(2010年4月8日その4)
ここはゴッホが「夜のカフェテラス」という絵を100年以上前に描いた場所です。 ここも建物はやはり黄色で、ゴッホの絵のパネルの通りの雰囲気で残っています。 今もカフェとして営業しているのですが、夕方風が吹いて、 屋外は少し寒い感じでしたので、この閑散ぶりだったのでしょう。 名前は「カフェ・ヴァン・ゴッグ」(Cafe Van Gogh)。 「ゴッホ」はオランダ語、フランス語では同じ字を書いて、「ゴッグ」と読みます。 (ここは絵の時間に合わせて、この夜もう一度行きます。) 少し近づいて・・。 「夜のカフェテラス」の絵はこちら。 位置は地図の黄色マークのN0.2のところ、フォルム広場(Place du Forum)という場所です。 第5話のゴッホの下宿「黄色い家」はNo.1ラマルティーヌ広場のところ、 泊ったホテルミュゼはオレンジ色のところです。 アルルの主な見どころはこの地図の中にほとんど収まっていて、 どれも徒歩で近くなら数分、遠くても10分程度の近さ、 アルルは歩いて回るのにピッタリの観光しやすい街です。。 時間は少し戻り、ホテルにチェックインした3時前後。 ここはローヌ川の河岸、ホテルのすぐそば。ゴッホの「ローヌ川の星月夜」の絵の現場近くです。 ここも、絵の時間に合わせ、この夜再訪します。星は出ているでしょうか? ローマ時代の遺跡、コンスタンタンの浴場跡です。 ここもホテルのすぐそばですが、別の日に入場します。 ☆☆ホテル・ミュゼにチェックインしたのは午後3時ころ。ホテルの部屋の窓からの眺めです。 向こうに見えているのが、コンスタンタンの浴場跡。 ここは雰囲気の有る建物で、とてもいいホテルでした。別の機会に詳しく報告します。 三つも続けて「後ほど廻し」でしたが(汗)・・・お許しいただき、先へ進みます。 冒頭の写真に追い付きました。フォーラム広場、午後3時45分です。 歩いて数分後、別の広場に来ました。 オベリスクの立っているレピュブリック広場です。正面はアルル市役所。 この日は、ちょっと曇り空で画像はさえませんが、次の日は晴れて全く違う感じになります。 この道を通って、観光案内所〔i〕に行き、無料の市内地図を入手し、 ゴッホ歩きのパンフレットは1ユーロで買いました。 先ほどの地図はそのパンフレットのものを拝借。(黄色い大きなマークは私がつけたもの。) 〔i〕のそばにあったメリーゴーランドは移動遊園地のものです。 ホテルを出てから30分ほど経ちましたが、まだ午後4時10分。 次のゴッホのスポットは、案内標識にあるエスパス・ヴァン・ゴッグ(Espace Van Gogh)です。 (地図:No3) 旅はまだまだ続きます。 @@@@@@@@@@@ (ゴッホファンにお知らせです。・・・コメント欄に書きましたが、ここに再掲します。) NHKBShi の、シリーズ巨匠たちの肖像「炎の絆(きずな)・ゴッホ」という 昨日放送していた番組の再放送が有ります。 番組は、ゴッホの手紙(弟テオとの手紙のやり取り)をもとに、画家の生涯を再現ドラマにした 興味深いもので、なかではゴッホの名画の数々も登場しました。 5月11日(火)午後0:30~2:00 BShi 5月11日(火)午後8:00~9:30 BShi (同じもの) ついでに、NHKのページによる番組説明。 “炎の人”、ゴッホ。ゴッホと弟テオが取り交わした手紙の朗読によって、 ゴッホの生涯と類まれな兄弟愛のドラマを描く。 <朗読>市村正親(ゴッホ)、萩原聖人(テオ)
by ciao66
| 2010-05-05 18:30
| フランス紀行2010
|
Comments(13)
こんばんわ!
「夜のカフェテラス」という絵を100年以上前に描いた場所、う~ん、絵のサンプルが置いてあるところが憎いですね・・・ 私はホテル・ミュゼの部屋からの風景、街並の良い雰囲気が伝わっていい写真だな~と思いました。
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ciao66 at 2010-05-05 19:12
ゴッホの時代には、「夜のカフェテラス」は〝Cafe Van Gogh〟という名前であったはずは無く、
名前はゴッホにちなんで後から付けられたものでしょう。 ホテル・ミュゼの部屋からの風景写真は実は私も気に入っていて、 第6話のトップ写真にしようかなと思ったくらいなのですが・・。
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ciaomami
at 2010-05-05 22:11
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次回へ続く・・・えっ~~~続きが早く見たい!!ってまるで連続ドラマを見ているようですね^^
テーマのある旅って楽しそうですね!同じ景色を見る度にワクワクされたんだろうな~って私まで楽しくなってきます♪ 個人的にはコンスタンティヌス(同一人物ですよね?)の浴場跡に魅かれています ピンクの街灯は夜どんな光を放つのだろうと興味津々・・・写真あるのかなぁ?? 夜のカフェテラスで星が見れるのかも当然分かっていながら焦らしますね~ニクイ!^^
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トムソーヤ
at 2010-05-05 22:30
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前の方も書いていますが、続きが多くてじらせますね。
でも、ここまでテーマを持って、旅行されるのには、感心しうらやましくなります。 ちなみに、ゴッホとは関係ないですが、移動遊園地のメリーゴーランド、レトロでいい雰囲気ですね。 個人的には、この写真も好きです。
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ciao66 at 2010-05-05 22:38
ciaomami 様、連続ドラマは長編で、引っ張るわけではないのですが、
アルルのこの一日の出来事だけで、多分10話以上になりそうです。 ☆一日分の写真整理がやっと終了し、判明しました。・・・(汗)☆ ・・・ということで旅行記全体が終わるのは、夏は過ぎ去る頃かもしれません。 そうです、コンスタンティヌス大帝の浴場ですよ。 この皇帝は、ローマの遺跡ではもちろん多数登場しますし、 トルコ旅行ではコンスタンティノープル(今のイスタンブール)の開祖だったし、 私の旅でよく出会う(遺跡ですが・・)方なのです。 ピンクの街灯って何処?と思ったのです。さすがに観察が鋭いですね。 カフェも、ローヌ川ももちろん夜景有りますよ。 星有りか星無しか・・・?
