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第10話(ピサ:カンポサントの壁画は迫力満点だった)


2009年4月26日(その3)
ピサのカンポサント(camposanto)とは墓地のことです。もっと詩的に「聖なる野」という言葉も有るようで、この方がぴったり来ます。campo=田園、santo=聖なる、というわけですね。
一般の市民が入っているので墓地という名前なのでしょうが、ここは墓地というよりも美術館のよう、と書いている方が有るくらい、立派なモニュメントで驚きです。
 もうひとつの、ここの驚きは、「死の凱旋」Trinfo della Morteというこの壁画です。
このフレスコ画については後ほど詳しくまた出て来ます。
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この天井の高さ、何mか判りませんが、建物大きさが画面からもお分かり頂けるでしょう。
大理石の壁に、木組みの天井という組み合わせ。
右側では壁画の修復作業が行われているようです。
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というのは、第2次大戦でピサは空襲に遭い、この建物は壊滅状態になってしまったからなのです。
その時の写真がコレ。上とほど同じアングルです。壁画も当然バラバラになったのです・・・
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こんな感じで根気よく修復中。
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目を下に転じると、お墓がびっしり、さまざまなデザインで埋まっています。だから、墓地なんですね。
中にはちょっと恐ろしげな「どくろ」のデザインの墓も有ります。
ヨーロッパでは教会の床にこのように墓が有るのはごく普通では有りますが、
慣れないと、始めは「踏んじゃっていいの」と感じるものです。
でも大丈夫なんですね、床でもありますので。
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中庭に咲くバラの花。
ここの土は、あのゴルゴダの丘の土だそうです。
キリストが処刑にされた場所ですね。
「海洋国家ピサ」でしたから船はいっぱい有ったでしょうから・・・
わざわざそこから船で運んできたと言うわけでしょう。
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さて、建物の説明はこれくらいにして、壁画を見ましょう。
これは何の絵でしょう?ちょっと判りませんが迫力有ります。
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これは判ります。「死の凱旋」Trinfo della Morte。有名なフレスコ画です。
「死の凱旋」という名前、ペストなどで身分などに関係なく、ある日突然に訪れる死、がテーマのようです。
中世の無常感を反映しているとか。
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「死の凱旋」の右上部分をクローズアップ。
画面右には天使に抱かれた人々、
画面左は、天使が槍を持って悪魔退治し、天使と悪魔が人を奪い合っています。
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そして、蛇にかまれたり、巻きつかれたり・・・とても恐ろしいですね。
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一心に祈る人々。
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そして、これを見上げる人々・・・・ここは迫力満点でした。
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カンポサントの切符ですが、、「切符間違えました」(By mistake・・・△■×〇△■〇)、と切符売場の女性係員にお願いしたら、(自分でも何と言ったか覚えていません)
親切にも、切符の裏にcattedrale no, camposanto si と書いてくれ、(si=yesです。)
camposantoに電話までしてくれました。 
これで無事見ることが出来たので良かったのです。

残った謎・・・取り消ししたドゥオーモの切符って何だったのでしょう。みんな自由に切符なしでドゥオーモを見ていましたが、その後ミサで見れなくなり、結局良く判りませんでした。
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・・・次回は「ピサの街歩き」編です。・・・

by ciao66 | 2009-05-19 19:35 | イタリア旅行2009 | Comments(4)
Commented by ciaomami at 2009-05-20 19:03 x
こんばんは。すごく勉強されてから観光されたんだなぁ~と感心してしまいます。
中庭の土が「ゴルゴダの丘の土」と知ってて眺めると見え方も違ってきますよねっ!?
「死の凱旋」って有名な絵なんですねっ!「天使が槍を持って悪魔退治し、天使と悪魔が人を奪い合っています」と解説がなければ、何が描かれているのか全く理解出来ませんでした。事前学習は観光を何倍にも楽しいものにしてくれるんですね♪楽しんで眺めているciao66さんがうかがえました^^
Commented by ciao66 at 2009-05-20 20:10
「ゴルゴダの丘の土」は芝生で覆われており、どんな色・形の土か良く判らなかったのです。それで、キリストとゴルゴダに思い入れの無い者にとっては、いわば「猫に小判」状態でした(笑)。
むしろ、そのようなものを、遠くからわざわざ運んできた、当時のピサの経済力の凄さに感心が行ってしまったのです。
 旅行準備の調べ物は、あれこれと3か月くらいしたのですが、ネットの旅行記多数の他、ガイド本では「地球の歩き方」のほか、JTBの「街物語」、「ミラノから行く北イタリアの街 」を何度も見ました。
本もあれこれ読んだのですが、一番良かったのは、やはり「シエナ―夢見るゴシック都市」と「迷宮都市ヴェネツィアを歩く」でした。
Commented by ひろし at 2009-05-20 22:12 x
camposanto・「聖なる野」解説していただくと、なるほど思えます。
しかし第二次世界大戦で空襲にあい、修復作業が現在も行なわれているとは・・・
根気良く、もしかしたら一生を掛けて作業を行なっている人もいそうな感じですね?
Commented by ciao66 at 2009-05-21 05:31
文化財の修復作業はイタリア各地で熱心に行われていて、その修復技術も相当なレベルに有るようです。爆撃でバラバラになったかけらや、以前に模写されていた絵などを材料に根気よく行われているのでしょう。
 意外なところで、イタリア人でTVタレントのジローラモさん、ご本人の話では、イタリアで修復技術を勉強し、それがもともと本業のようですよ。
 ところで、「聖なる野」という言葉は帰国後、調べていて判り、なるほどと、気に入りました。
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