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第52話:エルベ広場はもともと八百屋の広場だった

2009年5月1日(その5)
ヴェローナのエルベ広場(Piazza delle Erbe ピアッツァ・デッレ・エルベ)です。
エルベ(Erbe)はイタリア語で野菜を意味するerbaが語尾変化したもの。
ここは名前のとおり庶民的な広場で、露店が並んでます。地図はここ
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周りにはフレスコ画の壁の建物も有り、
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広場では野菜以外の雑貨も売っています。
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疲れたのでバールで一休み。
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快適そうなテラス席ですが、ちょっと煙草がスモーキー。
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中の方が落ち着きました。
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八百屋さん、有りました。トマト2個買おうとしますが、・・・
一つ目のお店ではkg単位でないと売ってくれません。商売っ気無しのお店。
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でも、この人のお店ではトマト2個でもオッケーで、「おまけ」は写真のポーズでした。
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となりのシニョーリ広場(Piazza dei Signori)に来ました。ここは行政関係の中心地です。
正面右手はカングランデ館というスカラ家の館、現在はヴェローナ県の県庁舎です。
狭間の形が、MMMMとなっていて、4分の一円の連続のヴェッキオ城と微妙に違います。
どちらも「皇帝派」のマークのバリエーションなのでしょうか。「教皇派」は凸凸凸凸の形なのです。
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広場の中央は、↑ダンテの銅像。神曲を書いたダンテは皇帝派だったのでイタリア各地を転々として、ここに亡命した。そういえばラヴェンナにお墓が有りましたね。

スカラ家の廟です。うしろの建物は裁判所。
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近くの公園で一休み。
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枝の付いたトマトでした。
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次回はランベルティの塔に登ります。

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ちょっと脱線して、おまけはイタリア語のお勉強です。

イタリア語で「ミスター」はsignore(スィニョーレ)。「ミセス」はsignora(スィニョーラ)。
「ミス」はsignorina(スィニョリーナ)。

イタリアでは「Ladies and gentlemen!」と言うかわりに、
「Signore e signori!」(スィニョーレ・エ・スィニョーリ!)と言う。
ややこしいことに、このスィニョーレは男(単数)では無く女性のsignoraの複数形です。
男性の複数はsignori。・・・あぁ紛らわしい。頭痛くなるのでもうやめましょう(笑)。

そして、スィニョーリ(signori)広場ですが、旦那さん広場??・・・ちょっと違うかもしれません。
Signoreは大文字だと「主」とか「神」という意味もあるので、「領主広場」?
領主は一人でしょうから、Signoriは複数形で領主一族??・・・ちょっと謎です。

by ciao66 | 2009-08-02 10:25 | イタリア旅行2009 | Comments(4)
Commented by はなみずき at 2009-08-02 19:15 x
こんな広場に立ち寄ってみたいですね~。
イタリアと言えばトマト!右側の細長いトマトは水煮缶でしか
お目にかかった事がありません。
 ここの広場にダンテの銅像があるのですね」。
ロダンの作品「地獄の門」をみる機会があったので、
身近に感じました。ロダンは仏語訳の「神曲」を
持ち歩くほどのダンテ・ファンだった様です。
Commented by ciao66 at 2009-08-02 20:03
7年前にエルベ広場で、やはりトマトを買ったのです。いつも買物はトマト(笑)。
パックツアーのちょっとした自由行動時間でした。
イタリアはトマト料理が確かに多いですね。
「地獄の門」は恐ろしげ。『神曲』地獄篇第3歌に登場する地獄への入口の門のようですが、潜りたくありません。
パリのロダン美術館のサイトhttp://www.musee-rodin.fr/をちょっと覗いてみましたら、
知らない素敵な作品も多数ありました。
Commented by ciaomami at 2009-08-02 22:08 x
色々コメントがあったのですが。。。「領主一族」で吹き出してしまって、全てが吹っ飛んでしまいました^^;
イタリア語は考えると謎が深まり、「考えるのや~めた!」ってなりますね^^
や~めた!ってなるまでの過程は楽しいのでイタリア語の勉強は止められません♪

Commented by ciao66 at 2009-08-02 22:22
「全てが吹っ飛んでしまいました^^;」のコメントには大笑いです。
謎は以前残ったままですが・・・・。
イタリア語の語尾変化は音で聞いて感覚でいかないと、理屈で覚えるのは無理みたいですね。

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