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第61話:ミラノのトラムは面白い。

2009年5月2日(その5)
午後6時15分、スフルツェスコ城の前で出発を待つトラムです。
トラムのこちら側には出入口は無く、進行方向右側にだけ有るのです。(左方向に進行。)
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車内に入りました。誰もいません。ここが始発のようです。
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一度降りて、右側を写します。
運転手さんにミラノ中央駅まで行くのか尋ねると、そうだ、というのでもう一度乗りこみます。
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6時19分、出発しました。
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6分後、終点で降りました。乗って来たミラノ市電4901号の運転手さんです。
「駅に行くにはここで乗り換え、2番のトラムに乗って」と、
英語だったかイタリア語だったか忘れましたが、多分英語で案内してくれました。
おまけに、わざわざ電車を降りて、「そこの角を左へ曲がって」と、道案内。とっても親切です。
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ここが、何という場所か判らないのですが、とにかく乗り換え。
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今度はトラム2番線に乗るのです。先ほどのもレトロでしたが、さらにレトロな電車1809号です。
こういう古い車両を大事に使っているのもいいですね。
でもこの電車は反対方向のもの。
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同じ1809号の左側。右側と左側で雰囲気が違うのが面白いです。
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ミラノ市電1757番が来ました。色が少し違い淡いオレンジ色です。
車両の雰囲気はさらにレトロです。
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車内の様子です。お二人こちらに向かって歩いています。
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街の景色を眺めらがら、移動できるのはトラムならでは。
地下鉄よりは遥かに面白いのです。
車両は車と同じ右側通行。
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地元の方の普段の雰囲気も、トラムのリズムに合わせて、気のせいかのんびりした感じです。
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レトロな車内灯。
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先ほどのお二人はお話し中。
今時珍しい、木枠の窓です。
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これからの写真は、乗っている1809号の最後部から写しています。
何やら城門を通過しました。面白いです。
そして、うしろからトラム1番線の1737号が追いかけて来ました。これも、面白い!
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カーブを曲がって、1737号は後からずっと追いかけて来ます。
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停留所で降りる乗客が運転手となにやらお話の様子。
このあと、1737号は別のルートに行ってしまいました。
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暫くすると1809号は「専用軌道」の草の上を走ります。これも面白い。
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途中の停留所で、小犬が乗ってきました。
犬が乗っても、まったく違和感なし。周りも自然に受け入れている様子。乗車OKなのでしょう。
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犬の飼い主です。犬を写したついでに、写させてもらいました(笑)。
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15分ほど乗って、ミラノ中央駅の停留所に到着。でも、ここが終点では無かったようで、降りた人は数名。
乗っていた1737号の後ろ姿です。後ろ姿も素敵ですね。
ここまで、乗り換え時間も入れて30分少々、トラム好きにはとても興味深い旅でした。
降りてからお電話をしている、行儀のいいイタリア人と思ったら、先ほど目の前にいたご婦人でした。
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4726号が目の前を通過、また違うスタイルです。
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トラムの停留所はミラノ中央駅の西側、正面に向かって左手に有ります。

駅の方に歩いて行くとまた面白いものを発見!
グリーンベルトの中を湾曲した線路が続いています。
線路をたどって歩いて行くと、
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この線路は、「トラムの方向転換のためのループ線」だったのでしょう。
使い道は、ぐるっと廻って運転台を今度の進行方向に向ける。
日本の市内電車は普通、前後両方に運転台が有りますので、このようなループ線は必要が無いのです。
ここではループ線が有るので、運転台は片側だけ、出入り口は右側だけ、というわけですね。
日本に帰ってから、そういうことだったのかと気づきました。もうちょっと良く見ておけばよかった(笑)。
(左手にミラノ中央駅が見えます。)
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午後7時、駅のそばに有るPanzeraというお店に入りました。
Bar Pizzeria Ristrante・・・色々書いてありますが「バール、ピザ屋、レストランどれが本当?」
まぁ何でもどうぞ、ということなのでしょう。
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壁にミラノの古い写真がいっぱい有り、面白いので眺めていました。
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食べたのはお米の入ったミネストローネ。
お米が懐かしい、と思って頼んだのです。お味はgoodでした。
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おまけの写真は次の日のホテルの朝食です。
一番お安い部屋に泊まっても朝食はみ~んな同じ(笑)。
この旅行で一番いい朝食でした。
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次回はミラノのドゥオーモ編です。

by ciao66 | 2009-08-18 06:22 | イタリア旅行2009 | Comments(6)
Commented by ciaomami at 2009-08-18 09:28 x
ミラノに行ったらトラムに乗ってみたい!って思わせるほど、素敵に描かれた記事ですね
外の景色を眺めながら走れるトラムは乗りこなせれば便利で本当に楽しいと思います
でも路線がイマイチ分かり辛いんですよねぇ~乗りこなすのが難しい(><)
Commented by はなみずき at 2009-08-18 11:59 x
私も、トラムに乗って市街を楽しんでいる様な気持ちにさせて
もらえたミラノ編です。
レトロな木枠の窓、車内灯、乗ってみたいですね~。
ただ何処にいっても、一番はらはらドキドキが乗り物に
乗るときです。言葉の壁、方向音痴等・・・
電車のターンはサンフランシスコのケーブルカーを思い
出しました。
Commented by ciao66 at 2009-08-18 18:54
ciaomamiさん>無事に辿り着けてラッキーでした(笑)。
前に行ったローマでも謎でしたし、ミラノでも結局どこを走っていたのか、未だに判りません。
地図にトラムの路線図が書いて有ればよく判るのですが、そんなものは有るのかどうかもよく判らず・・・。
結局、運転手に聞くのが一番なのでしょうか。

Commented by ciao66 at 2009-08-18 19:20
はなみずきさん>何時のものか、気になって調べましたら、ミラノの古い電車はなんと、1928年と1930年に製造されたものだそうです。
1503番から2000番までがその年代の古い電車で、それより番号が大きいのはそれより後。
80年前のものだったとは、とても感激ものですね。
デザインも外観・内装ともに素敵で気に入りました。
サンフランシスコのケーブルカーは人間がターンテーブルを回すんですね。方向転換もさまざまで面白いですね。
Commented by mamejiro19 at 2009-08-19 16:10 x
1000番台のトラムは、長崎の街を走る電車に前から見た形がそっくり
です!だいぶ短いし、色も違いますが、こんなレトロな感じです。
木枠ではありませんが・・・。(昔は木枠だったかも^^)
真似したんでしょうか^^?かわいいですね!長崎に来られたらぜひ乗っ
てください^^。

ミネストローネとパンにワイン、おいしそう~!
Commented by ciao66 at 2009-08-19 19:17
長崎にも市内電車が走っていたんですね。
調べてみますと、何と明治生まれの現役電車が有るでは有りませんか!
160型は1911年(明治44年製)ということはもうすぐ100歳!
http://www.naga-den.com/sharyou/sharyo_main.html
そして、昭和27年生まれの仙台市電も長崎に引っ越しして活躍している!
きっと古いものを大事にするいい街なんでしょう。
いつか長崎に行ってみたいですね。
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