインの地域です。今回の旅はほとんどがドイツ語地域ですが、フランス語地域はフランスに近い国土の30%くらいの地域でしょう。
1回だけ日帰りでフリブールというところへ行ってきました。独・仏両語の境界地域として有名なところで、そこは街の看板も両方でちゃんと書いてあります。もっとも、聞こえてくるのはフランス語ばかりでしたが・・・。
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ciao66 at 2016-06-06 21:55
トムソーヤ様、ちょっとしたミスはございましたが、それはいつものことで、想定範囲内?のこと・・・無事に帰りついてよかったです。
今回は思う存分山歩きができて、とっても幸いでした。毎回のように山の絵が登場しますが、どうぞ最後まで旅行記にお付き合いいただければ幸いです。
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cahieretstylo at 2016-06-07 22:30
すばらしい景色ですね!写真でも感動ですから
本物はもっとずっと迫力があるのでしょうね。 スイスらしい形の家が並んでいますね^^ 昔、スイスのお土産でこの家の形のオルゴールをもらったなぁと 思い出しました。
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Clearwater0606 at 2016-06-08 19:52
色鮮やかな光景ですね。素晴らしい。ホテルの所は緑なのに、お山には雪が残っているんですね。そのコントラストも素晴らしいです。
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ciao66 at 2016-06-08 21:24
cahieretstylo様、スイスの家は大きな屋根のシャレーといわれる形式の建物ですが、洋風のこの建物が意外にも日本の合掌造りにも似ているのではないかと思うのです。やはり山国の民家、切妻屋根が大きいのはそっくりでは?
この家の形が風景とよく合っていると思うのです。 鉄筋の四角い建物はたぶん禁止されていると思われ、グリンデルワルトでは駅前のホテルくらいしか見当たりませんでした。駅を少し離れればほとんどのホテルもシャレーです。
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ciao66 at 2016-06-08 21:27
Clearwater0606様、スイスの5月の魅力はまさにその辺りにあるようです。
下では春、山の上は雪の世界・・・対照的で、どちらもこの上なく美しかったです。
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