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8. サンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会 と ローマ国立博物館の前庭 

ここは、サンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会 S.Maria degli Angeli です。
ここは皇帝ディオクレティアヌスがA.D306年に建設した公衆浴場の遺跡でもあります。
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ミケランジェロの設計で、古代の浴場の巨大遺跡の一部を、教会に改築したのです。
依頼者は時の教皇で、出来たのは1561年。改装前は廃墟同然の状態だったらしい。
写真は浴場のカーブを描く壁を活かした入口です。中に入りましょう。
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教会としては、ほかとは少し変わった雰囲気でしょうか。同じようにも見えるし・・・。
柱は元の浴場のものを使っているらしい。
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昔の姿はちょっと想像しにくいのですが、大きな空間です。
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ここはテルミニ駅に近く、便利なところ。
駅に行く前に寄るのに都合がよく、ここに来るのは3度目です。
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ここはなぜか、来る都度に印象が変わり、
あれっこんなのだった?と見飽きない、私好みの教会。
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教会を出て振り返ります。(エントランスは赤い旗の後ろ辺り)
いかにも遺跡という感じの外観です。
テルミニ駅の周辺は雑然とした雰囲気で要注意地帯。
周りを慎重に確認しながら歩いて、今度は・・・
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テルミニ駅が正面に見えるところに来ました。
門を入った、素敵なガーデンは、ローマ国立博物館の前庭です。
雑然とした雰囲気は、ここまで及ばず、全く別世界。
バラがちょうど咲いていて、糸杉といい調和です。
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横を見ると、ディオクレティアヌスの浴場の一角で、今は博物館の一部分です。
(博物館そのものは、以前入場したので今回はお庭だけです)
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並んでいるのは各地の遺跡から出土した墓石でしょうか。
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吹く風が心地よい木陰の空間。
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美しく修復された建物と古い墓石。
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ちょっとリラックスできたところで、
列車の時間の30分前になり、お向かいのテルミニ駅へ。
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次回は、ペルージャへ向けて鉄道の旅です。続きをお楽しみに♪
by ciao66 | 2014-06-14 21:03 | イタリアを歩く2014 | Comments(4)
Commented by ciaomami at 2014-06-14 22:10 x
ありがとうございます!!サンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会は絶対に行きたい教会♪
入口の写真は良く見かけるけど、内部だけじゃなく裏からも紹介して下さって
本当にありがとうございます♪血が騒ぎました!!
思っていた以上に大きな教会で、ますます訪れたくなりました~☆
Commented by ciao66 at 2014-06-14 22:31
有名な教会ですが、意外に日本語では(教会そのものの)情報は少なく、
帰国後に調べたら、意外なことが判りました。
床に斜めに走っているラインがあるのですが??と思ったら、なんと子午線だった!
英語版のwikiを調べてくれた、↓の記事がくわしく案内してくれます。
http://ameblo.jp/qop7272/entry-11742706214.html
Commented by cahieretstylo at 2014-06-15 21:50
A.D306年に作られた浴場をミケランジェロの時代に教会に改修したものを現代の私たちが見られる、というのはすごいですね。
カーブを利用した入り口がかっこいい!

それにしてもローマの浴場って大きくて豪華ですよね。
Commented by ciao66 at 2014-06-15 22:31
映画の「テルマエロマエ」で出ていましたが、昔のローマ人はお風呂好きだった。
日本人と同じくらいに!
キリスト教国家になってからローマではお風呂は衰退したのですが、
その遺跡が教会になっているというのは、歴史そのままですね!

お風呂の遺跡はもう一つカラカラ遺跡がありますが、ここは本当に遺跡状態です↓
http://ciao66.exblog.jp/1609521/
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