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「やまでら天台の道」を行くと面白い岩場が・・・

夏の終わりに修験道の道を歩いてみようと、山寺にやって来ました。
山寺の中でも静かな場所で「穴場」ともいえるところ、「やまでら天台の道」です。
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仙山線のトンネルを抜けると嬉しいことに晴れ、
山寺駅を降り、観光ルートを外れて、雰囲気のある石塔を見ながら歩いています。
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左手の仙山線の線路に沿ってしばらく行くと、
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千手観音の鳥居に到着。
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鳥居を振り返ります。
ここは警報機も無い歩行者専用踏切で、線路を「またいで」渡ったのでした。
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参道の花。
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千手観音本堂。
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ここは山寺開山の祖、円仁によって創建され、当時は山寺八院の一つであったらしく、
松尾芭蕉も訪ねたスポットだそうです。
説明はこの写真をご覧ください。
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もう一つ判りやすい地図を載せておきます。これから1番から6番まで順に回ります。
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山道に入り杉木立を登ります。
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途中で見かけたツリフネソウ。
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山道を登り詰めると、突如現れた異様な岩山です。
蜂の巣のような穴がいたるところに開いています。
ここは垂水霊域というところ、地図の1番です。
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迫力満点。近づきます。
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登れるような岩穴によじ登って入って外を見ました。
面白い所です。修験者が修行していた場所なのでしょう。
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巨大な岩の割れ目も有ります。
向こうから陽が射しているのが判りますでしょうか。
ここが垂水不動尊のようです。
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もう一つよじ登ってみました。下を写すと高そうですが大したことはありません。
登れるように岩が彫って有るのです。
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登った所から上を見上げます。
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アングルを少し変えて。
修験者の様子を想像。
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円仁の宿跡です。ここに籠ったのでしょう。
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ここは歴史的なとても興味深いところでしたが、
次は岩山ならではの展望スポット・・・「城岩七岩」です!(地図の2番)
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その一つである「弓張岩」の先まで行って見ると・・・
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こんな素晴らしい展望が開けています。
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視線を先に延ばすと奥羽山脈まで望まれました。
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「城岩七岩」の説明版。
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「楯岩」。
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「猿岩」。せっかく眺めがいいのでこの岩の上でお弁当にしました。
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先ほどの「弓張岩」の眺めとほとんど同じ。
仙山線の線路が綺麗なカーブで見えます。
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(お弁当中に電車は来ませんでした。)

岩の間をすり抜けて通り下山します。
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2時間少々でぐるっと一周しましたが、結局山道では、まったく誰にも会わずでした。

この後、立石寺の根本中堂には寄ったのですが、結構な数の観光客だったのです。
(布袋さんの写真だけ載せます。)
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今回は五大堂などには登りませんでした。
有名なそっちが見たいのに・・・という方は4年前の記事、
「冬の山寺 芭蕉の足跡を訪ねて」をどうぞご覧ください。
by ciao66 | 2011-08-27 20:25 | 東北あちこち | Comments(9)
Commented by トムソーヤ at 2011-08-28 10:24 x
山寺、やまでらのおしょさんは・・・、の山寺の事のようですね。ネットでチェックして、立石寺のことと知りました。このあたりは、どうも疎くて、間違っていたらご容赦を。
でも、いかにも山道を散歩する様が伝わっています。昔の仏教修行者と、修験者は、近しい関係だったのでしょうね。
冬の山寺、芭蕉の足跡を訪ねて、も拝見しました。
蝉の声も聞こえてきそうな夏の山道と、寒々とした冬の山寺、なかなかいい対比ですね。

Commented by ciao66 at 2011-08-28 17:37
毬(まり)はつきたし 毬はなし♪の山寺が何処のことか、
一説には福岡県の大生寺という説も有るようですが、http://plaza.rakuten.co.jp/cotton12/diary/201108240000/
ここはそれとはおそらく無関係と思われる山形の立石寺(=山寺)です。
「岸をめぐり岩を這て仏閣を拝し、佳景寂寞として心すみ行のみおぼゆ。」(おくの細道)
昔の山寺は今残っているよりずっと広大な領域であったようで
今回行った付近は昔の姿は失われた遺跡みたいなところでした。
Commented by Clearwater0606 at 2011-08-29 13:47
相変わらず、行動力にあふれていらっしゃいますね。素晴らしいです。山寺にもいろんな所があるもんですね。勉強になります。
Commented by ciao66 at 2011-08-29 19:17
少し涼しくなってきたので行動力?も少しは復活したかも知れません。
近場の隠れスポットをまた何処かで見つけられたら嬉しいなと思っています。
Commented by はなみずき at 2011-09-02 16:16 x
山寺周辺も奥が深いのですね。
緑が美しく眼下の集落の佇まいを見ると、
地震も津波の影響も無く幸せな日常が
感じられます。
 山寺の和尚さん・・そうですね。
私も東北に初めて来たときは、立石寺と
呼ばずに、山寺と言う事に驚きました。
Commented by 変愚院 at 2011-09-02 17:13 x
ご無沙汰しています。山寺の素晴らしい記事拝見しました。
さすが修験道の山だけあって、奇岩怪石がゴロゴロしていますね。
特に城壁のように見える「城岩七岩」は凄いです。一度訪ねてみたいと思いました。
Commented by 変愚院 at 2011-09-02 18:02 x
先ほどのコメント、最後のくだりは「もう一度このコースで山寺を訪ねてみたい」でした。
2001年5月15日に、友人らと山寺立石寺へ行きました。
この時は芭蕉像を見て百丈岩の下を通り、弥陀洞から舞台作りの五大堂で展望を楽しみ、830段の石段を登って奥ノ院にお参りしました。
しかし観光でいった感じは、「やまでら天台の道」とは全く違います。次に機会があれば、ぜひをこの道を歩いてみたいです。
Commented by ciao66 at 2011-09-02 19:23
はなみずき様、岩山の上から眼下の美しい集落を眺めながら食べたお弁当はいうことなしでした。
さて、「なぜ立石寺が山寺なのか?」私も気になっておりましたが、
立石寺が建立される前からこの付近は修行の霊場であったようで
そこは通称「山寺」といわれる所であったようです。
それが残っているのが今回行った場所のようです。
Commented by ciao66 at 2011-09-02 19:40
変愚院様、「奇岩怪石」はとても興味深かったです。
不思議な霊気も有った感じで、
観光客はおろかハイカーも無くその雰囲気を味わうのにはピッタリだったかも知れません。
当分穴場のままでいてほしいものだと思いますが・・・。
この付近は「裏山寺」とも言われているそうです。(ほとんど知る人なしですが)
 ところで、やはり霊場の岩場で面白いところは近県にも有って、
福島の「霊山」(りょうぜん)がそうですが、5年前に行きました。
http://ciao66.exblog.jp/3653221/  http://ciao66.exblog.jp/3653265/
「天狗の相撲場」とか、弘法大師が開けた岩孔?とか・・・・こちらも面白いです。
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