ここは、サンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会 S.Maria degli Angeli です。
ここは皇帝ディオクレティアヌスがA.D306年に建設した公衆浴場の遺跡でもあります。
ミケランジェロの設計で、古代の浴場の巨大遺跡の一部を、教会に改築したのです。
依頼者は時の教皇で、出来たのは1561年。改装前は廃墟同然の状態だったらしい。
写真は浴場のカーブを描く壁を活かした入口です。中に入りましょう。
教会としては、ほかとは少し変わった雰囲気でしょうか。同じようにも見えるし・・・。
柱は元の浴場のものを使っているらしい。
昔の姿はちょっと想像しにくいのですが、大きな空間です。
ここはテルミニ駅に近く、便利なところ。
駅に行く前に寄るのに都合がよく、ここに来るのは3度目です。
ここはなぜか、来る都度に印象が変わり、
あれっこんなのだった?と見飽きない、私好みの教会。
教会を出て振り返ります。(エントランスは赤い旗の後ろ辺り)
いかにも遺跡という感じの外観です。
テルミニ駅の周辺は雑然とした雰囲気で要注意地帯。
周りを慎重に確認しながら歩いて、今度は・・・
テルミニ駅が正面に見えるところに来ました。
門を入った、素敵なガーデンは、ローマ国立博物館の前庭です。
雑然とした雰囲気は、ここまで及ばず、全く別世界。
バラがちょうど咲いていて、糸杉といい調和です。
横を見ると、ディオクレティアヌスの浴場の一角で、今は博物館の一部分です。
(博物館そのものは、以前入場したので今回はお庭だけです)
並んでいるのは各地の遺跡から出土した墓石でしょうか。
吹く風が心地よい木陰の空間。
美しく修復された建物と古い墓石。
ちょっとリラックスできたところで、
列車の時間の30分前になり、お向かいのテルミニ駅へ。
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次回は、ペルージャへ向けて鉄道の旅です。続きをお楽しみに♪