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ciao66 at 2010-05-05 22:49
トムソーヤ様、今回は特に続きが多くて、じらしたようで申し訳ございません。
なにぶん、題名も「ペンギンの足跡」ということで、 今後も、ゆっくり足跡を辿る様に話は進んで行きます。 はや回りは、アヴィニョンだけ(笑)。 移動遊園地も興味を引きますが、この先、偶然出会ったアルルの「露店巡り」も有ります。 どんな風かどうぞお楽しみに。
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mamejiro19 at 2010-05-06 09:26
おはようございます!
確かに「ペンギンの足跡」とはぴったりの題名ですよね。 今更ながらですが、納得です^^。でもこんな風にゆっくり足跡をたどるのって いいですね。私も次回はこんな風にくわしくやってみたいです♪ カフェの夜の様子も早く見たいし、ホテルも詳しく知りたいです。 ホテルからの眺めがその感じ、いいですね~! やはり古い街並みに心ひかれます。
「夜のカフェテラス」のカフェ、本当に絵の通りの雰囲気でいいですね。
市役所前の広場も、メリーゴーランドもアルルの町の香りたっぷり。 ciao66さんのサイトは、鋭い観察眼を光らせながらも、のんびりと旅を楽しまれている感じが魅力です。 たくさんの写真の中から選りすぐった一枚を選び、無駄のない文章で、 読む者をあたかも一緒に旅しているような気持ちにさせてくれる… 書き殴りに近いBLOGが多い中で、じっくりと読む者を風景の中に引きこんでくれる そんな数少ないサイトです。 どうか、これまでと同じゆったりした流れで、ゆっくり楽しませてください。
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mamejiro19 at 2010-05-06 13:59
またまた来ました^^。フランス旅行記1位になってましたね♪
おめでとうございます!すごい~。
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ciao66 at 2010-05-06 21:45
mamejiro19様、「ペンギンの足跡」の題名は、ペンギンの歩くのが2本足で人間そっくりなので、可愛いのと、
自分の旅や散歩のようすを、足跡のようにじっくり記録してみる、という単純な話だったのです。 自分の人生の足跡、とまでは大げさではなく、もう少し気軽に散歩の記録、という感じですが・・。 <カフェの夜の様子も早く見たいし、ホテルも・・ じゃーん!お待たせしました。 じらすな~、というお声が多いので、 次回は予定変更して、「夜のカフェテラス」続編に行きます。 その次は、泊りましたhotel du musee編、と続き、 アルルの病院の中庭(Espace Van Gogh)は後廻しにし、 街の路地歩き編、円形闘技場編、・・・とまだまだ続きます。 日本ブログ村のフランス旅行記1位は、ご声援を頂きましたお陰です。バナーのクリックどうも有り難うございます。
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はなみずき
at 2010-05-06 22:15
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ぺんぎんさん
トルコ旅行記もイタリア旅行記も素晴らしく、 楽しませていただきましたが、今回の旅行記の 手法は、また楽し・・・舞台良し、台本良し、 写真は綺麗で、ナレーションもなかなか・・・ いいドラマを見ている様です。 ゴッホの絵がますます好きになりました。
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ciao66 at 2010-05-06 22:36
変愚院様、あたかも一緒に旅しているような気持ちに、と仰っていただき、書き手冥利に尽きます。
また、過分なお褒めの言葉を頂戴し、有難うございます。 写真はなるべく美しく、文章はなるべくわかりやすく、と思うのですが、まだ精進が足りないかもしれません。 まぁ、でも精進ばかりでは疲れますし、結局はマイペースで行くしか無く、 変愚院様の仰るように、同じゆったりした流れで、 ゆっくり進む方針は変えず(或いはさらにゆっくり?)進みたいと思います。 どうぞよろしくお願いいたします。
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ciao66 at 2010-05-06 22:48
はなみずき様、旅行記をお楽しみいただいているとのこと、
作者としてはとても嬉しいです。 好きなことをしていますので、いいのですが、 時々、目が疲れたり肩が凝ったり、 ゴッホについて書き出すと止まらないのは、 イタリアの街や遺跡のことを書いていた時と似たような感じです。 ゴッホの絵は、色彩が美しく、真に迫って魂に響く感じがして、飽きることが有りません。 今回の旅では、まだ見たことの無かった絵もたくさん有ることが判り、 まだまだ奥が深いなと思いました。
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